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オレンジとオレンジ:購入履歴・古本編69

2012.05.28 Mon


 もう随分と集まって来た世界幻想文学大系に更に2冊追加。
 たまたま同じオレンジ色の函カバーだった。

『魔性の女たち』『魔女の箒』函背



『魔性の女たち』『魔女の箒』函


 左側がドールヴィイの『魔性の女たち』で、右がデ・ラ・メアの『魔女の箒』。








 『魔性の女たち』に付属の月報は緑色。愛読者カードも挟まっていた。

バルベー・ドールヴィイ『魔性の女たち』


 月報の内容は以下。

月報3――1975.8.15
 ・戦闘的カトリック――田辺貞之介
 ・バルベー管見――澁澤龍彦
 ・ドイツ怪奇幻想文学の系譜 グリューフィウスからハイネまで――世界幻想文学小史・3――前川道介
 ・日々の泡――編集ノート


 表面の頭2つはバルベー・ドールヴィィに関するエッセイ。
 「戦闘的カトリック」はルイ十五世の落とし胤の血を引くバルベイ・ドールヴィイが、十九世紀後半にあっていかに王族の誇りを守ろうとしたか、イヴの子孫である女たちがいかに悪魔的かを描くことによって道徳的たらんとした彼の生き様が解説されている。
 「バルベー管見」は、本書に収められている作品たちの解説。澁澤龍彦のお気に入りは、かつて自分で翻訳したこともある「罪のなかの幸福」だそうな。

 裏面の「ドイツ怪奇幻想文学の系譜」はタイトル通りの内容。創土社から出版中のジャン・パウル全集とホフマン全集にも触れられている。
 「日々の泡」では箱装丁への拘りを感じることが出来る。


 『魔女の箒』の月報は黄緑色。
 普段よりも月報が長い。

ウォルター・デ・ラ・メア『魔女の箒』


 月報の内容は以下。

月報7――1975.11.15
 ・デ・ラ・メアの幻想世界 Impossible She――井村君江
 ・デ・ラ・メーヤについて――西條嫩子
 ・幻想文学における世界像拡大の歴史 ファンタジーとその分身 世界幻想文学小史・6――荒俣宏
(編集ノートは休載)


 「デ・ラ・メアの幻想世界」は、日本でのデ・ラ・メアの紹介の歴史から始まり、その作品に様々な形をとって登場するを主軸になされた考察。
 「デ・ラ・メーヤについて」は父親の西條八十の影を拾いつつもその詩作の方向性を探っている。

 裏面の「幻想文学における世界像拡大の歴史」は、トールキンの『指輪物語』の発表により逃避文学のレッテルを貼られ端に追いやられていた幻想文学の再解釈の流れを紹介しつつ、幻想文学における世界像の拡大との観点からその歴史を振り返ったもの。
 未だ幻想文学の日本への紹介は十分ではないとして、この世界幻想文学大系の第二期を切望する文章で終わっている。たぶん言いたかったのはこの最後だったのではなかろうか。



関連記事:
色褪せちまった哀しみに:購入履歴・古本編59
第30回春の古書大即売会:即売会メモ
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 今日、こんなの貰ったよー、と知人が人形(?)を持ってきた。それがコレ。

ジャイアントマイクローブス クラミジア


 「なにこれ? ゆるキャラ?」と思いながらタグを見ると、そこには"Chlamydia (Chlamydia trachomatis)"の文字が。
 Chlamydiaって名前なのかー。へー。読みはええっとク、ラ、クラミジア。……クラミジア!? 感染症の原因細菌じゃねーか!
 わざわざChlamydia trachomatisとまで書いてあるし、これやっぱりクラミジアの人形だよ! 顕微鏡写真までタグに載ってるし。ナニコレ。


 と言うわけで調べてみたところ、世の中にはGIANTmicrobes(ジャイアントマイクローブス)という名の、microbe(小さな生き物)をGIANTにし、手頃なサイズの人形にするメーカーさんが存在するんですってよ。
 上記のクラミジアさんもそこの商品でした。これは実際の100万倍ほどの大きさになっているらしい。
 病原菌限定かと思ったら、小さな生物や細胞ならば何でも対象らしく、脳細胞や南京虫まで居る。鳥インフルエンザも大腸菌も居る。
 意外と売れているのか日本展開もしており、雑貨屋などで取り扱いがあるそうだ。Amazonでも一部の商品の取り扱いがあるので欲しい方はどうぞ。


 本を大量に溜め込んでるあなたにはこれなんて如何でしょう。
ジャイアントマイクローブス 本の害虫

 Bookworm、つまりは本の虫から有名どころ(らしい)なAnobium punctatumさん。
 
 公式サイトはこちら→GIANTmicrobes(英語)

Theme:古本 | Genre:本・雑誌 |
Category:積ん読記録 | Comment(2) | Trackback(0) | top↑ |
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| | | 2012.05.29(Tue) 20:13:45 | [EDIT] | top↑ |

Re: オレンジ色の煌き・・

コメントありがとうございます。

 月報の1975年にはまだ生まれてなかったですねー。
 個人的には「結構昔」に発売された本をスリップ付きの新本状態で入手した時には、なんとも微妙な気持ちになってしまいます。
 読まれてナンボのはずなのに、今まで誰にも読んで貰えなかったのかと思うとちょっと可哀想な気がして。
 ……と言いながら私も随分積んでいるんですが。


 こちらこそいつもありがとうございます。コメント励みにしております。
- | 春色 | URL | 2012.05.30(Wed) 00:12:23 | [EDIT] | top↑ |

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