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『わたしの外国語学習法』感想:★★★☆☆

2014.10.05 Sun


わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

ロンブ カトー 筑摩書房 2000-03
売り上げランキング : 15114
by ヨメレバ


 作者のロンブ・カトーは、16もの言語を身に付けた外国語学習のエキスパート。その彼女が「先生」ではなく「生徒」の立場で、今までの自分の学習法を振り返り、他の人にも参考にして貰うべく書いたのがこの一冊。
 その中には日本語も含まれており、そのため偶に日本語の話も登場する。
 末尾で第二次大戦に敗戦後、日本人の中に日本語を捨てようと言い出す者が現れたことに関してまるで「腹切り」と比喩しているのに一瞬隔世の感を覚えたが、しかし、幼児の頃から英語漬けにするのを是とする現在もまた同じ状況のようにも思える。







 一週間で10から12時間の学習時間が必要だと説かれると、非常に耳が痛い。
 が、今でも流行っている「単語は母国語を介すこと無く、その意味を抽象的に覚えるべき」論からは距離を置いているあたりは、個人的に安心する。
 もう大人になってしまった以上、既に構築した母国語での言語世界を使って最初は外国語の単語を覚え、それがある数を越えた時点で次元が転換し、外国語の単語たちはそれら単独で言語世界を形成させることを目指す方が良いのではないかと私は思うのだが、実際のところはどうなんですかね。

 「あるある」「ねーよ」と時に頷き、時に首を傾げながら読む本書は、本書が通り抜けてきた時間の重さにも負けずに、今でも面白かった。
 (1981年に創樹社から出版された。ちくま学芸文庫入りは2000年)




 米原万里の『不実な美女か貞淑な醜女か』を読み終わったので、同作者の他のエッセイを買いに近所の本屋に向かったものの、例によって無かった。が、代わりに米原万里翻訳のこの本が棚に刺さっていたので買ってみた次第。
 けれど一番面白かったのは、創樹社から版権を引き上げることを宣言する翻訳者あとがきだったりする。


ジャンル別:語学|レーベル別:ちくま学芸文庫
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


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Theme:書評 | Genre:本・雑誌 |
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