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幽霊島の幽霊:購入履歴・古本編75

2012.06.17 Sun


 3冊目の世界恐怖小説全集は、ブラックウッドの『幽霊島』でした。翻訳は平井呈一。
 左側が函の表側で、右側は本体表。

世界恐怖小説全集2『幽霊島』


 今回の箱絵は松野一夫。本体は青色。綺麗な色だ。
 この本体の柄は一体なんなのだろう。魚っぽいと勝手に思っているけれど、魚ではないのは明らかだ。

函裏と本体


 函の裏と背中は赤色。本体と函の表面が寒色系なだけに、対比が鮮やか。
 函裏にはいつもお馴染みのランプのワンポイントが。








 今回私が購入したものは状態がかなり良く、それに加えて月報その他も揃っていた。

月報「恐怖」と新刊案内と近刊・既刊紹介


 右手前のが月報「恐怖」1。このブラックウッド短篇集である『幽霊島』から世界恐怖小説全集の配本はスタートしたようだ。
 月報には「外国の幽霊」と題した高橋義考の文章を掲載。なかなか面白い。
 右後ろ、月報の下にあるのは愛読者カード。

 左側のオレンジ色なのは栞兼1958年7月の新刊案内。当時、東京創元社は世界推理小説全集と世界大ロマン全集を配本中だったようだ。
 その後ろ側にあるのは、既刊・新刊の案内的なもの。特にタイトルは付けられていないので、なんと呼んで良いのやら。
 世界恐怖小説全集全12巻を「恐怖の快感に眠られぬ夜を彩る!」なんてキャッチで紹介していたり、世界大ロマン全集が「ご要望に応え28巻の続刊決定」し、さらに「家中で、一生楽しめる大全集」と説明していたりする。
しかも、「箱の華やかなデザインは毎巻作品を象徴するものを一流画家が執筆いたしております」とのこと。
 この世界大ロマン全集、私は図書館で本体だけになった状態しか見たことがないのだが、箱もなかなかに魅力的なようで、ちょっと見てみたくなった。



 『幽霊島』の状態の良いのが手に入って嬉しいが、ふと「この中にこの本でしか読めない短篇ってあるんだろうか?」との疑問がわいたので調べることにした。
 情報として、国立国会図書館の蔵書検索機能と翻訳作品集成アルジャーノン・ブラックウッドの項を使わせていただきました。

 以下、太字は本書『幽霊島(世界恐怖小説全集2)』収録作品。矢印(→)で同短篇の別書収録を示す。クエスチョンマーク(?)が付いているものは、確信が持てなかったもの。
 『幽霊島』収録作は全て平井呈一の翻訳による。


幽霊島」 A Haunted Island
→「呪われた島」本戸淳子・訳:『恐怖の1ダース』収録、出帆社、1975年
→「呪われた島」本戸淳子・訳:『恐怖の1ダース(講談社文庫)』収録、講談社、1980年

人形」 The Doll
→?「のろわれた人形」白木茂・訳:『世界の名作怪奇館1 ―ハルツ山の人おおかみ 英米編I』収録、講談社、1970年
→?「のろわれた人形」白木茂・訳:『のろわれた人形(世界の怪談1 英米編1)』収録、講談社、1973年
→「呪いの魔法人形」山主敏子・訳:『呪いの魔法人形 イギリス編(世界こわい話ふしぎな話傑作集03)』収録、金の星社、1984年

部屋の主」 Occupant of the Room
→「客室の先客」西秀男・訳:『ブラックウッド怪談集(講談社文庫)』収録、講談社、1978年

猫町」 Ancient Sorceries
→「古い魔術」西条八十・訳:『世界大衆小説全集 第1期第7巻』収録、小山書店、1955年
→「いにしえの魔術」紀田順一郎・訳:『ブラックウッド傑作集』収録、創土社、1972年
→「いにしえの魔術」紀田順一郎・訳:『妖怪博士ジョン・サイレンス(ドラキュラ叢書3)』収録、国書刊行会、1976年
→「いにしえの魔術」紀田順一郎・訳:『ブラックウッド傑作選(創元推理文庫)』収録、東京創元社、1978年
→「古代の魔法」仁賀克雄・訳:『猫に関する恐怖小説』収録、徳間書店、1980年
→「古代の魔法」仁賀克雄・訳:『猫に関する恐怖小説(徳間文庫)』収録、徳間書店、1984年
→「いにしえの魔術」紀田順一郎・訳:『妖怪博士ジョン・サイレンス(角川ホラー文庫)』収録、角川書店、1994年
→「古えの妖術」植松靖夫・訳:『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿(創元推理文庫)』収録、東京創元社、2009年

片袖」 Empty Sleeve

約束」 Keeping His Promise
→「約束」南條竹則・訳:『秘書綺譚 ブラックウッド幻想怪奇傑作集(光文社古典新訳文庫)』収録、光文社、2012年

迷いの谷」 The Lost Valley


 私が調べられた範囲では、以上。Ancient Sorceriesの人気が凄い。
 どの短篇も他の本で読めるのではないかと思ったものの、「片袖」と「迷いの谷」だけは見つけられなかった。
 後者の「迷いの谷」はどこかでちらっと読んだ記憶があるような気がするのだが、うーん。他作品と混同してるだけかもしれないけれど、また見つけるなり思い出すなりすれば補足しておきます。
 私が今回見つけられなかっただけで、実はどこかに収録されているのかもしれないしね。
 

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