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2013年読書まとめ

2014.01.02 Thu


 あけましておめでとうございます。
 去年はお世話になりました。今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 どうでもいい話ですが、去年の暮れに我が家には微妙な柄の子猫が増えました。先住猫はこの表情です。
 今年はもう少し仲良くなってくれると良いなと思っています。

御猫様と子猫


 昨年・一昨年と引き続き、新年早々去年1年間の感想メモを振り返り、特に私が気に入った作品たちの中から個人的ベスト3を決めようと言う一人完結型の記事をお送りいたします。
 去年書いた感想記事は、私の計算が正しければ51。内、星5つ付けたのは11記事でした。昨年も一昨年も11記事でした。今年も11記事になるのでしょうか。


 まずはその11の作品を簡単にご紹介。記事名を踏むと各記事に飛びます。
 並び順は単純に私が読んだ順であり、下に行くほど最近読んだものになります。







岩波文庫『フィガロの結婚
 :言わずと知れた作品。前作『セビーリャの理髪師』よりも一段と洗練された笑いが詰まっている。
世界名著梗概叢書 第3編
 :ゴーゴリ「外套」、チエホフ(チェーホフ)「藥屋の妻」、ゴルキー(ゴーリキー)「彼女の戀人」、ソログープ「白犬」の四篇を収録。
近代劇全集 29 露西亜篇
 :アンドレーエフ「人の一生」、「我等が生活の日」、「毆られる彼奴」、ソログーブ(ソログープ)「死の勝利」、チリコフ「森の祕密」(別の題「畫家の夢」を収録。
春陽堂少年少女文庫94『ソログーブ童話集 影繪
 :ソログープの短編、超短篇を合わせて21収録。「森の主」、「少年の血」、「獸の使者」が白眉。
パンテオン叢書第二編『死の勝利 序詞及び三幕
 :ソログープの短編「死の勝利」、「白いお母樣」、「白い犬」三作を収録。
"THE OLD HOUSE AND OTHER TALES"
 :例外的に洋書。ソログープの短編11作品を収録。「古い家」の英語翻訳版はここでしか読めないため、貴重。日本語翻訳版が載った雑誌は現在入手不可。
モダン・クラシックス『小悪魔
 :ソログープの長編。出世欲に取り憑かれた主人公が徐々に正気を失い、幻想の中に溺死するまで。
岩波科学ライブラリー『太古からの9+2構造 繊毛のふしぎ
 :繊毛、細胞に生えた毛、をメインに据えた一冊。
岩波文庫『かくれんぼ・毒の園 他五篇
 :中山省三郎翻訳、昇曙夢翻訳のソログープ作品をまとめた一冊。短編7作品を収録。
オートラント綺譚
 :かつて惨劇のあった地オートラント。教会のモザイク画を修復するために、その地を訪れた「私」が知ることとなる幻惑の事実とは。
創元SF文庫『ブラインドサイト
 :舞台は未来。欺瞞に満ちた安寧を貪る人類に、宇宙から突如流星が襲い来た。それは明らかに地球を偵察するものであった。流星の主を知るために、送り込まれたのは「人間」の定義の淵に立つ四人組。


 ソログープが多すぎ問題。
 一つだけ異彩を放つ『太古からの9+2構造 繊毛のふしぎ』は科学と言うか生物の話。
 どれもお気に入りの11作品ながら、無理矢理ベスト3を決めると以下。



1位
The Old House: And Other Tales
The Old House: And Other TalesFyodor Sologub John Cournos

Nabu Press 2010-08-05
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 多すぎるソログープ関連作品から一位を。
 失われた過去をそのまま閉じ込め、帰らぬ人の帰りを待ち続ける祖母、母、娘の三人を描く'The Old House'から開幕し、そこから'The White Dog', 'Light and Shadow', 'The Glimmer of Hanger', 'Hide and Seek', 'The Smile', 'The Hoop', 人嫌いの男が思い出した破れし初恋が、彼に優しい再生の希望をもたらす'The White Mother'で終焉するソログープ短編集。

 未読は'The Old House'のみなのにも関わらず、非常に面白い短編集だった。
 あまりに面白かったせいで、思わず編訳者のお墓参りに行くところだった。まぁ、墓の在処が分からなかったけれど。
 今では著作権が切れてネット上で無料で読めるので、もっと読まれると良いなと思う。
 ただ英語が流石に古めかしくて、ところどころ読みにくいのが玉に瑕。
 

2位
ブラインドサイト(創元SF文庫)
ブラインドサイト<上> (創元SF文庫) ブラインドサイト<下> (創元SF文庫)

 ブラインドサイト、それは目の機能的には見えているにも関わらず脳がその情報を拒絶する現象。人間の不完全性を示す一つの証拠である。
 物語の舞台となる未来では、既に数多の問題は克服され人間の多くは仕事もないまま安寧の日々を送っていた。
 そんな中で専門家として働き続けることに成功している主人公シリ・キートン。彼に新たに課せられた仕事は、突然地球に対して偵察行為を図ったと思われる相手を探ること。
 地球の遙か彼方、カイパーベルトの向こうへと派遣される調査宇宙船に乗り込む彼の仲間は、人工的に四重人格化した言語学者、己の肉体に数多の人工的なデバイスを埋め込んだ生物学者、ネゴシエーションを得意とする軍人、そして絶滅の淵から強制的に蘇生させられた吸血鬼。
 キートン自身もまた、幼いときに脳の半球を失うと共に他人への共感能力を喪失しており、それ以後は高い知能を駆使して「それらしく」振る舞うことで人間社会に居場所を得たのだった。
 難癖もある「人間」四人の乗組員と吸血鬼のリーダー、それから宇宙船に搭載されている高度な知性を持つAI。彼らがカッパーベルトの向こうで出会う、未知なる存在とは……。


3位
オートラント綺譚

ロベルト コトロネーオ
而立書房
2013-10
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 3位には『オートラント綺譚』を。
 南欧の光りが降り注ぐ、オートラント。その地は、キリスト教徒が虐殺の憂き目に遭った不幸の歴史を秘めていた。
 オートラントの教会が持つモザイク画の修復のために彼の地を訪れた「私」は、己の母親が失踪した理由を、画家の父親が南の光を描けない理由を、そしてオートラントの過去を徐々に知ることとなる。



 2位と3位に2013年発行の本が入ったよ。珍しい。まぁ1位の本は著作権が切れる程に昔の作品だけれど。

まとめ:年別感想まとめ
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


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