RSS|archives|admin


<<予定の上限:購入履歴・古本編99 | ホーム | 『ロシア・ソビエト文学全集5 隊長ブリバ 他』感想:★★★☆☆>>

スポンサーサイト

--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


Category:スポンサー広告 | Comment(-) | Trackback(-) | top↑ |

映画『スター・トレック(2009年)』感想:★★★★☆

2013.09.15 Sun


スター・トレック スペシャル・エディション [DVD]

クリス・パイン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2012-02-10
売り上げランキング : 287
by ヨメレバ


 今更ながら『スター・トレック イントゥ・ダークネス』見に行こうかなぁと思い、前作を予習しておくことにした。
 私個人としては、昔々深夜放送で『スタートレック ヴォイジャー』(連続ドラマ、スターとトレックの間に中点は要らないらしい)の頭の方を見て嵌まったものの、あまりの深夜っぷりに途中で挫折、そのかなり後に別の局で夜に放送されているのを発見し最後の数話だけ見られたが、期待と共に迎えた最終回のあまりにも都合良さ過ぎなタイムパラドックスに討ち死にした身で御座います。

 そんな訳で私は初代スター・トレック(邦訳では宇宙大作戦)シリーズは全く知らない。
 だが、この映画は過去から来たとある人物によりタイムパラドックスが引き起こされ新たな歴史が生まれ、過去のシリーズとは別の平行世界での話との設定になっており、全く当シリーズを知らない人には入りやすく、また過去シリーズのファンにも嬉しい仕掛けになっているそうな。


 スター・トレックを全く見たことがない人は、
・地球人、バルカン人などを含めた複数の惑星から成る惑星連邦が成立している
・惑星連邦は宇宙艦隊を有している
・バルカン人の血は緑色
・バルカン人は地球人に比べて超長生き
・バルカン人は地球人に比べて肉体能力に秀でている
・衣装デザインがもっさりなのは、過去のスター・トレックシリーズに準じているから
・宇宙艦隊の制服は部門によって色分けされている
・胸のバッジみたいなのは通信機能を有している
・ある程度の距離までなら一瞬で移動させることの出来る転送技術が確立されている(ただし大型の機械、それも艦に取り付けられている、が必要)
程度をあらかじめ知っておいていただければ、「?」とならずに映画が観られて良いのではないでしょうか。







 宇宙連隊に属するU.S.S.ケルヴィンは、宇宙の「嵐」が発生したとの情報を得て、その地点へと向かった。
 だが彼らを待っていたのは、未知なる宇宙船と苛烈なる攻撃であった。ケルヴィンは必死に耐えるが、技術の差は明らかであった。
 突如攻撃の手を休めた「敵」は、ケルヴィンの艦長に自分たちの船に来るようにと命令する。艦を託されたのは、ジョージ・カーク。
 艦長と敵との交渉は決裂。再び攻撃の手がケルヴィンに迫る中、カークは仲間を艦から脱出させる一方、自動操縦が壊れた艦に最後まで残り、戦い続けることを選択する。
 僅か13分だけの艦長であったカークは、800人の人命を救った。その中には彼の妻と、脱出直後に生まれた息子ジェームズ・カークも含まれていた。

 生まれると共に父を失ったカークは、自暴自棄な青年へと育っていた。
 父譲りの類い希な能力を持ちながらも自堕落に生きる彼の前に現れたのは、パイク大佐。かつてU.S.S.ケルヴィンの論文を書いた人物であった。
 彼はカークにたった13分だけの艦長であった父のことを語る。偉大なる父親を越えて見せろとカークに発破を掛けたパイクは、翌日、宇宙艦隊アカデミーへ入学する新人を運ぶための船が出ると教えるのだった。

 地球人とバルカン人のハーフであるスポックは、その生まれ故に子供時代からイジメと差別の元で育った。
 感情を制御し理論を重んじるバルカンらしく生きろと諭す父にスポックは反感を覚えるが、しかし父に従いスポックはバルカン人らしく成長していく。
 学業で優秀な成績を収めた彼はバルカンの科学アカデミーへの入学が認められたのだが、スポックはその申し出を蹴り、宇宙艦隊アカデミーへと入学することを選んだ。

 月日は流れ、すっかりアカデミーでの生活も板に付いたカークは、先日行われたコバヤシマル試験に不服を抱いていた。
 コバヤシマルの模擬戦闘は絶対に全滅するようにシステムが組まれているのだ。だがそれがカークには不満で仕方が無い。絶対に勝てないなんて、あり得ない。それがカークの信条であった。
 カークはコバヤシマル試験に勝利するべく不正を行い、結果、謹慎処分となる。
 試験そのものが不正だと主張するカークに、コバヤシマル試験を作成したスポックは、避けられない死もあるのだと諭す。その上で、最後まで冷静に振る舞うことが必要なのだ、と。カークの父親のように。

 二人の間に不穏な空気が流れる中、バルカン星から緊急救助要請が届いた。艦隊の殆どが出払っているために、アカデミーの士官候補生たちにも出撃命令が出る。
 新造のU.S.S.エンタープライズに乗り込むのは艦長であるパイク、スポック、そして士官候補生ウフーラにマッコイも選ばれていた。
 謹慎中のカークは当然エンタープライズに乗り込めないのだが、医師であり友人であるマッコイの機転により「病人」として乗船に成功する。
 他の艦に遅れてバルカン星へとワープを開始したエンタープライズだが、カークはとある違和感を抱く。これは罠なのではないだろうか、それも彼の父親を襲ったのと同じ。



 内容説明文が驚きの長さ!
 地球人とのハーフながら感情よりも理論ばかりを重んじてきたスポックが諸々の過去を吹っ切り、ハーフとしての自分を受け入れるまでの物語であり、無鉄砲なカークは……いや最後まで無鉄砲だったような。
 最初から最後まで映像は迫力に満ちた素晴らしいものであり、音楽も静動の使い分けが秀逸で何とも素敵なのだが、このカークの変わらなさがちょっとイヤ。

 なんかこのカークの人生、イージーモードすぎやしませんか。
 宇宙艦隊アカデミーにはさっくりと入学出来ているのは、この時代はそんなものなのかもしれない、マッコイとかも簡単に入学しているようだしってことで別に良い。
 けど艦長が行方不明になり副官が指揮を降りたからって、士官候補生に過ぎないカークが艦長に繰り上がる理由が分からん。
 いきなりクルーの半分ほどを失ったヴォイジャー以上に人員に不足してるのかよ、エンタープライズ。あれだけ困窮していたヴォイジャーですら元士官、操縦の腕は折り紙付き、お父さんは偉大な提督な彼ですらメインの操縦士になるまで色々あったんですよ!?
 ……まぁヴォイジャーとは時代が違う、カークには主人公補正という強い味方がいるんだってので納得することにする。
 が、エンタープライズの正式な艦長パイクさんは口から凄いモンを突っ込まれていたけど、情報は無事だったんですかね。相手が死んでるからセーフ?


 なんだかんだと気になる点はあるものの、最初は反目し合っていたカークとスポックの間に築かれる友情、素晴らしい映像と音楽で、全てをチャラにするだけの魅力はある。
 色々不満を抱いた私ですら、最後のナレーションで感極まってウルウル来てしまいましたし。
 映像も音楽も素敵極まりないので、これは映画館で見たかった。映画館で見る価値のある映画だと思うよ。
 『スター・トレック イントゥ・ダークネス』はIMAX3Dで見ようかな……でも字幕しかないぞ。3Dで字幕とか酔いそう。


覚え書き(本に纏わるあれこれ):映画感想
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


関連記事:
映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』感想:★★★★☆
『すばらしい人間部品産業』感想:★★☆☆☆






 制服に付いている胸のバッジは通信機能の他に位置を伝える機能もあって、艦隊の一員ならデータがあるからなくても大丈夫だけれど、一般人を転送するためにはバッジを付けさせないと外から船内に転送出来ないなんて設定がヴォイジャーであったような気がするんだけど、どうなったんだ。
 ヴォイジャーの方が一世紀ほど後の世界のハズなのに、うーん。ああでも。ヴォイジャーは地球から遙か彼方の未知なる空域に飛ばされて情報不足に陥りまくっていたから駄目だったのかな。

Theme:映画感想 | Genre:映画 |
Category:映画その他感想 | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |
<<予定の上限:購入履歴・古本編99 | ホーム | 『ロシア・ソビエト文学全集5 隊長ブリバ 他』感想:★★★☆☆>>
name
title
mail
url

[ ]
Trackback URL
http://kkkate.blog.fc2.com/tb.php/603-58391a36