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映画『千年医師物語~ペルシアの彼方へ~』感想:★★★☆☆

2015.11.07 Sat

京都ヒストリカ国際映画祭
(画像は第7回京都ヒストリカ国際映画祭公式サイトより)


 京都ヒストリカ国際映画祭個人的ラストは『千年医師物語』。こちらは来年の春に日本でも公開の予定があるそうな。
 ちなみに、近世以前のヨーロッパでは、外科医は理髪師と呼ばれ、内科医とは大きく区別されていたことを頭に入れておくと、宜しいかと。理髪師と医師との間には、越えられない壁があるのが本来なのだが、そこら辺はこの映画では完全にスルーされている。


 11世紀初頭、イングランドの片田舎で映画は幕を開ける。貧しい少年ロブ・コール(トム・ペイン)は母親と幼い兄弟のために、必死に炭鉱で働いていた。そんなある日、母親が「脇腹の病」で苦しみ始める。
 丁度町を訪れていた理髪師(ステラン・スカルスガルド)に助けを求めるロブであったが、彼からの答えは冷たかった。脇腹の病は不治の、致死率100%の病なのだ。
 母親を失い兄弟離散となったロブは、理髪師に強引に付いていく。時と共にロブは理髪師に認められ、彼の弟子とも息子とも呼べる存在になって行くが、しかし未だ脇腹の病は不治のままであった。
 ある日その理髪師が治せぬ病を、ユダヤ人医師が治癒する様を目撃する。母親を殺した脇腹の病の治療法を求めるロブは、彼が医学を学んだという遠い異国ペルシアのイスファハン、世界最高の医師と呼ばれたイブン・シーナ(ベン・キングズレー)に弟子入りするべく、国も宗教も捨て、遠い旅に出るのだった。
 そしてその旅の途中、裕福なスペイン人女性レベッカ(エマ・リグビー)と出会い、淡い恋を経験するのだが……。








 ザ・ファンタジー!って感じで、個人的には結構好きである。ただ、ペルシアに辿り着いても英語、ドーバー海峡を越えたら即砂漠、なんて展開はもうちょっとこう何とか。
 医学関係の設定には結構言いたいことはあるのだが、ロブの成長物語として見るとかなり真っ当で、映画としてはかなり王道。恋も友情も、師弟愛もあるしね。
 2時間半と、ちょっと長いのだが、その長さが気にならない程度には面白い。


 ちなみにこの映画、原作がある。日本ではイマイチ売れなかったが、ヨーロッパやアメリカでは売れに売れまくり、特にドイツでは大ヒットだったそうな。
 そんな訳で、この映画はドイツ制作である。全編英語なのは、世界展開を視野に入れているからとのこと。

ペルシアの彼方へ〈上〉―千年医師物語1 (角川文庫) ペルシアの彼方へ〈下〉―千年医師物語1 (角川文庫)
シャーマンの教え〈上〉―千年医師物語2 (角川文庫) シャーマンの教え〈下〉―千年医師物語2 (角川文庫) 未来への扉―千年医師物語〈3〉 (角川文庫)


 見ての通り、三部作。なので映画も人気が出れば三部作になる……のかも?

覚え書き(本に纏わるあれこれ):映画感想
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


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