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『ゾティーク幻妖怪異譚』感想:★★★☆☆

2011.07.13 Wed
ゾティーク幻妖怪異譚 (創元推理文庫)
ゾティーク幻妖怪異譚 (創元推理文庫)クラーク・アシュトン・スミス 大瀧啓裕

東京創元社 2009-08-30
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 クラーク・アシュトン・スミスの手による、地球最後の大陸ゾティークを舞台とする短編16編に、詩「ゾティーク」を加えたのが本書。
 遠未来でありながら現在の科学技術は失われて久しく、もはやそんな技術があったことを知る者すらいない。
 唯一の大陸には屍体を喰らう神が君臨する都市があり、また他方では風のように速やかに命を奪う病が流行する。
 悪戯に死者を蘇らせて憚らない魔術師、拷問が趣味な王。王女は魔術で男を誑かし、また王妃の命を受けて恐ろしい納骨所に向かう騎士たちがいる。





 と、死と魔術と官能と愛と裏切りが渦巻く幻想的なゾティークの物語は1話1話はとても面白い。それぞれ単独なら星を4つか5つ付けると思う。が、なんだろうこの疲労感。たぶん、全16編は多すぎたんだ。
 それも書かれた順に収録されているせいで、各話の差が余りないように感じられてしまう。つまりは、延々と同じ味の話を読まされているような気持ちになってくる。例えるならば、晩ご飯がカレーで、翌日の昼は給食でポークカレーが出て、家に帰ったら晩ご飯が昨日のカレーの残りで作ったカレー蕎麦で、さらに次の日に友達が料理ごちそうしてくれるからって遊びに行ったら、そこでまたカツカレーが出てきた感じ。
 別に一気読みした訳じゃないのに、むしろ1ヶ月以上かけてチビチビ読んだのに、なんでこんなにゲンナリしてしまっているんだ私は。もっとのんびり読むべきだったのか、それともむしろのんびりしすぎたのか?
 巻末の解説を読めば、翻訳者がどれほどこのシリーズを、ひいては作者を愛しているのかよく分かるので、あんまり文句を言いたくはないのだが、それでも感じてしまったゲンナリ感を否定することは出来ないわけで。
 そんな「もう満腹です!」状態だった身には、詳細な解説も最早ウンザリ感を増やすだけだったりしました。もうちょっと簡潔に纏めて欲しかったかも。

 そんなこんなで、途中で本気で辟易としてしまったので、1編ずつの出来に反して星3つで……。
 綺麗に忘れた頃にまた読んだら面白いかもしれない。けどこれ、忘れるにはインパクトが強すぎる。
Theme:読書感想 | Genre:本・雑誌 |
Category:星3つ:★★★☆☆ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |
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