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「大人の科学マガジン」VOL.33感想:★★★☆☆

2012.04.30 Mon


大人の科学マガジン編集部
学研教育出版 2012-01-30
売り上げランキング : 8461
by ヨメレバ


 買ったので早速ふろくを作ってみた。
 作業スペースとしては、机の上で寛ぐ猫を撤去しただけで賄えたので、A4サイズ程度あれば可能かと。
 強制的に撤去された猫が激怒して流血沙汰(勿論私が)なんてこともありましたが、500mlペットボトルの蓋が時折開けられないほど非力&ネジの頭を潰すことに定評のある私でも1時間かからず作ることが出来ました。
 ぱちぱちぱち。

ルンバ的な何か


 ふろくの卓上ロボットは直径12cmほど。
 大きさ比較用に、『影をなくした男』を一緒に映しております。
 『影をなくした男』は岩波文庫なので、ごく一般的な文庫本サイズです。この本を選んだ理由は、単純に一番近くにあったからです。

 主題のふろくそのものの出来映えとしては、なかなかに面白い。でも動作音がうるさい。私の組み立てが悪いのか?
 「赤外線センサー等を使わずに、物理的な仕組みだけで段差や障害物をどう検知して方向転換するのだろう?」との問いの答えは、是非、実際に作り動かした上で発見してみて頂きたいところ。
 動作させてみれば、「あーなるほどー」とアッサリ理解出来る程度には、シンプル。まぁお値段的にルンバ並の精度を積んでいるわけもないのだが。
 掃除機の機能は……正直、今表紙を見直して、「そういえば掃除機だったんだっけ」と思い出したほどなので、お察し下さい。でも一応は、一生懸命に吸おうとしているのは分かる。


 組み立てには、プラスドライバー(JIS規定のNo.1)、はさみ、つまようじ、鉛筆(押し込むのに背を使うだけなので削ってないものでも可。鉛筆サイズのものならばたぶん何でも良い)、単三形アルカリ乾電池2本が必要。
 このロボット掃除機は電池喰いなので、素直にアルカリ電池をご用意下さい。
 ねじをねじ込む先である、ねじどめには最初から溝が刻まれておらず、ねじを押し込みながら自分で溝を作って行くことになる。力で押し切ろうとするのではなく、垂直にまっすぐねじ込むのがキモだろうか。最初、二進も三進も行かなくて、やや途方に暮れてしまったが、慣れれば溝を付けていく手応えがクセになる。


 組み立てていて気になったことを以下、箇条書き。
 1) p.78の2図と実際のスイッチ金具の形状が違った。
 2) p.81の17図下に「電池をセットしてスイッチを入れ、動くことを確かめよう」とあるが、スイッチON1にした時には外側の歯車は動かないことを明記して欲しい。
  本当は動くのかと思い込み、延々と手直しを加えてしまった。
 ……くらいですかね。ああでも、スイッチそのものが入れにくいのももうちょっと何とかして欲しかった。
 一応2の不満の方は、いきなりふろくを組み立てずに、雑誌本体を読んでいれば、頭の方でふろくの動作機構の説明があるので気が付いたことと思う。
 けれど、この手のふろくを楽しみに買うタイプの人間が、ふろくを組み立てることもなく動作させてみることもなく、いきなり機構説明を読むと思うのかね、君。
 そういうのは、実際に考えて仮説が組み上がった後に答え合わせとして、もしくは悩んだ末に辿り着けずギブアップした末に読むものだと思うんです、私。
 その手の人間ならば、試行錯誤するのも楽しみの内なので、上記に挙げた不満もちっぽけなことではあるものの、同じように悩んでいる人もいるかなぁーと思って書いてみました。

 いやぁ、三回くらい本気で組み上がらないんじゃないかとドキドキしてしまった。無事に完成して良かったです。
 ちなみに、部品を無くした場合でも、予備品がある内は対応してくれるとのこと。
 詳しくは大人の科学netのvol.33専用ページ「補足説明・ダウンロード」の項目から。



 「大人の科学マガジン vol.33」の雑誌本体の話は、折りたたみ。









 まずは目次一覧。

・町工場で生まれた日本のモノづくり技術 歯車をつくる
・ふろくの仰天メカニズム 掃除・走る・曲がる・落ちないのしくみ
・ふろくで遊びました。 Robot Cleaner HACK!!
・ダスキンpresents デスクまわりをきれいにするふろくと掃除
・最先端ロボット掃除機 ルンバの中を見る
・ロボット掃除機「ルンバ780」私的試用記
・森山和道の ルンバを使ってみました
・iRobot社は人に必要とされるロボットを作り出す
・親子で遊ぼう! 電子ブロックminiで学ぶ 電子回路 キホンの「キ」
・Japanino〔ジャパニーノ〕活用ガイド 卓上ロボット掃除機をインテリジェントなマシンに改造してみようの巻
・女子高生がハイブリッドロケットを打上げ! ロケットガール&ボーイ養成講座
・大人のオタク工作部 第9回
・懐かしの昭和家電 普及の歴史をふりかえる
・世紀の発見!? ヒッグス粒子のひみつ
・生き物の情報伝達、その驚異のメカニズム 群れに知能はあるのか?
・学研まんが 大人のひみつシリーズ 渋滞~流れる・流れないのひみつ(よこたとくお)


 100頁弱の雑誌の内、66頁ほどがフルカラー。残りはモノクロ。
 読み始めた時には「どちらがおまけなのか分からない存在なのに、意外と頑張ってるじゃん」だったものの、後半に行くにつれて失速気味。

 
 最初の「町工場で生まれた日本のモノづくり技術 歯車をつくる」は面白い。
 大きさや複雑さに特化した歯車は予想出来たが、株式会社プロスパインが製造している「歯のない歯車」には驚愕。磁気をかみ合わせて回転させてるのだそうな。

 「ダスキンpresents デスクまわりをきれいにするふろくと掃除」は、掃除しないとね、うん……との気持ちにさせてくれる記事。
 ゴールデンウィークだし、時間はたくさんあるし、掃除しないと駄目かなやっぱり。

 ルンバ関連の記事も面白いのだが、指令を下す統合的なシステムを組むことなく場当たり的な判断を下す機能を複数載せることで、十分な仕事が出来るし、「らしく」も見えるとの人工無能的な方向性に微妙な気持ちを抱いてしまうのは、私もまた鉄腕アトムの洗礼を受けた身だからなのだろうか。
 方向性が間違っているわけではないのも分かるのだけれど。こっちのが手っ取り早く成果得られそうだしね。

  「女子高生がハイブリッドロケットを打上げ! ロケットガール&ボーイ養成講座」は短い記事ながら、良い講座なのが伝わってくる。
 大学に入って一番衝撃的だったのは、「実験は必ずしも上手くいかない。むしろ失敗が当然ですけど、何か?」という事実だった。そもそも考えてみれば、何を根拠に実験が必ず成功するのだと思い込んでいたのかすら分からないが。そして、どうして失敗=悪だと考えていたのかも分からないが。
 そりゃ成功した方が良いに決まっているが、そうそう簡単に成功するわけがない。試行錯誤して、それでも掴めないかもしれないものなのだと、もっと早くに言って頂きたかった。成功者はほんの一握りだ。
 その点、このロケットガール&ボーイ養成講座は面白い。

 「生き物の情報伝達、その驚異のメカニズム 群れに知能はあるのか?」は何だかなぁ。
 面白いのだが、最後が尻つぼみすぎる。きっちり参考文献も載っていることだから、「続きは勝手に調べてね!」って話なのだろうが。
 この記事だけではなく、他にも煽りだけが上手で最後が残念な傾向にあるのが、ちょっと。

 「学研まんが 大人のひみつシリーズ 渋滞~流れる・流れないのひみつ」は、裏表紙の方向から始まり、他の記事とは読む方向が逆。
 面白いのだが、どころどころ鉛筆で書いたものを汗ばんだ手で払ったかのごとき滲みが発生しているのは何故。
 この漫画を描いたよこたとくおには、学研まんがひみつシリーズの『自然のひみつ』や『電気のひみつ』などの著作があります。
 ……懐かしい、懐かしすぎる。前者は微妙だが、『電気のひみつ』には確実にお世話になりました。まさかこんなところで再会しようとは。ただ過去すぎて、もう色々と記憶が曖昧なのが残念だ。わりと『電気のひみつ』を気に入っていた記憶があるんだけどなぁ。私の記憶力では、とてもとても。
 学研まんが伝記シリーズでも描いてらっしゃったので、そちらでもお世話になっていた予感。
 でももしかして、これ最終回なんだろうか?
 

 一応本体は雑誌であり、卓上ロボット掃除機はふろくとのことなので、星3つにしておいた。
 もうちょっと雑誌の内容が尻つぼみにならなければ、良いんだけれど。方向性が面白そうなだけに、残念だ。



シリーズ別:大人の科学マガジン(雑誌)|出版社別:学研教育出版
より詳しくは右カラムのカテゴリから選択してください。


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 次号の「大人の科学マガジン」の付録は、未体験飛行物体 デルタ・ツイスター。はばたき飛行機第2弾だそうな。
 発売日は5月17日を予定。Amazonでは既に予約が開始されている。→大人の科学マガジン デルタ・ツイスター

 ちなみに、「大人の科学マガジン」は季刊ムック扱いであり、発売は3・6・9・12月の年4回。発売日は中旬から月末まで変動するそうな。

Theme:本、雑誌 | Genre:本・雑誌 |
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