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壮観というか壮大:購入履歴・古本編60

2012.05.06 Sun


 ビアスさんを1冊追加。創土社の『完訳 悪魔の寓話』です。
 函には綺麗に保護用の紙が巻いてあるので、そのまま写真に撮ってみた。

『完訳 悪魔の寓話』函


 が、Amazonに綺麗な画像が上がっていた。
 要らなかったな……。


 函裏。

函・裏


 あまり函の状態が良くない。










 本体と函の背中。
 黒に銀色の文字はカッコ良いが、ややハゲ気味。
 
背中



 本体の表紙に配されているビアスのサイン(?)は綺麗。

本体



 創土通信No.1(1972.12.1)と、愛読者カードが付いていた。この当時ははがき1枚を10円で送れたようだ。

創土社通信(月報)


 創土通信には、紀田順一郎の「メタモルファスの壮観」、長璋吉の「韓国記者村のどろくさい貴公子」、深田甫の「ご迷惑へのお詫び」と題する文章が掲載されている。
 最初の「メタモルファスの壮観」はタイトル通りに、創土社が将来出す本に関する将来展望を綴った文章。夢に溢れまくっていて楽しそうだ。

 「創土社の『ブックス・メタモルファス』という叢書は、海外の怪奇幻想文学の古典を網羅するという目的を含んで発足し」から書き出された文章からして、壮大だ。一社で網羅しちゃうつもりだったのか。
 この時点で既にラブクラフト、ダンセイニ、ブラックウッドの作品集は刊行されているそうで、今後の予定として『M・R・ジェイムズ全作品集』上下巻、『エーヴェルス作品集』、『アーカム・ハウス作品集』、ビアスの『怪奇な物語』が、少し弱気の配本予定としてオブライアンの「ダイヤモンド・レンズ」が上がっている。
 続いて企画段階として、レ・ファニュが挙げられており、既に『バーゼル文書』、『クロウル夫人の幽霊』などのテキストを入手済みと記している。
 デ・ラ・メアの「完璧な」作品集、L・P・ハートリー、W・F・ハーヴェイの作品集は「近く実現する」と書かれ、その後の予定としてコリンズ、キプリング、アスキス、ヴァーノン・リー、A・J・アラン、マイケル・アーレン、コッパード、E・F・ベンスン、R・H・ベンスン、バレージ、ヒッチェンズ、ウェイクフィールド、フィルポッツ、オニオンズは「いずれ全部ふくめるつもり」とある。
 けれどその前に優先したいものとして、E・L・ホワイト、ダインセン、リチャード・バーラム、マイリンクの名前が続き、ケルナー、クライスト、ティーク、シュトローブル、ブルング、ルーゼルケなどに関してはアンソロジー『ドイツ怪奇小説集』にまとめたいと考えていると記載されている。
 長篇としては、『ユドルフォの秘密』、『僧院の子供たち』を刊行する予定とし、『ゴシック作品集』を来年度に実現したいとしている。
 その他にも『プラーグの魔女』、『ザノニ』、『万霊節の夜』、『屍衣の花嫁』、『メデュサ』、『リリス』、『サタニスト』、『幽霊船』と、ずらずらと長篇タイトルが並び、「いずれも原本は揃い、訳者も内定している」。

 ……実際には創土社以外から出ることになった気がするタイトルがちらちら見えるのは置いておいて、紀田先生働き過ぎじゃないか。
 いやー、本当に日本にこのジャンルの作品を紹介することに尽力した方なんだな。流石にそれくらいは知っていたけれど、こうしてつらつらと楽しそうに将来を語っている姿を見ると、しみじみと実感する。


 その他の2つの記事もほぼタイトル通りの内容。「どろくさい貴公子」とは任軒永のことのようだ。
 「ご迷惑へのお詫び」は翻訳が遅れているせいでホフマン全集の配本が滞っていることを謝罪している。


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 昨日一日かけて、本を整理した。おかげで部屋が広くなったが、代わりに本たちの密度が上がったせいで、見つけにくく取り出しにくくなったことに今日気が付いた。
 それと人間は中腰で作業を行うことには基本的に向いてないのだと実感しました。腰が痛い……。
 

Theme:この本買いました | Genre:本・雑誌 |
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