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映画『テルマエ・ロマエⅡ』感想:★★★★☆

2014.05.22 Thu

『テルマエ・ロマエⅡ』


 前作の『テルマエ・ロマエ』が面白かったので、続編である『テルマエ・ロマエⅡ』を観に行って来たよ。
 前作がアメリカのドラマ『ローマ』のセットを借りて撮影されたのに対して、今回はブルガリアで自分のところでセットを作り上げるという気合いの入りっぷり。
 頑張って作ったからか、セットを自慢したい感じが全編に漲っていて、微笑ましい。

 が、コロッセオでのグラディエーターたちの殺し合い、ローマ皇帝ハドリアヌスと元老院の諍いなどの本格ローマ感が凄まじく浮いている。
 開幕早々のこれらのアピールにより「え、私、SF(すごい風呂)映画を見に来たんですけど!?」状態に陥ってしまった。
 映画のジャンル的にグラディエーターたちの殺し合いなども直接的な残虐表現はないのだが、しかし、見えない方が想像力が働くわけでして……。

 そんな訳で、前作と比べるとバランスの悪さが気になってしまう続編でした。
 でも相変わらず素晴らしい阿部寛のリアクションっぷりで、上戸彩のローマ衣装も可愛らしくて、その点は安心の品質。



 時は古代ローマ、第14代皇帝ハドリアヌス(市村正親)の時代も末期。平和路線を勧めるハドリアヌスの姿勢は、元老院との摩擦を高めていた。一方、ハドリアヌスに指名された次期皇帝候補ケイオニウス(北村一輝)は、北方のパンノニアに派遣された。

 テルマエ技師として栄光を欲しいままにしているルシウス・モデストゥス(阿部寛)は、元老院にコロッセオに呼び出された。残虐を好まぬルシウスが嫌々ながら訪れたコロッセオでは、彼の予想を超える殺戮劇が繰り広げられていた。
 最強を誇るグラディエーター・アケボニウス(曙)に観客は熱狂し、「キル(殺せ)」と叫ぶ声に押されるように地面に伏せた敗者の首が捻り落とされる。
 あまりの惨状に眉を顰めるルシウスに、元老院はこともなげに言う。平和の時代には見世物としての残虐が必要なのだと。だが残虐行為を日々見せることにより、ローマ市民に戦争への欲求を植え付けているようにルシウスには思えてならない。
 そんな彼の内心を知ってか知らずか、元老院の重鎮がルシウスに課したのは、グラディエーターのためのテルマエ(風呂)の修繕。コロッセオに設置されたそれは古く、グラディエーターたちの疲労や傷を癒やす力にはならなかったのだ。
 早速コロッセオの風呂を見に行こうとするルシウスだが、その途中、ケイオニウスと出会う。ケイオニウスはルシウスのことを覚えておらず、その上、ルシウスの尻を触っていった。女好きのケイオニウスが、だ。
 違和感を覚えるルシウスだが、彼には今、コロッセオの風呂の修繕という無理難題を抱えているのだ。些細なことに構ってはいられない。
 深く悩むルシウスは、突如湯の中に飲み込まれ……そして再度、現代日本へと辿り着いたのだった。

 一方、山越真実(上戸彩)は風呂専門雑誌のライターとして日本の温泉を巡っていた。前作で上手く行きそうだった漫画連載が「風呂が描けていない」との理由でボツを喰らってしまったのだ。だから今、風呂を学んでいる。
 今回も真実の前に、ルシウスが度々現れることとなる。







 真実が温泉に詳しいのは漫画に生かすために調べているから、と細かいところまでキッチリ理由付けがされていて好印象。
 その割に、後半に行くにつれて古代ローマと現代日本の間をトリップするルールが崩壊していくが。けれどもうノリで全て許せるかなって。
 「トリップ中に涙を流すと元の世界に戻る」とのルールが今回は最初から開示されているために、ルシウスが力士たちに囲まれてみんなに笑われたと思い込んだ彼が元の世界に戻ってしまうシーンなどは秀逸。
 ウォッシュレットを使おうとしてビデを押してしまって、とのルシウスの反応も最高。凄いよ阿部寛。頑張りすぎだよ阿部寛。
 日本のシーンでは上戸彩の衣装は割と酷いのだが、それでも何だかんだで可愛いのが凄い。古代ローマにトリップしてからの衣装は前回と同じだが、やっぱり可愛い。

 と、ギャグ部分は素晴らしいのだが、コロッセオのシーンなんかは、うーん。
 いや、悪くはない。むしろ凄く頑張っているし、炎のシーンなどは見せ方が凄く上手いとも思う。それにその伏線が最後に繋がるあたりも素晴らしいと思う。
 アケボニウス(曙)にコトオウシュヌス(琴欧洲)がグラディエーターとして登場しているのも面白い。曙の役どころは結構オイシイし。
 だが、だが、ちょっと重すぎる。SF(すごい風呂)映画に入れるなら、もっとライトな政治劇にして頂きたいところ。
 ただ前作ではただの女好きだったケイオニウス(北村一輝)に格好良いシーンがあって、北村一輝ファンの私が嬉しい。ローマのために命を賭ける女好き、良い、良いよ。
 そして彼のこの「女好き」の設定が伏線となっているのも素敵。



 コロッセオのシーンの残虐さにちょっと辟易としてしまったが、全体的には面白い映画だった。
 なんだか私も湯~トピアに行ってみたくなった。


覚え書き(本に纏わるあれこれ):映画感想
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


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