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映画化だってさ、コレ:購入履歴・古本編65

2012.05.15 Tue


 今回は『マンク』を購入。
 複数の版があるが、国書刊行会の世界幻想文学大系から出た上下巻のものを。
 上下ともにオレンジ色の函カバーだった。左側が上で、右が下。

国書刊行会『マンク』上下



 この破戒僧マンク、映画になったらしいですね。公式サイトはコチラ→マンク 破戒僧
 大阪の上映予定が「近日 第七藝術劇」になっているが、第七藝術劇場のサイトによれば「6/30~7/6 1週間限定」となっており、決定したようだ。
 ちなみにと言うか、当然と言うか、レイトショーのみである。第七藝術劇場のサイトはコチラ→第七藝術劇場
 マンクのサイトでは劇場名の後ろが削れていて可哀想なことになっているので、誰か突っ込んであげてください。








 『マンク』上巻は、紫色の月報付き。愛読者カードまで付いていた。
 研究室からの放出品らしいが、とてつもなく綺麗だなぁ。なんだか悲しくなって来たぞ。

『マンク』上と月報



月報の内容は以下。

月報9――1976.3.25
 ・『マンク』の”謎をもった構造”――井出弘之
 ・『マンク』とドイツ恐怖小説――石川実
 ・幻を求めた人々1 世界幻想文学小史・8――秋山和夫

 表面に記載されている二つは『マンク』の解説である。特に「『マンク』の”謎をもった構造”」は、今から本書を読もうとする私には興味を掻き立てられるような良い内容。
 裏面の「幻を求めた人々1」も面白い。タイトル通りに、幻想文学の見取り図の内、フランス限定で記している。
 ジャック・カゾットから始まり、シャルル・ノディエ、ジュール・ジャナン、ヴィクトル・ユゴー、ペトリュス・ボレル、フィロテ・オネディー、グザヴィエ・フォルヌレ、アルフォンス・ラップ、シャルルマーニュ=イシール・ドフォントネー、シャルル・ラサイイ、アンリ=アルフォンス・エスキロス、ジェラール・ド・ネルヴァルを経、テォフィール・ゴーチエまでを紹介し、続いて、オノレ・ド・バルザック、フィラレート・シャール、シャルル・ラブウ、サミュエル・アンリ・ベルトゥまでが挙げられている。

 この中ではヴィクトル・ユゴーの『アン・ディスランド』が一番気になったのだが、邦訳は「アイスランドのハン」で良いのだろうか。「特に後者は、十七世紀ノルウェーを舞台にした吸血鬼もの」とあるが、読者の感想を見る限り絶対に違うぞ。
 「特に後者は」が指しているのは『アン・ディスランド』ではないのだろうか。だがそれならどれだ?



 下巻も紫色の月報に、愛読者カード付き。

『マンク』下と月報


月報の内容は以下。

月報10――1976.4.15
 ・『マンク』とドイツ的情熱――荒俣宏
 ・忘れられた鏡――桑原喜一
 ・幻を求めた人々2 世界幻想文学小史・9――秋山和夫

 表面の2作はマンク関連。「『マンク』とドイツ的情熱」はヨーロッパの端であり異文化と接し続けたドイツで花開いた「野蛮」なる彼の国の文学が、いかにイギリスに輸入され、そこでどのような変化を産み出したのかに関する考察。
 「忘れられた鏡」は現代(と言っても1970年代にこの文章は書かれているのだが)日本に生きる「わたしたち」が、ゴシック・ロマンスの有する「俗なるものの活力」を有しえるかどうかとの問いかけである。

 裏面の「幻を求めた人々2」は上巻に封入されている月報9の「幻を求めた人々1」の続き。二十世紀まで。
 ウージェーヌ・シュー、フレデリック・スーリエ、アレクサンドル・ヂュマ・ペール、ホフマンのフランスの弟子との説明付きでエルクマン=シャトリアン、プロスペル・メリメ、ギュスターヴ・フローベール、アルフォンス・ドーデー、バルベー・ドールヴィイ、ユイスマンス、レオン・ブロワ、エルネスト・エロ、ヴィリエ・ド・リラダン、ギ・ド・モーパッサン、レミ・ド・グールモン、アルフレッド・ジャリ、アルセル・シュウォブ、ギュスターヴ・カーン、ジョセファン・ベラダン、ジャン・ロランらが名前を連ねている。



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