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映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』感想:★★★★☆

2013.09.19 Thu


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 前作『スター・トレック』をDVDで見た時に「これは大画面に映えるだろうな、さらに3D映えもしそう」と思ったので、今作は劇場に足を運んでみたけれど、正解だったよ。
 3Dのために追加料金400円を払ったとは言えど、映画1000円デーに見てスイマセンな気分に。フルプライスの800円+3D料金を払っても後悔はしない出来栄えだった。
 パンフレットによると前作と予算規模は同じだそうだが、今作の方が断然映像としての迫力が高いと思う。
 初っ端から赤い植物に覆われた星を逃げ回るカークだの、火山の中で絶体絶命なスポックだの、海から海水飛び散らせながら登場するエンタープライズだのと見所詰め込みすぎ。
 ただこれで、ご都合主義的に省かれた部分をもうちょっと誤魔化してくれれば、文句なかったのになぁー。


 映画ではイマイチ説明されていなかった気がするけれど、この『スター・トレック』の舞台となる23世紀では地球上の諸問題は解決しており、餓えも貧困も戦争も食料危機もなく、皆が皆平和で文化的に暮らせる世界となっております。
 なので映画を見ながら「セキュリティ甘すぎじゃないか」「リスク管理はどうなってんの」などの疑問を抱いたとしても、それは全て23世紀の平和のぬるま湯に地球が漬かっているせいなんですよ。たぶん、きっと。
 映画世界の地球は超平和で人類はのほほんと暮らしています、ってのを頭に入れて見ていただけると、ベネディクト・カンバーバッチ演じる「彼」の存在の奇特さや、マーカス提督の持つ危機感が分かりやすくなって良いんじゃないかと思います。



 カーク率いるU.S.S.エンタープライズは、調査のためにとある未開の星を訪れる。その星の火山が噴火寸前であること、また噴火した暁には星全体が破滅することを知ったカークは、己が囮となり原住民の気を引いている間に、スポックに火山内部で噴火を防ぐ工作をするように指示を出す。
 エンタープライズの任務は調査であり、星の運命とそこに暮らす種族の未来を変えることではないとスポックは主張するが、カークは聞く耳を持たない。
 しかも火山の工作中に起きた不慮の事態により、スポックは命の危機に晒される。未だワープ技術を持たない種族に宇宙艦隊の存在を知らせてはならないとの規則を守るために、スポックは己を見捨てるようにカークに進言するのだが、カークはこの規則を破ってまでスポックを救助したのであった。

 カークの重大な規則違反は、それによって命を救われたはずのスポックにより、上官に申告されてしまう。
 クルーの命を救うためだったと尊大な態度を崩さないカークを、彼を見出し長年庇護を与えてきたパイク提督は厳しく叱責する。その後の軍法会議によりカークはエンタープライズの船長の座から降ろされ副官となり、新たにパイク提督が船長に就任、スポックは別の艦の副官に任命されることに。
 一方、ロンドンでは娘の病に心を痛める艦隊士官がいた。そんな彼の心の隙間に囁きかける怪しい男が一人。
 男は娘の病気のために己の血を提供する見返りに、士官にとある頼みごとをする。士官はその真の意味を知ることなく、彼の言われるがままに行動し、そして士官もろともロンドンの宇宙艦隊の資料保管庫が吹き飛ぶ。

 このテロを受け、緊急対策会議が開かれる。居並ぶのは惑星連邦の幹部、艦隊の船長と副官たち。
 同席したカークは、テロの対象となったのがそう重要とも思えない資料保管庫だったことを疑問に思う。テロリストの本当の狙いは保管庫ではなく、テロ対策のために召集されるこの会議そのものなのではないかと考えるのだが、時既に遅く、件のテロリストであるジョン・ハリソンが会議室に向かい銃撃を開始したのだった。

 カークの機転によりハリソンの攻撃を退けることに成功したものの、ハリソン自身は転送を用いて現在惑星連邦と敵対しているクリンゴンの本星クロノスへと逃げ延びた。
 ハリソンの強襲によりパイク提督を失ったエンタープライズは、再び船長としてカークを頂き、ハリソン殺害の任を帯びクロノスへと迫る。
 クリンゴンを刺激しないように中立地帯からハリソンを抹消するべくマーカス提督は新型の感知されない魚雷72個をエンタープライズに配置するのだが、エンタープライズ機関主任スコットはこの魚雷を搭載することに断固反対して……。







 スコットが拒絶するこの魚雷が物語のキーとして機能して行くのだが、前作と比べてスコットの出番が増し増しで、一番出世した感がある。
 まぁこの映画で一番の存在感を発揮するのは、カンバーバッチ演じるジョン・ハリソンなんだけどね。
 カークと睨み合うシーンでは、カンバーバッチの方が断然存在感が上だった。それで良いのかカーク。頑張れカーク。あ、個人的には早口でロシア系なチェコフさんが好きです。

 ちなみにカンバーバッチ演じるジョン・ハリソンという名前は偽名。途中で彼の本名が明かされるのだが、そこがさもハイライトかのように効果が付けられていて、「え、この人の本名知ったところで、別にどうでも良くない?」と私は思ったりしたのだが、後で調べたところ、彼の本名はスター・トレックシリーズではかなりのインパクトを持つものらしい。微妙に一見さんに厳しいな。
 そんなわけで、今後まだスター・トレックの映画シリーズが続くのなら、またカンバーバッチが出てくるかもしれない。ただ主役喰ってる感が強いので、扱いは難しそうだ。


 スター・トレックシリーズなのに、宇宙だけではなくロンドンだのサンフランシスコだのが映ったり、テロの被害に遭って爆発炎上したり、あまつさえ艦隊の船が地表に落下したり、見所が肉弾戦(スポックvsハリソンもある)だったりと異色な今作。
 映像も音楽もなかなか素晴らしくて見所満載なのだが、でもスター・トレックシリーズで地球表面を見たいかと問われるとビミョー。
 そもそもオリジナルは、人種差別や戦争の跡が残る時代にスタートしたにも関わらず、いやだからこそ、その全てが克服された未来を語り、「我々はより良い世界を目指して努力しているのだから、未来は明るいはずだ」と無邪気に信じる未来に対する特別な根拠のない楽観的姿勢が見所だった気がするんですよ。
 それがガチンコでテロやら内部のアレコレとか描かれると反応に困るというか、現代という今の時代の閉塞感を味わわされると申しますか、克服すべき対象すら見失ってしまったのねとしみじみしてしまうと言うか。

 ただ今作ラストではエンタープライズはオリジナルのTV版と同じく、まだ見ぬ新しい出会いを求めて未開の宇宙に旅立ってしまったので、続編があるなら前向きな内容になるのかもしれない。
 なんかクリンゴンと戦争寸前らしいけど。そういえば、クロノスでクリンゴン人を明らかに二桁殺害しちゃってたけど、その後お咎めなしなの?


覚え書き(本に纏わるあれこれ):映画感想
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


関連記事:
映画『スター・トレック(2009年)』感想:★★★★☆




 何気に初めて3D映画を見た。IMAXは時間が合わなかったので見送って、TOHOシネマズで見た。字幕も軽く浮かんでいて、「字幕だけ立体的じゃないから酔う」なんて目に遭わなくて良かった。
 この『スター・トレック イントゥ・ダークネス』はそこまで頑張らなくても良いんじゃないかってくらいに、雪だの破片だのがしょっちゅう舞っていて立体感を演出していたし、今後も3D映画を見てみようかなと言う気にはなった。
 「眼鏡がないと字幕なんて全然無理ですけど!?」な私にも優しい3D眼鏡on眼鏡が可能だったし、特に違和感はなかったし、プラス400円(3Dメガネ持参の場合はプラス300円)で、これだけ楽しめるなんてお得。
 しかも「3Dメガネをかけてね」と本編前の告知に現れるのが何故かピクミンで、これがもう凄く可愛いの!
 ただWiiUの『ピクミン3』プレイ中の身には、「せ、先日は操作ミスで大量に殺してしまい、真に申し訳なく……」な気持ちにもなったが。ピクミンが食べられちゃう時の、最期の声がなんとも言えず切ないんだよね……。ああ、マジでゴメン。

 そんなわけで、また3D映画を見たいが、現状のラインナップに心惹かれるものがあまりない。
 冬休み合わせで新作が来るのを待つか。

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