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METライブビューイング2012-2013『愛の妙薬』感想:★★☆☆☆

2012.11.06 Tue


METライブビューイング2012-2013


 ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場での上演を手軽に映画館で見られる! という触れ込みのMETライブビューイングを見るために、土曜日になんばパークスシネマまで行って来た。
 「この映画館、地下鉄難波駅から遠すぎ!」と思ったが、3DSLLによれば歩数は普段の生活と同じ程度に収まっていた。人ごみのせいで長く感じただけのようだ。

 このMETライブビューイング、大阪では唯一なんばパークスシネマのみで上映。
 しかも他のところは知らないが、大阪では公開期間はかっちり一週間、上映も一日一回ぽっきり、となかなか都合付けられない人も多そうなシステムながら、私が行った土曜日はかなり客席が埋まっていた。
 割と早い時期にネットからチケットを買ったおかげか、前の方ど真ん中というとても良い席に当たって個人的には嬉しい限り。
 ただ上映を待ちながらフロアでポップコーンを貪り食っていた時に隣に座っていたご夫婦と、劇場内でもこれまた席がお隣になったのには笑ってしまった。

 その貪っていたポップコーンのキャラメル味は、キャラメルが掛かっている部分は美味しかったものの、他がちょっと加熱しすぎで苦い。とうふナゲットは豆腐感と微妙なヘルシーさに溢れていてなかなか良かった。
 ……昼ごはんの時間が微妙すぎてハラ減りだったせい&以外に移動に時間がかかったせいで、映画館でガッツリ食べる羽目になっちゃったよ。

 ただプレミアムの9番シアターかと思っていたのに、普通に6番シアターに回されたのにはガッカリ。
 収容人数が9番:111人、6番:217人なのを考えれば、METライブビューイングの集客数が向上して9番では賄いきれなくなったのだろうけれど。
 なんばパークスの入り口に、METのポスター貼ってあったことだし、割と力を入れて宣伝していたりするのかもしれない。
 けれどそのポスターがアディーナとドゥルカマーラなのに若干の悲しみを。ネモリーノはどこに行った?
 ちなみに9番シアターでは、『推理作家ポー 最期の5日間』を上映していた。時間の都合がつけば、これも一緒に見たかったなぁ。



 METライブビューイング2012-2013シーズンのトップはドニゼッティの『愛の妙薬』。
 このオペラについては以前だらだらと書いたばかりなので、今回は気になった箇所だけ簡単に。

 キャストは、アディーナ:アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)、ネモリーノ:マシュー・ポレンザーニ(テノール)、ベルコーレ:マリウシュ・クヴィエチェン(バリトン)、ドゥルカマーラ:アンブロージョ・マエストリ(バス)。
 指揮者はマウリツィオ・ベニーニ、演出はバートレット・シャー。








 今回は「新演出」となっているが、舞台の時代が変わるなどの劇的な変化はなし。ただ全体的にドタバタ色を押さえ、現実味のある人間関係を重視したとのこと。
 でもそのおかげで、元々あまり好きではないアディーナがますます鼻に付くようになり、ネモリーノがより一層理不尽な目に遭っているように思えてしまって、個人的にはなんだかなー。
 『愛の妙薬』の良いところは、全員が全員知り合いのこじんまりとした村の狭さと暖かさ故の微笑ましさだと思っていたので、そこにリアリティを注入されたくはなかった。

 しかも音響の設定が私の耳には宜しくない。
 人間の声に合わせて調節していることだろうし、歌声に文句はない。が、フルートの高音部とピッコロのほぼ全域が耳に突き刺さる。今回はこの楽器に割と出番があるから、また辛い。
 更に拍手、特に舞台終了時の万雷の拍手に至っては真面目に拷問の類。
 フルート、ピッコロに関しては私がつい耳で深追いしてしまうからだと自分に言い聞かせることも出来るが、拍手に関しては無理。
 けれど他の人は動じていないようだったので、私の耳に何らかの問題があるのかもしれない。
 何にせよ、時折片方の耳を押さえながら上映されるオペラを聞くという良く分からない状態になってしまった。まぁ片耳押さえていれば我慢できる範囲なのでそれほどまでに深刻でもないが、わざわざ映画館に来て片耳押さえてるなんて若干悲しい。しかもオペラなのにさ。


 舞台装置は華やかだし、衣装も豪華で、流石は世界に配信しているだけはあるなという感じ。
 ただ衣装が重たいのか、小道具にぶつかって倒すのはいかがなものか。二度ほど椅子倒れた上に、二度目は「がったん!」って音まで入ってたぞ。

 キャストとしてはベルコーレはハンサムな女誑しっぷりと、更には軍隊勤めの野卑さが表現されていたし、対するネモリーノは人生経験の浅そうな若者然としていて良かった。
 ただ第1幕の冒頭でネモリーノは手帳になにやら書いていた、つまりは文字が書けるようなのに、軍隊に己を売る時の契約書のサインには「×印で良いぞ!」って、ベルコーレはネモリーノのことを馬鹿にしすぎなんじゃ。
 しっかしこれって兵隊は現地調達みたいね。駐屯地も現地調達のようだし、更に食料も現地調達してたら、何と言うか三十年戦争の頃から基本が変わってない感が。まぁ流石に略奪強奪火付けなんでもあれな時代と同一視するのはアレか。

 リアリティある2人に対して、此度のドゥルカマーラ先生の怪しさが凄い。
 詰め物をしているんだろうが、あの体型はもはや人間じゃない。しかも背も高い。
 医学の偉い先生なんて雰囲気は欠片もなく、どこまでも怪しい詐欺師にしか見えない。それをみんなが歓迎して、さらにはお見送りまでしてしまうのだから、うーん、リアリティある人間関係。

 今作のヒロイン、アディーナは農場主の娘ではなく、農場主本人らしい。実際に地主として切り盛りしている肝っ玉お姉さんというところか。
 赤いドレスに白いブラウス、更に黒の帽子が印象的。途中で一時的に衣装が変わってしまうのが惜しいくらいだ。
 第2幕のベルコーレとの結婚式では、チキンをがっつり食べてて思わず笑ってしまった。幕間に入る演者と裏方インタビューで食事の話が出た直後だったせいで、妙に面白かった。

 これでネモリーノとアディーナがともに太めの上に、どことなく体格が似ていなければ文句なかったんだけどなぁ。
 体型がそれとなく似ているから、なんだか兄弟のようだ。


 椅子を倒した以外にも、「それ演出じゃなくて足が滑ったんですよね?」と思ってしまうシーンがあったものの、ネモリーノ、アディーナ、ベルコーレ三者それぞれが収まるべきところに収まり、ドゥルカマーラを見送ってハッピーエンド。
 でもやっぱり、この劇はもっとアットホームで刺々しくない演出で見たいなぁ。
 それと今回もネモリーノの見せ場であるはずの「人知れぬ涙」で睡魔に襲われました。
 何がそんなに私の睡眠欲を呼び覚ますのか。もう眠れない夜の睡眠剤代わりに、このCD買おうかな。


覚え書き(本に纏わるあれこれ):オペラ感想
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


関連記事:
DVDオペラ・コレクション26『ファウスト』感想:★★★★☆
魅惑のオペラ第23巻『愛の妙薬』感想:★★★☆☆




 上演前に流れたCMによると、関西初のアンコール上映が決定したんだそうな。ただし上演されるのは、神戸国際松竹のみ。
 詳しくはMETライブビューイング最新情報の2012年11月2日のページへ。
 と言っても、細かい情報は後ほどという訳で、まだ発表されていないけれど。

 ワーグナーの『ラインの黄金』から『神々の黄昏』までの4部作を見てみたいが、1作品4500円って高いなぁ。
 『ラインの黄金』だけは3000円だけど、全部見るとおいくらになっちゃうの。

 その他のアンコール上映12作品も面白そうだ。
 『ホフマン物語』、『ツゥーランドット』、『ランメルモールのルチア』、『イル・トロヴァトーレ』は是非見たいが、神戸国際松竹の立地が私の行動範囲外な上に、アンコール上映の期間が2013年2月23日(土)~3月1日(金)ってところに時間的な無理を感じる。
 早く日程教えてくれ!
  
 日程といえば、METライビビューイング2012-2013の2作目、『オテロ』は観にいけるか微妙だ。
 幕間の特典映像で案内役をしてくれたルネ・フレミングを見たいんだけどなぁ。23日なら行けるかなー。



 『愛の妙薬』はオペラの中では短めなのに、見終わったらどっぷり夜になっていた。

すっかり夜に……


 パークス内のお店も飲食店以外はほぼ全て閉店していて、寂しい限り。
 帰り道でうっかり余計なお金を使う心配がなくて良いといえば良いか。イルミネーションが綺麗。


 初めてなんばパークスシネマに行ったので、メンバーズカードなるものを作った、と言うか何も申し込む必要がないので、貰ったと言うべきか。
 このカードがあれば毎週火曜日はメンバーズ料金1200円になるし、1回映画を見る度に鑑賞ポイントが1つ付き、6鑑賞ポイントで1回分の映画の招待券が貰える。
 更にまた映画館でポップコーンやパンフレットを買ってもポイントがつき、それを使うとポップコーンその他と引き換えられるらしい。

 ネットでチケットを購入してしまったから今回は映画鑑賞にカウントされないのかなと思いきや、発券の際に発券機にカードを差し込めばちゃんとカウントされるようだ。
 さすがに招待券はMETライブビューイングには使えないだろうが、それでも素敵なシステムだ。

 というわけで買った。

パンフレットだけは入手した


 METの劇場プログラムと『推理作家ポー 最期の5日間』のパンフレット。
 METシーズンブックもあったが、お高かった上に英語だったので、スルーしてしまった。
 しかしポー……、真面目にとっとと観に行かないと上映終わる。
 と言うか、タイトル"THE RAVEN"なんだ。勝手に徳間の『幻夢エドガー・ポー最後の5日間』の映画化だと思っていたけど、もしかして実は全く関係なかったり?
 映画化で思い出したから、後で徳間文庫のを読もうと思っていたんだけど。

Theme:オペラ | Genre:音楽 |
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