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恐怖と幻想と幻想と怪奇と怪奇と幻想と幻想と恐怖と: 購入履歴・古本編7

2011.07.01 Fri
 今回購入したのは雑誌。中古なので古雑誌。ただ「古雑誌」と書くと、「回収」の文字が浮かんでくる不思議。
 買ったのは『幻想と怪奇』。1973年の創刊号から3号までをセットで。

幻想と怪奇

 
 本当は、角川文庫の『怪奇と幻想』全3冊セットが欲しかった。1巻のサブタイトルが「吸血鬼と魔女」、2巻が「超自然と怪物」、3巻が「残酷なファンタジー」だなんて、なんて私好み。

 ただ状態の割りに値段が高く、「どーしよーかなー」とお財布と相談している間に違う人に買われてしまった。
 その直前までは「状態イマイチだし、見送りだなー」などと思っていたくせに、他人に買われてしまうと途端に欲しくなってしまうこの駄目さ加減をむしろ讃えたくなってきた。
 まぁ、ご縁があったらまた出会えるでしょう、と信じて。


 話を購入した雑誌に戻して、美本(本?)とは言い難いが、経過年数を鑑みるに良品の部類には入るんじゃないかと。まぁどうせ私が読んだら、全体的にくったりしちゃうんしょうけど。
 創刊号は魔女特集、2号は吸血鬼特集、3号は黒魔術特集。創刊号だけ三崎書房で、他は歳月社。出版社が変わったからか、創刊号と他2号では表紙のレイアウトが異なっている。
 私の嗜好からして、創刊号と2号は間違いなく楽しめるだろう。なので3号の黒魔術特集がキーポイント。これも面白かったら全号揃えるなんて「もう止めて、あなたの本棚はもう満員よ!」状態に突入するかもしれない。
 ちなみに12号まであるのだそうだ。創刊号が1973年で、最後の12号が1974年という短命な雑誌らしい。





 この雑誌『幻想と怪奇』だが、ややこしいことに同名のアンソロジーがハヤカワ文庫NVから出ていたりする。全三巻。編集者は仁賀克雄。
 しかもさらにややこしいことに、この『幻想と怪奇』アンソロジー、2回再版されている。最初に出たオリジナルが1975年、次が1985年、更に2005年と計3回発売されたらしい。
 最後の2005年版だけサブタイトルが付き、それぞれ『幻想と怪奇―ポオ蒐集家』、『幻想と怪奇―宇宙怪獣現わる』、『幻想と怪奇―おれの夢の女』となっている。
 表紙が違うのは確認出来たが、収められている作品なり翻訳なりが違うのかどうかまでは知らない。ここまで再版を重ねたくせに、現在はどれも絶版。
 欲しいなーと思っているのだが、どの版のが一番簡単に安く手に入れられるのだろうか。

 『幻想と怪奇』同名攻撃はまだ終わらない。
 なんとこれまた早川から世界探偵小説全集の一環として(?)『幻想と怪奇』タイトルの本が出ているのである。それが『幻想と怪奇〈第1〉―英米怪談集』と『幻想と怪奇〈第2〉―英米怪談集』の2冊。
 これまたアンソロジーだが、今回の編集は早川書房編集部。たぶんハードカバー。
 1956年に出版された後、少なくとも第1の方は1969年に再版されている。こちらはおそらく文庫。

 もうそろそろ許して欲しいと心底願ったが、だかしかし早川さんは更に『新・幻想と怪奇』なるものをも発売していた。しかも私が嫌いなサイズのハヤカワ・ポケット・ミステリである。
 ただこれは今までで一番新しく、発売年が2009年である。そのせいか、今でも新本で入手可能なようだ。
 編集者は一番最初のハヤカワ文庫『幻想と怪奇』アンソロジーと同じく仁賀克雄。
 収録されている作品も被っていそうだが、流石にそこまで調べる気力はもう残っていないのであった……。Amazonレビューで親切にも収録作品を一覧で挙げてくれている方がいらっしゃるので、気になる方はそちらをどうぞ。
 私はどれも読んだことないです。


 早川も酷いが、角川文庫の『怪奇と幻想』や月刊ペン社の『恐怖と幻想』もタイトルが似ていて、良い感じに混乱する。
 その他のよく似た怪奇幻想アンソロジーに関しては、kazuouさんの「幻想と怪奇と恐怖  怪奇小説アンソロジーの難しさ」に詳しい。


 とりあえず、私が今一番狙っているのは角川文庫の『怪奇と幻想』です。と、確認でもしておかないと、違うのを買ってきそうである。


関連カテゴリ:シリーズ別・幻想と怪奇(雑誌)
Theme:古本 | Genre:本・雑誌 |
Category:積ん読記録 | Comment(4) | Trackback(1) | top↑ |
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国書刊行会の本だけで、棚一面を埋めてみたい(夢想)

とても愉しい記事(よい情報)いつもありがとうございます(感謝!)。
雑誌「幻想と怪奇」ですか、知りませんでした・・1973年!?
あきらかに角川文庫よりも、こちらの方が貴重でありますぜ。
文庫はね、ある日古書店のぞいたら、三冊揃って(しかも今度は美本!)
・・めぐりあえます・・大丈夫です。
しかし・・角川版「怪奇と幻想」かぁ・・自分も欲しい!
6gL8X1vM | nao | URL | 2011.07.01(Fri) 23:11:02 | [EDIT] | top↑ |

Re: それは国書刊行会が大喜びしてくれそうな

naoさん、コメントありがとうございます。

 後で角川文庫の『怪奇と幻想』全3冊セットを調べたら、あまり流通がないようで凹んでしまいました。
 3冊セット、しかも美本(で安い!)といつか出会えることを祈る次第です。
 雑誌の「幻想と怪奇」は創刊の辞を紀田順一郎と荒川宏が書いていたり、怪奇幻想小説を日本に根付かせるんだ!と意気込んでいたりと、なかなかに面白い雑誌です。彼らの努力の結果こそが私が今享受しているものなのかなーと思うと頭が上がりませんね。
 この雑誌以外にも1970から80年代の本は熱気に充ちているものが多くて、非常に宜しいですね。日本という国自体のエネルギーを感じます、とまで言うと言葉が過ぎるかもしれませんが。

 naoさんが『怪奇と幻想』を先に入手された際にはハンカチ噛みしめて悔しがりますので、是非ご一報くださいませ。

- | 春色 | URL | 2011.07.02(Sat) 00:51:21 | [EDIT] | top↑ |

no subject

こんにちは。
先日はトラックバックありがとうございました。

「幻想と怪奇」は、僕もお気に入りの雑誌です。とくに前半の号はすごく充実していて、今読んでも面白いですよね(比べて後半の号は物足りなくなってくるのですけど…)。

ハヤカワ文庫NV版の「幻想と怪奇」は、初版も再版も収録内容は同じですよ。翻訳も同じ(どこか手を入れている可能性はありますが)。

角川文庫版「怪奇と幻想」もすごくいいアンソロジーだと思います。もともと「ミステリマガジン」に掲載された短編を中心に編まれてるので、エンタテインメント性の強い作品が集められている印象があります。
本の状態に関しては…、確かにあんまりいい状態のものを見かけないですね。

ブログのほかの記事も拝見させていただきました。なじみぶかい幻想文学タイトルが並んでいて、親近感を感じてしまいました。今時、白水社の「現代幻想小説」シリーズを読んでおられる方に出会えるとは、うれしい驚きです。
- | kazuou | URL | 2011.07.02(Sat) 07:34:13 | [EDIT] | top↑ |

Re:

kazuouさん、初めまして。コメントありがとうございます。

 kazuouさんの「奇妙な世界の片隅で」ブログは、いつも楽しく拝見させていただいております。

 ちょうど雑誌「幻想と怪奇」の1号を読み終わったところなのですが、確かになかなかに面白かったです。
 後半は減速気味なのですか……。ちょっと残念ですね。
 ハヤカワ文庫NV版『幻想と怪奇』に関する情報もありがとうございます。収録作品に差がないのなら、どれを買っても良さそうですね。
 角川文庫『怪奇と幻想』は今度見かける機会があったら、迷わず購入しおうと思います。

 白水社の「現代幻想小説」シリーズは装幀が素敵で気に入っているのですが、イギリスとアメリカが手に入らなくてギリギリしております……。まぁ、買っても積むんですけどね。
- | 春色 | URL | 2011.07.02(Sat) 22:20:54 | [EDIT] | top↑ |

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