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ソログープ日本語翻訳作品一覧 その1:前書き/凡例及び書式/長編

2013.08.31 Sat


前書き
 ロシアの作家ソログープの日本語翻訳を探したところ、思いの外多くを見つけることが出来た。
 だが翻訳時期が明治から戦前にかけてと古いものは昇曙夢などの一部の翻訳者の手による物以外は今や埋もれており、また最近になり再録あるいは復刻されたものに関しては総覧に未だ反映されておらず、あまり使い勝手が良くない。
 それに総覧の類はネット上からアクセス出来ず、誰にでも門戸が開かれているとは言い難い。この手の情報に強い大規模な図書館が近くにない人もいるだろう。


 ……と無駄に前振りが仰々しくなったが、要するに「折角調べたからまとめるよ」ってことです。
 昇曙夢や中山省三郎などの大御所以外の仕事に、少しでも光が当たれば幸い。ソログープファンの方が、新たな作品と出会う一助となれれば、これにまさる喜びはありません。

 尚、全ては個人的な調査が元となっておりますので、間違い・勘違い等もあるかと思います。英語翻訳に関しては完全に蛇足気味ですので、特に間違いが多いかと思われます。
 それらに気が付かれましたら、拍手やコメント欄、もしくは左下のメールフォームから一報頂けると助かります。

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ソログープ日本語翻訳作品一覧


前書き / 謝辞 / 参考 / 凡例及び書式

 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その1:長編
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その2:短編(有名作)
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その3:短編(童話)
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その4:短編(その他)
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その5:超短編
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その6:戯曲と英訳

 ソログープ翻訳作品一覧:全集との比較

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注:
 『児童文学翻訳作品総覧 明治大正昭和平成の135年翻訳目録6 スペイン・ロシア編』にて、ソログープ作品を収録していると記されていた雑誌一覧の内、以下のものは見つけることが出来なかった。
 ・「関西芸術」(大正4年11月「沈黙の声」、大正5年1月「ロシア古譚」、大正5年2月「慈悲と愛」)
 ・「露西亜評論」(大正8年10月に「古い家」)
 故に内容を確認出来ておらず、明確に収録作品の分かる最後の一作を除き、一覧には記載しなかった。








凡例及び書式

凡例
・基本的に小説のみを対象とし、詩や評論等は対象外とした。
・分かりやすくするために、発行年等の年表記は全て西暦に変換し、発行年順に列記した。
・出版社も現在の表記に改めたが、その他の書誌情報は旧字新字問わず、そのままとした。
・単行本の書名は二重鉤括弧(『』)、雑誌名は鉤括弧(「」)、また作品名も鉤括弧(「」)で示した。
・単行本に関しては発行日、記載があれば印刷日も記載した。
・雑誌に関しては可能な限り巻・号表記、発行日を記したが、不明な場合には発行月を付した。
・英語翻訳に関しては単行本の書名はダブルクォーテーション("")、作品名をシングルクォーテーション('')で示した。
 英語圏は単行本のみを対象とし、雑誌等は調査の対象外とした。
・実際に入手出来なかったものには、最初の行の末尾に#を付した。

書式
・以下のように記した。
作品名(※邦題が複数ある場合には最も一般的なもの、または分かりやすいものを記した)

<翻訳一覧>(※発行年順に表記した)
-「作品名」 翻訳者名:『単行本書名』(出版社)
 印刷日(※あれば) 発行日
-「作品名」 翻訳者名:「雑誌名」巻・号表記
 発行日あるいは発行月
-'作品名(英語表記)' 翻訳者名:"単行本書名"(出版社)
 発行年あるいは発行月あるいは発行日

<あらすじ>
 作品のあらすじを簡単に記した。作品があまりにも短い場合には、省略した。

<読むなら?>
 対象とする作品を含む入手可能な単行本、もしくは図書館に蔵書がある本を示した。収録先が一つしかない場合には省略した。

・上記を基本としつつ、必要に応じて適時改行を加えた。


謝辞
 この個人的な調べ物に関しまして、大阪大学附属図書館、関西大学図書館、大阪府立中央図書館、大阪府立国際児童文学館、大阪府立中之島図書館、三康文化研究所附属三康図書館、大宅壮一文庫、日本近代文学館、国立国会図書館にお世話になりました。厚く御礼申し上げます。
 またアメリカ議会図書館(The Library of Congress)サイトの検索も、便利に使わせて頂きました。

 特に何度も何度も細かい疑問に付き合って頂いた、大阪府立中央図書館の司書のみなさまの忍耐と親切には言葉がありません。日本近代文学館の蔵書の素晴らしさには、大変助けられました。


参考
『世界文学綜覧シリーズ10 世界児童文学全集・作家名綜覧 下 ス~ク』(1999年、日本アソシエーツ)
『児童文学翻訳作品総覧 明治大正昭和平成の135年翻訳目録6 スペイン・ロシア編』(2005年、大空社・ナダ出版センター)
『児童文学翻訳大事典第二巻 原作者と作品(ア~ソ)』(2007年、大空社・ナダ出版センター)

 以上の3冊も大阪府立中央図書館で拝見させていただきました。



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長編
小悪魔
・「悪夢」※日本語翻訳なし 原題:Тяжёлые сны
・「小悪魔」 原題:Мелкий бес
・「創造される伝説」※三部作 原題:Творимая легенда
  「血の滴」 原題:Капли крови
  「女王オルトルーダ」※日本語翻訳なし
   原題:Королева Ортруда
  「煙と灰」※日本語翻訳なし 原題:Дым и пепел


 短編に比べると、長編の日本語翻訳は不遇。
 Слаще яда(甘い毒)以外の長編には英語訳がある。



悪夢

<翻訳一覧>
-'Bad dreams' Vassar W. Smith翻訳:"Bad dreams"(Ardis)#
 1978年発行



小悪魔

<翻訳一覧>
-'The Little Demon' John Cournos翻訳、Richard Aldington翻訳
  :"The Little Demon"(A.A. Knopf)
 1916年発行
-「小惡魔」 中村百葉翻訳:『小惡魔』(叢文閣)
 1922年3月1日印刷 1922年3月10日発行
-「小惡魔」※1 中村百葉翻訳:世界文庫『小惡魔(一)』(弘文堂)
 1940年12月1日印刷 1940年12月20日発行※2
-'The petty demon' Andrew Field翻訳:"The petty demon"(Random House)#
 1962年発行
-「小悪魔」 青山太郎翻訳:モダン・クラシックス『小悪魔』(河出書房新社)
 1972年12月17日初版印刷 1972年12月22日初版発行
-'The petty demon' Samuel D. Cioran翻訳:"The petty demon"(Ardis)#
 1983年発行
-'The Little Demon' Ronald Wilks翻訳:"The Little Demon"(Penguin Books)#
 1994年発行
-「小悪魔」 齋藤絋一翻訳:『小悪魔』(文芸社)
 2005年12月15日初版第一刷発行


<あらすじ>
 ギムナジウムの教師ペレドーノフは出世のために、ワルワーラと同棲していた。彼女の親戚である侯爵夫人の後押しがあれば、視学官になれるからだ。
 だがそれは真っ赤な嘘。それを知るのはワルワーラとその友人一人だけであった。
 確かな職業を持つペレドーノフを手放したくないワルワーラは、侯爵夫人の覚えを目出度くするためにとの口実でペレドーノフに結婚を迫る。
 一方のペレドーノフは侯爵夫人の存在に半信半疑であったが、けれども後ろ盾を得たいとの強い欲望のためにワルワーラと別れることも出来ない。その煮え切らない姿勢が、ワルワーラに更なる嘘を吐かせることになる。
 出世欲と嫌疑、嘘、田舎特有の濃い人間関係が絡まり合い、ペレドーノフは徐々に精神のバランスを失っていく。


<読むなら?>
小悪魔
 現在、新本で手に入れることの出来る日本語翻訳はない。
 だが2005年の文芸社版ならば、比較的図書館にも所蔵されていることが多い。

 また1916年翻訳の英語版ならば、既に著作権が切れており、ネット上で無料で読むことが出来る。



<注釈>
※1:(一)とある通り、途中まで。続きは出版されていない。
※2:国立国会図書館収蔵のものは発行日の「廿日」表記の廿部分が訂正されている。元は不明。



創造される伝説(三部作)

第一部 血の滴
<翻訳一覧>
-'The created legend' John Cournos翻訳※1
  :"The created legend"(Frederick A. Stokes Company)
 1916年発行
-「血の滴」 除村吉太郎翻訳:『血の滴(「創造される傳説」の一)』(春陽堂)※2
 1925年2月25日印刷 1925年2月28日発行
-'The created legend' John Cournos翻訳※1※3
  :"The created legend"(H. Fertig)
 1975年発行
-'The created legend' John Cournos翻訳※1※3
  :"The created legend"(Greenwood Press)
 1975年発行
-'The created legend' John Cournos翻訳※1※3
  :"The created legend"(Hyperion Press)
 1977年発行
-'Drops of blood' Samuel D. Cioran翻訳#
  :The created legend ; pt. 1"Drops of blood"(Ardis)
 1979年発行

第二部:女王オルトルーダ
<翻訳一覧>
-'Queen Ortruda' Samuel D. Cioran翻訳#
  :The created legend ; pt. 2"Queen Ortruda"(Ardis)
 1979年発行

第三部:煙と灰
<翻訳一覧>
-'Smoke and ashes' Samuel D. Cioran翻訳#
  :The created legend ; pt. 3"Smoke and ashes"(Ardis)
 1979年発行


<あらすじ>
 ソログープの創作の全てが詰まった作品、と称されることが多い割に翻訳には恵まれない三部作。

 第一部では革命の予兆を秘め、ある者は変化に希望を、ある者は変化に恐れを抱く中、詩人トリロドフと運命の恋人エリサヴエタとの恋愛が芽生えるまでを描く。
 『血の滴(「創造される傳説」の一)』収録された翻訳者の序によれば、第二部では女王オルトルダ(オルトルーダ)が治める島王国の顛末が、第三部ではオルトルダ女王の後継者にトリロドフが指名され、家が襲撃される最中エリサヴエタを連れて悠悠とロシアを後にする様が描かれるらしい。


<読むなら?>
 第二部、第三部の英語翻訳は入手困難。
 第一部の日本語翻訳『血の滴』は既に著作権が切れており、国立国会図書館によって既にデジタル化され、ネット上で無料で読むことが出来る。
 John Cournos翻訳の"The created legend"も同様に無料で読むことが可能。


<注釈>
※1:第一部のみ。
※2:一とあるがそれ以降は出版されていない。
※3:John Cournos翻訳1916年発行"The created legend"の復刻。



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ソログープ日本語翻訳作品一覧


前書き / 謝辞 / 参考 / 凡例及び書式

 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その1:長編
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その2:短編(有名作)
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その3:短編(童話)
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その4:短編(その他)
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その5:超短編
 ソログープ日本語翻訳作品一覧 その6:戯曲と英訳

 ソログープ翻訳作品一覧:全集との比較

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注:
 『児童文学翻訳作品総覧 明治大正昭和平成の135年翻訳目録6 スペイン・ロシア編』にて、ソログープ作品を収録していると記されていた雑誌一覧の内、以下のものは見つけることが出来なかった。
 ・「関西芸術」(大正4年11月「沈黙の声」、大正5年1月「ロシア古譚」、大正5年2月「慈悲と愛」)
 ・「露西亜評論」(大正8年10月に「古い家」)
 故に内容を確認出来ておらず、明確に収録作品の分かる最後の一作を除き、一覧には記載しなかった。

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