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揃ってないけど、揃ってるんだよ:購入履歴・古本編67

2012.05.22 Tue


 創土社から出た鈴木武樹個人全訳ジャン=パウル文学全集の1,2,6,7巻を入手した。

 
ジャン=パウル文学全集・函背


 写真の左からそれぞれ「1 見えないロッジ・第一部」、「2 見えないロッジ・第二部」、「6 五級教師フィクスラインの生活」、「7 貧民弁護士ジーベンケーズの結婚生活と死と婚礼・上」。
 五級教師の五級とは、一流二流などの区分ではなく、対象とする生徒の学年による区分だとのこと。

 この文学全集は三期全26巻に別巻1で完結する予定が、翻訳者が7巻を出す前に亡くなられ、それでもなんとか第4回配本の7巻が出たという次第。
 7巻の本文は無事に訳し終えていたものの、訳注は途中だったようで、後半になるにつれて空欄が目立つ。
 そんなわけで、出版されたのは以上の4冊のみとなり、つまりはこれで揃え終わったことに。なんとも寂しい。








 このジャン=パウル文学全集の装丁はとても地味。

 1,2巻の函表。
『見えないロッジ・第一部』『見えないロッジ・第二部』函表


 6,7巻の函裏。
『五級教師フィクスラインの生活』『貧民弁護士ジーベンケースの結婚生活と死と婚礼』函裏


 帯以外に変化がない。「ホフマン全集」と熱の入れようが違うように感じちゃうぞ、オイ。

 函の中にはオレンジ色の本体と、別冊の注、創土通信が付属しているようだ。
 下の写真は1巻のもの。

函と本体と別冊の注と月報


 本体デザインも全巻同じ。
 1巻には創土通信No.5(1975.7.15)が付いていた。「ジャン=パウルとトーマス・マン」と題する鈴木武樹の文章が載っている。
 ……私、この創土通信複数持ってるな。見るの何度目だろう。

 手持ちの2巻と7巻には創土通信はナシ。
 6巻にはNo.4(1974.9.15)が付属。こちらは「創土社五年之四方山譚」とのタイトルで、中村能三、深田甫、荒俣宏と出版社側の人間として井田一衛の四人での対談が収録されている。
 中村能一が翻訳したサキの出版が学芸書林で不可能になったことから、井田一衛が独立して作ったのが創土社なのだそうな。
 今となってはビッグネームなサキだが、当時は「売れないから出版社さっそく潰れるぞ」と注意されてしまうような状態だったらしい。ホフマン全集も「ホフマンを出すとつぶれる」なんて言われていたようで、隔世の感をですね……ってまぁ、もう40年近く前の話なのだけれど。
 創土社の「ブックス・メタモルファス」叢書は、「日本ではあまり売れなかった作家、マイナーな作家を発掘して、日本人の精神風土や体質の中にブチこんで行きたい。今迄の体質では受けつけないようなものを何とかとけこまし、変身(メタモルファス)させたい」との姿勢から生まれたとのこと。
 翻訳の苦労なども語られており、なかなかに面白い回だ。



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