RSS|archives|admin


<<秋は何処に消えた?:購入履歴・新本編7 | ホーム | 『植物(書物の王国・5)』感想:★★☆☆☆>>

スポンサーサイト

--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


Category:スポンサー広告 | Comment(-) | Trackback(-) | top↑ |

Konozamaされる覚悟はできていた:購入履歴・新本編6

2011.10.01 Sat

 ので別に良いのだが、やっぱり発売日には届かなかったよ『時間はだれも待ってくれない』。発売日の朝9時にメールが来たので、ちょっと期待しちゃったけどね!
 今回はゆうメールだったので、ポストに超絶に立体的な状態でブチ込まれていた。
 ……ねぇ、Amazonさん、この無駄に大きい箱みたいな袋みたいな梱包やめようよ。日本のポストはそんなに大きくないよ。


時間はだれも待ってくれない



 『時間はだれも待ってくれない』は「東欧」、具体的にはオーストリア、ルーマニア、ベラルーシ、チェコ、スロヴァキア、ポーランド、旧東ドイツ、ハンガリー、ラトヴィア、セルビアの10ヵ国の計12作品を収録している。
 旧東ドイツはソ連との縁があるからまだ分かるとして、オーストリアってなんぞ……と思い、本書に多大な貢献をしたらしい沼野充義の手による解説を読んだところ、東欧が西欧と区分されるようになったのはソ連以前、十八世紀末に成立したものであり、ハプスブルク帝国の存在が大きかったのだとか。
 ハプスブルク家が長年イスラム教国であったオスマン帝国に悩まされた末に、帝国の勢力が衰え、彼らの支配地域を取り込むとともにその文化をも吸収したことを思えば、オーストリアは確かに西欧の終わりの地なのかもしれない。ドイツもね。

 「東欧とは何か?」との問いには未だに決着がついてはいない。東欧なる呼び名が相応しいのかどうかも分からない。
 「東欧という言葉やカテゴライズを否定するのではなくて、むしろ文化的なブランド・ネームとして誇ってほしい(p.11)」と本書編者である高野史緒は言うが、そんなことは部外者、特に複数の国境問題を抱えながらも海という分かりやすい境界線を持ち、他国から文化や言語を押しつけられて涙したことのない幸福な現代日本人には言って欲しくないだろうよ、と思いました まる


 「東欧」地域のアンソロジーとしては、徳永康元による『現代東欧幻想小説(1971年)』、深見弾の『東欧SF傑作集(1980年)』、沼野充義『東欧怪談集(1995年)』がある。
 本書『時間はだれも待ってくれない』は、そのサブタイトル「21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集」が示すとおり、1980年の『東欧SF傑作集』の跡を継ぐ存在である。
 ちなみに本書にも関係している沼野充義は、『東欧怪談集』を編纂しただけではなく、『東欧SF傑作集』で一部翻訳を担当したのだそうな。
 彼は『現代東欧幻想小説』の読者であり、その時に受けた衝撃が『東欧怪談集』を生んだのだと言っている。
 本書の読者から、新たな専門家が生まれることを祈っている。「東欧」文学にはまだまだ発掘されていない良作が埋まっていそうだからね。



関連記事:
『時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』感想:★★★☆☆
『東欧怪談集』感想:★★★★★
『現代東欧幻想小説』感想:★★★★★

テーマ別:東欧|作者別:アンソロジー
その他は右カラムのカテゴリから選択してください。










 今回並べた中で、未読なのは『東欧SF傑作集』だけだった。だけ、って言っても4つしか本のタイトル挙がってないけど。
 同じ編者による『ロシア・ソビエトSF傑作集』も一緒に探してみようかな。どちらも上下に分かれていてヘビーそうなのがちょっとネック。そして私はSFしてるSFは苦手なんだよなぁ。
Theme:この本買いました | Genre:本・雑誌 |
Category:積ん読記録 | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |
<<秋は何処に消えた?:購入履歴・新本編7 | ホーム | 『植物(書物の王国・5)』感想:★★☆☆☆>>
name
title
mail
url

[ ]
Trackback URL
http://kkkate.blog.fc2.com/tb.php/78-f76702c6