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映画『Le Manoir du Diable(悪魔の城)』感想:★★☆☆☆

2013.10.05 Sat





 1896年はフランス、ジョルジュ・メリエス(Georges Méliès)監督によるサイレント映画。3分ほどの短篇。
 英題では"The House of the Devil"あるいは"The Haunted Castle"、"The Devil's Manor"、"The Manor of the Devil"とも。
 ギネスブックが認定した世界最初の映画が1888年の『Roundhay Garden Scene(ラウンドヘイ・ガーデン・シーン)』 、わずか2秒、だそうなので、1896年のこの映画が3分しかないのは技術的な問題なのでありましょう。
 短いだけにYouTubeにフルで上がっているのだが、トップページに貼ると重たくなりそうなので、「続きを読む」の先に貼った。


 以下、あらすじ。

 舞台中央に突如現れる巨大コウモリ、ふわりふわりと舞ったかと思えば、突然の白煙。その向こうには、悪魔メフィストフェレスの姿があった。コウモリは彼の化けた姿であったのだ。
 メフィストフェレスは何もない空間から鍋だの美女だのを取り出して見せたかと思えば、一旦退場。悪魔の消えた空間に登場するのは、何も知らぬ貴族らしき男が二人。
 彼らが来るのを知っていたかの如き悪魔は、先ほどと同じように虚無から様々な異形を呼び寄せては、彼らを驚かし散々に弄ぶ。
 だがついに一人の男が手にした十字架により、立場は一転。メフィストフェレスは逃げ惑う側になるのでありました。









 この『Le Manoir du Diable(悪魔の城)』は世界初の吸血鬼映画でありかつ、メフィストフェレスの登場する映画らしい。
 とは言っても、吸血鬼モノにお決まりな吸血シーンも杭打ちのシーンも、墓からコンニチハのシーンもない。
 そもそもブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』が世に出たのが1897年なので、その手のシーンはまだお決まりになっていない……と書こうと思ったけれど、レ・ファニュの『カーミラ』は1872年なのだから、墓からコンニチハ以外はあっても良いのか。
 まぁ、どうやらカメラは固定されてて動けない上にクローズアップも無理のようで、常に舞台全体を映している状態なので、そんな細かい芸当は無理な気もする。

 話がズレたが、一体どこが吸血鬼なのかと言えば、冒頭からいきなり巨大コウモリが登場し、それが主役たるメフィストフェレスが化けた姿であることから、吸血鬼映画とされる……っぽい。
 悪魔なら変身能力を持っていても別段不思議じゃなく、つまりは吸血鬼とも言い切れない気がするのは私だけだろうか。メフィストフェレスなら犬に化けろよとは確かに思うが。
 吸血鬼と言えばコウモリって構図も、一体いつ頃成立したんだろう。ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』では既に成立していたような。


 たった3分の映画である上に、今となっては使い古された展開でもあったが、それでも美女が魔女(?)に変わる絶妙なタイミングなどにはハッとさせられた。
 同じ監督の他の作品もぼちぼち探してみようかな。


テーマ別:吸血鬼|覚え書き(本に纏わるあれこれ):映画感想
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