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日本ドラマ『ST 警視庁科学特捜班』感想:★★★★☆

2015.08.26 Wed

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 全力でB級を貫く姿を愛したい。戦隊モノみたいに、それぞれに専用カラーがあるとか、もうある意味徹底している。
 2014年の連続ドラマ『ST 赤と白の捜査ファイル』に先だって単発で放送された二時間ドラマ。

 STとは、Scientific Taskforce(警視庁科学特捜班)の略称。優秀な科学者たちを集めて科捜研内に新設された部署――のはずだが、設立して二年、一度も事件を解決していない。
 その尖った優秀さと同じくらいに尖った個性のせいで、彼らは警察内での問題児であった。そんなSTの統括官として新たに任命されたのは、キャリア組の百合根友久(岡田将生)。……体の良い左遷の匂いがする。

 百合根警部が任命されてから一週間後。日本初の無差別発砲事件が起こる。この捜査に久しぶりに呼ばれたのが、STであった。
 だがSTを率いるリーダーである法医学者・赤城左門(藤原竜也)は、会議の場にも出て来ず自宅に居た。当然その態度に、他の捜査官からは不満が噴出する。
 実は赤城は、過去のある事件のせいで人間不信になり、結果、引き籠もりになってしまったのであった。

 リーダー以外もメンバーは問題だらけである。
 青山翔(志田未来)はアメリカの大学を飛び級で卒業した天才であり、専門はプロファイル。だが極度の秩序恐怖症であり、整理整頓されている環境に遭遇すると取り乱す。
 結城翠(芦名星)は物理学者。異様に聴覚が発達しており、千里耳な上に話者の嘘をも見抜く異能の持ち主である。が、閉所恐怖症を拗らせた結果、服装が超開放的。だが束縛されることを嫌うが故に彼氏も作れず、未だに経験は無い。
 黒崎勇治(窪田正孝)はST唯一の肉体派。専門は化学。異常に鼻が効き、現場に残された臭いから化学物質を特定することすら可能である。負け知らずの肉体派だが、先端恐怖症。尖った鉛筆すら許せない。先端恐怖症が悪化した結果、人間の言葉にすら棘を感じるようになってしまい、会話すらままならなくなってしまった。唯一の例外は山吹である。
 黒崎とコンビを組むのが山吹才蔵(三宅弘城)。黒崎の言葉を皆に伝える役割である。化学担当。寝るとそのまま死んでしまうのではないかという恐怖に囚われており、いっそ眠らずにいればいいとの極論に達した。それを実行するために昼間はST、夜は僧侶として働いている。







 無差別発砲事件の現場に赴いた青山は、居心地の悪さを感じた。ここには秩序がある。これは無差別殺人ではないと見立てたSTの面々は、百合根を連れて捜査へと出かける。
 だが先の捜査会議での挙動が問題視されたSTは、池田管理官(林遣都)により捜査で得られた情報から遮断されてしまう。
 捜査会議に疑心暗鬼が立ちこめる中、新たに猟奇殺人が起こる。管理官は先日の無差別発砲事件とは別件だと見るが、STは同一犯人だと見立てる。
 両者の対立が最高潮に達する中、第三の事件が発覚する。


 秩序恐怖症の青山を集中させてあげるためにみんなで紙ゴミを撒き散らしたり、出て行ってはいけないタイミングで閉所恐怖症を爆発させて暴れる翠、殴り合いの最中で相手が取り出した刃物に先端恐怖症故に激怒する黒崎など、視聴者が期待する内容を裏切らずにやってくれるその姿が素敵。
 空気の読めない彼らと、必死にその隙間を埋めようと足掻く百合根の姿も滑稽で、そして少し切ない。その百合根にも実は抱えている病があるなんて設定が、ありきたりだがそれが良いのだ。
 STのメンバーにも一般の捜査員たちにも、犯人にすら言い分があり真の悪人はいないというのが、いかにも王道でいかにもB級で、だからこそ愛おしい。



覚え書き(本以外のあれこれ):国内ドラマ
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


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