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ドキュメンタリー『ハンター・ハンテッド(シーズン3)』感想:★★★★★

2014.02.07 Fri

ハンター・ハンテッド



 9日にhuluから消えてしまうナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーを見よう、との一人企画四回目。画像は当該ドキュメンタリーのタイトル画面より。
 今回のこれは面白い! ただし心臓の弱い人にはオススメ出来ない。
 原題は"Hunter Hunted 3"、「狩られる狩人」といったところか。ここでの狩人とは、即ち人間のこと。
 今や狩る立場になったはずの人間が、狩られる立場であるはずの動物に狩られる事例と、その原因を探るドキュメンタリー。

 全6話、各47分。現時点では、シーズン3以外のものはhuluにはない。このシーズン3も今月9日まで。
 1話のクマの回は無料で見られるので、気になる方は一度見てみてください。
 他のシーズンもhuluに来ないかなー。それともかつてはあったけれど、消えちゃったのかな。

 全6話の内訳は以下。
 第一話「待ち伏せ」、第二話「サメの襲撃」、第三話「カバの牙」、第四話「人間狩り」、第五話「黒い巨体」、第六話「クーガーの島」。
 基本的に動物に襲撃された人間の生死についてはすぐには明かされず、後に紹介されるのでその点がちょっとイヤ。







 第一話の舞台となるのはカナダ。森を訪れた夫婦の内、妻がアメリカクロクマに襲われた。夫の必死の抵抗により妻はクマから奪還されるが、夫ともども深い傷を負ってしまった。
 当初は夫婦が持ち込んだ食べ物の匂いに引き寄せられたのではないかと考えられたものの、彼らが持っていたのは密封性の高い缶詰商品であった。
 どうしてクマは彼らを襲ったのか、それも夫には目もくれず妻だけを。
 調査が進むにつれて、このクマは何度も人間を襲撃している事実が明らかになる。クマは人間の持つ何かではなく、人間そのものを狙い襲ったのではないのか。そしてその理由とは。

 「サメの襲撃」は最もショッキングな回。相手がサメなだけに、被害者は腕だの足だのとサヨナラしてしまう。
 サーファーに人気のあるブラジルはレシフェ。今までは平和な海であったのに、突如人食いサメの跋扈する魔境へと化してしまう。
 観光業で成り立つ町は当初はサメ被害を認めなかったが、増え続ける被害者によりついにサーフィンを禁止するに至る。だが彼らを襲ったサメは一匹ではなかった。
 どうしてサメたちは突然凶暴になってしまったのか。その謎を解くべく調査が行われる。結果として見出されたのは意外な、けれども既に前例のある原因であった。

 第三話の「カバの牙」では、南アフリカのオカバンゴ湿地帯が舞台となる。短期間に二人の女性がカバに襲撃された。それも別々のカバに。
 動物園でのイメージとは異なり、野生のカバの凶暴さは知られるところだが、それでもこの頻度は高すぎる。
 彼らはどうして人間を襲ったのか、襲わざるを得なかったのか。子供を連れた母親カバが、子供を守るために過剰に攻撃的になっていたのか?
 生存者の証言によって徐々に明らかになる真実は、カバの生存の厳しさそのものを照らし出す。

 そんな近所にワニがいるなんて嫌だー、な気持ちになった第四話「人間狩り」。
 舞台はフロリダ。バカンスには絶好の土地だが、けれどもそこではすぐ傍で恐るべき生き物も共存している。
 ジョギングに出たと思われた女性が、水中から死体となって発見された。次に、もう一人も犠牲となった。三人目はシュノーケルを楽しんでいた地元の少女が。
 犯人はアメリカワニ。それぞれ違う個体だ。だが彼らは人間を襲うほどに凶暴ではないとされてきた。
 それにも関わらず、どうして彼らは人間を襲ったのか。

 被害がショッキングなのは「サメの襲撃」だが、内容自体が最もショッキングなのはこの第五話「黒い巨体」。
 クマ、サメ、カバ、ワニと人間を襲っても不思議ではない動物が続いていたのに、ここに来て水牛である。舞台はタンザニアのサバンナ。狩猟のために多くの人間が訪れる地である。
 この回では、比喩ではなく実際にハンターがハントされる側に回る。
 しかも今までのように動物側の誤解や余裕の無さ故ではなく、彼らがハンターだからこそ襲撃されるのである。水牛は虐げられたことを忘れない。
 と、なかなかヘヴィーな内容なのだが、「いつも注射を打ちにやってくる獣医が白人だから、白人を見ると敵視してしまう」なんて話は、ちょっと可愛らしかった。
 このシリーズで最も見て欲しい回なのだが、huluで無料視聴のサンプルに挙げられているのは一話で残念。huluには無料期間もあるから、まだなら試してみてね!とhuluの回し者の如くに言ってみる。
 まぁこのドキュメンタリーも9日までで消えちゃうんですけどね。

 シリーズラストは「クーガーの島」。クーガーとはどうやらピューマと同じ生き物を指すらしい。大型のネコ科の生物。
 舞台となるのは、カナダのバンクーバー島。バカンスに訪れていた家族の子供が、襲われた。続いて、自転車に乗っていた男性も襲われた。更には犬と散歩に出かけた女性までもが。
 被害者が身に着けていた救命具に残された傷跡から、襲撃者であるクーガーがまだ若いことが明らかとなる。
 彼らが襲撃された背景には、バンクーバー島の特殊な環境と、クーガーの厳しい生存競争が隠れていた。



 全体的な感想としては、野生生物は大変だ、に尽きる。最後の「クーガーの島」では愛玩動物と野生動物との生きる厳しさの差が歴然と現れている。
 どちらがより幸せなのかなんて本人たちに聞いてみないと分からないし、愛玩動物だから安全だとは限らないこともこの回で良く分かるけれど。
 我々が狩る側だと思っている己自身と、狩られる側だと認識している動物との差は、実は人間自身が考えているほどには絶対的ではなく、人間側の油断や怠慢あるいは単なる環境によって入れ替わり得るものだと説くのがこのドキュメンタリー。
 人間が絶対的に優位で支配者だとは考えたことのない私でも、なかなかにショッキングであった。

 そんな訳で他のシーズンもください。このシーズンも今月9日で消えちゃうなんて、勿体無い。

覚え書き(本に纏わるあれこれ):ドキュメンタリー
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


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