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映画『ホーンテッドマンション』感想:★☆☆☆☆

2013.09.12 Thu


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 東京ディズニーランドの同名アトラクションをモチーフに作った映画で、登場する幽霊たちは同じらしい。が、メインのキャストは全く別の模様。って当たり前か。
 「仕事より愛だよ、家族だよ」なディズニーらしいテーマを感じることは出来るし、ここ最近ドラマばかり見ていたからか、予算結構掛かってるな流石は映画だなーと感じたりもしたが、それも最初だけ。結局は設定が甘すぎて、途中からはもうそこしか気にならない有様に。
 ファミリー向け映画として作っているのだろうが、「子供にも分かりやすく」と「設定がご都合主義」をイコールだと誤解しているんじゃあるまいなと疑心暗鬼に陥るレベル。
 話の内容としては、ホラーではなくコメディ+ちょっと良い話なんだから、その点では万人受けする素地はあるのに……と思ったら、ラスト付近でゾンビ(?)がわりと本気で追って来てそっちの路線も無理な気配に。
 結局、何がしたかったのこの映画。


 エディー・マーフィー演じるジムは、妻サラと経営する不動産業が軌道に乗り始め、ますます仕事に没頭していた。
 サラはジムを家族との約束を反故にしすぎだと怒るが、ジムはジムで働いてより豊かになれば家族がますます幸せになれると考えて必死に仕事をこなしていたのだ。
 しかし家族そのものを失っては意味がない。ジムはサラの怒りに反省し、家族四人で湖に旅行に出かけることにする。
 だがその矢先、電話が鳴る。グレイシー邸を売りたいとの依頼の電話だ。
 不思議なことにその依頼主はジムではなくサラを指名するのだが、そんな違和感に気が付けないほどにジムは有頂天。
 住所から鑑みてグレイシー低は大豪邸に間違いない。この大規模な売買に成功すれば、彼らの不動産会社としてのステージが一つ上がり、一家は裕福になれる。
 そう舞い上がるジムに、サラが家族旅行を止めるつもりかと詰め寄る。二人は互いの折衷案として、湖に行く前に依頼主の家に寄ることに決め、子供二人を連れて件の大豪邸に向かうことにした。
 そこが呪われた館だとも知らずに。そして電話の主が執拗にサラを指名した理由も知らずに。


 以下、ネタバレ含む。







 子供二人の内、弟の方が怖がりなのは、作中で成長するフラグだと思っていたら、そんなことはなかったぜ! いやなかったこともないけど、しょぼい。
 比べてお姉ちゃんの逞しいこと。突然現れた人魂についていくわ、母親のためとは言えど霊廟の中の濁った水に潜るわと大活躍。
 理屈っぽくて腰が引けているお父さんジムは、「まぁ大人ってこんなものよね」感があってそれはそれでいいとは思う。
 サラの囚われのお姫様っぷりも素敵だが、何も知らないサラと他の大冒険しまくりな三人で経過している時間が違うように感じて気になる。同じ時間軸にいるんだよね?

 一方、彼らとは違い既に死人である屋敷の人間、主人のエドワード・グレイシー、執事ラムズリー、使用人にメイド、それから幽霊たちは雰囲気は十分。
 だが、自殺したエドワード以外の面子までもが彼と同時に死んだらしきこと、しかも全員が仲良く屋敷に自縛霊の如く縛り付けられた理由が謎すぎる。
 事件の始まりは執事ラムズリーが、エドワードの婚約者をグレイシー家に相応しくないからと自殺に見せかけて殺したことなのは分かる。それが原因で絶望したエドワードが自殺を遂げたことも。
 えーっと、つまり、エドワードのその自殺が引き金となって屋敷全部が呪われたってことで宜しいか。私がグレイシー家の人間でなかったら恋人は自殺なんてしなくて済んだのに的なことを言っていた気がしないでもないし。エドワードが成仏したら、他の人たちも解放されたし。
 でもそう思っただけで屋敷全体が呪われるとか、エドワード一体何者なんだって疑問が。

 気になる設定がこれだけならまだ良かった。
 が、サラに話しかけられて逃げ出したメイドが、逃げ込んできた子供たちには親切だったり、ラムズリーが他の幽霊たちとは別格の能力持ちだったり、庭に大量の幽霊たちがいたり、しかもラムズリー以外の皆がラストで天国に召されていたりと気になる箇所が増え続ける展開に。
 庭の連中はいったいどこから来たんだろう。エドワードが自殺した夜のパーティーの出席者で巻き込まれて幽霊になったのなら、屋敷の使用人が二人しか幽霊化していないのが意味不明になってしまう。さすがにもっと使用人いただろう。

 ラムズリーもまとめて見ると結構間の抜けた人物と化してしまう。顔つきからして陽気なエディー・マーフィー演じるジムに敵対するラムズリーは、その陰気な雰囲気がなかなか堂に入っているだけに、設定の甘さにはガッカリする。
 家の格を守るために主人の恋人を暗殺するなんてありがちな理由だが、それはそれで良い。でもその結果、幽霊として屋敷に囚われるのは間抜けだし、しかもおかげで彼の守りたかったグレイシー家の血筋とやらも終了しているような。
 その上、主人による呪いを解くために、かつて人殺しまでして中止させた主人と恋人との結婚を成し遂げる羽目に陥っている。件の恋人は既に故人なため、彼女にそっくりなサラを無理矢理代役に仕立てるという大変な手間付きだ。
 ……そもそも、自分が幽霊になるなんて常識外の展開をしているくせに、エドワードの恋人の魂が失われたと思った理由は何だ。それとも恋人の魂が遺っているのは知っていたが、彼女をエドワードと結婚させるのが今でも嫌で、そっくりさんなサラと結婚させようとしたのか?
 うん、よく分からないよ。
 しかも、己の殺人の証拠ともなるエドワード宛の手紙を後生大事に持っているとか理解不能。収納していた箱の鍵を失くしたからとの理由なのかもしれないが、そもそも鍵付きの箱に収納するより先に、むしろ真っ先に処分するものだろう。

 あまりにも疑問符だらけなので、霊廟にあった鍵を持つ名無しのミイラが誰かとか、そもそもどうして鍵を持っているのかあたりに関してはもう疑問に思う元気もない。
 つまるところ、もうちょっと辻褄合わせを頑張ろうよ……が感想な映画だった。


覚え書き(本に纏わるあれこれ):映画感想
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


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