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湿気の多い季節に:購入履歴・新本編103

2013.05.27 Mon


 最近は体調が優れないこともあり、めっきり実店舗に行く元気がない。
 大きな店舗以外には入荷しないと思うと、尚更。人の多いところなんて無理よ無理。

HMV ONLINE/エルパカBOOKS


 と言うわけで、ネット書店で購入。今回はと言うか、今回も、エルパカさんでした。
 例の20%キャッシュバックキャンペーンの期間に注文した。が、以前のキャンペーンで貰ったクーポンを使ったために、キャッシュバックは雀の涙。
 クーポンを使用しても実際に払った金額の20%が帰ってくるというだけでも、なかなかに素敵ですが。








 買ったのは、2冊。

輸血医ドニの人体実験 ---科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎 神童のための童話集


 『輸血医ドニの人体実験 科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎』と『神童のための童話集』でした。

 『輸血医ドニの人体実験』は輸血という「新技術」を巡る研究者たちの攻防の話のようだ。
 当時の最新科学を盛り込んだ『吸血鬼ドラキュラ』にはドラキュラに血を吸われて衰弱したミナを救うために輸血が行われるシーンが複数回あるのだけれど、これが驚くべきことに血液型に頓着していない。何の検査も行わずに、いきなり血を入れちゃう。
 それもそのはず、このときはまだ血液型なるものは「発明」されておらず、輸血直後に死亡する患者がいることは謎だったわけでして。
 O型な私からすれば、本当に止めていただきたいですね。結構な確率で、死んでしまうじゃないですか!
 そのあたりの顛末は、『吸血鬼ドラキュラ』の続編を名乗る『新ドラキュラ 不死者』の方で触れられていたりします。

 しかし人間とは面白いもので、ある概念が生まれた途端に、今まで見ていたものはその姿を変えるのであります。見られていた対象物は何ら変わってなどいないのに、見る側の中で変わってしまう。
 血液型なるものを知る私には、血液型に無頓着な輸血行為は死への近道にしか見えないけれども、当時は全くそんなつもりはなかったのでしょうし。
 それ以前には傷口がわざと塞がらないように物を詰め、膿が持続的に生まれるように工夫したり(膿が出る=体の中の病気の元となる悪しき物質が外部に排出されているとの概念から)と、もういっそ殺してあげて欲しいくらいの治療が一般的だったりと、全くの他人事として見るならば面白い。
 そもそもが血に触れる外科医は最下位の地位に置かれ、怪しい薬草売りや占い師らとそう変わらぬ位置に甘んじていたり、更には知識人ではなく一職人に過ぎない外科医は遍歴の旅に出ては、特に駆け出しともなれば戦争に従軍しては己の腕を磨くなんて、彼等の研修台となった患者はどうなったんだろう……的な疑問と共に、当時は生きるのは今よりもずっと大変だったんだろうなと遠い目になってしまうのでありました。


 『神童のための童話集』は、装丁が綺麗な一冊。ただ耐久性はなさそう。
 こちらはシギズムンド・クルジジャノフスキィの作品集。ロシアの鬼才とのことなので、ソログープを血眼で追ってるなじみで買ってみた。
 ちなみに今ふと積ん読タワーを見たら、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』が一番上にいましたよ。
 2冊目だったのかコレ。


関連記事:
『輸血医ドニの人体実験 ―科学革命期の研究競争とある殺人事件の謎』感想:★★★☆☆
『吸血鬼ドラキュラ』感想:★★★★☆
『新ドラキュラ 不死者』感想:★☆☆☆☆
『パラケルススの世界』感想:★★★☆☆
『女の皮膚の下―十八世紀のある医師とその患者たち』感想:★★★★★
『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』感想:★★★★★

Theme: | Genre:本・雑誌 |
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