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延期は一度だけよ:購入履歴・新本編32

2012.03.09 Fri


 毎度恒例、bk1さんからbk1からギフト券コードが届いていたので、それをペタリ。
 今月のコードは→12affivc03020331

 ギフト券コードの利用規則はいつもと同じで、
  ・一人一回のみ
  ・期限は3月31日23時59分まで
  ・送料・手数料抜きで3,000円以上購入する場合のみ
とのこと。
 モバイルビーケーワンでは使えないのもいつも通り。

 この紹介出来る毎月のコードの他に、3月11日まで利用可能な300円のギフト券コードが、さらに私は今月が誕生日なので500円のギフト券コードが届いていました。
 bk1ってマメだな。










 そんなマメなbk1さんから、1冊購入。

魔女とメランコリー


 黒川正剛の『魔女とメランコリー』でした。
 この本は以前、「元々は2月24日に発売予定だったのが3月2日に伸びたはずが、bk1では4月発売予定になっている。また発売日伸びたの?」と言っていたものです。
 bk1が間違っていたらしく、気が付いたら無事に発売されておりました。
 4月に出てくれた方が私の財布には優しかったのに……。なんて個人的事情は置いておいて、発売おめでとうございます。


 購入理由は「魔女」もながら、「メランコリー」部分が決め手。
 メランコリーとは黒胆汁が過剰な状態に陥った人を指し、そして黒胆汁とは人体が有するとされた四つの体液の一つとされていた液体である。
 四つの体液(血液・黄胆汁・粘液・黒胆汁)のバランスこそが人間の健康・不健康を決定し、個人個人によりどの体液が多いか・少ないかは異なり、その差により体質の差が生まれるのだとする体液病理説は、ヒポクラテスの時代から近代まで西欧で信じられていたのだそうな。

 今となっては馬鹿馬鹿しいことこの上ない説ではあるが、当時の医者が夢想の世界に遊んでいたわけではない。
 彼らは彼らなりに仮説を立て検証する行為を繰り返していたのだ。その「彼らなり」のレベルが現在からすると意味不明なだけで。
 だが、今私たちが行っている検証もまた、未来から見れば馬鹿馬鹿しいのかもしれない。真理なるものを知りたいと欲するように私たちは出来ているが、誰しも生まれた時代と地域が刷り込む思い込みから逃げられない以上、客観性など持ちようがない。私たちの世界はどう足掻いても一人称でしかなく、神視点の三人称の記述は望むべくもない。
 確かなことなど分からない。手に入れられるのは、確か「らしい」ことだけ。
 ……まぁ、手に入れたところでどうしたって話でもあるが。


 と、話がずれた。
 数多の疑問を抱かれながらも、長い間信じられて来た体液病理説について知りたいなー、誰か簡単に説明してよ、とは常々思っていたのだけれど、決定的な良書を発見出来なかった。
 ヒポクラテスまで遡れば確実なのは分かっているのだけれど、「簡単」に知りたいのであって、そこまでガチンコで読みたい訳じゃない。そもそも近世ですら「お前何言ってんだ?」の宝庫なのに、それよりも遠くを覗くと行き倒れる予感しかしない。
 そんなこんなで、魔女が患っていたとされるメランコリーを通じて、体液病理説の概略を学べれば良いなぁ、と希望しております。

 さて、この体液病理説は、医学が過去から新たな方向に大きく舵を切り始める17,18世紀になると、新しい説と鋭く対立し始め、医者たちは旧説と新説の間で苦悩することになる。時代を切り開く天才たちには新たな真実を発見する強烈な喜びがあっただろうが、そのおこぼれだけを与りながらも旧来の説を身体に塗り込めた片田舎の一介の医師たちは、何を信じるべきなのか大いに悩んだに違いない。
 そんな時代の狭間で懊悩する一人が、シュトルヒと言う名を持つドイツの医者であり、彼が己の中に蠢く新旧の説を折衷する様は『女の皮膚の下』で覗き見ることが出来る。作者ドゥーデンの焦点はシュトルヒの苦悩にはないのではあるが。



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 予定の10倍くらいの文章を書いてしまった。おしゃべりだと文章も長くなるんですなぁ……。
 長いついでに、今回買った新評論社『魔女とメランコリー』に挟まっていた読者アンケートはがきの話もする。



 読者アンケートなんてよく挟まっているものであって、特別珍しいものでもないと思ったら、その表側右下に意外な文章が。

はがき


 もうちょっと右下を拡大。

クローズアップ


 補正かけすぎて色がおかしくなってしまったけれど、読めるでしょうか。
 つまり個人情報を渡して新評論ブッククラブに入った上で、読書アンケートハガキを5枚送ると、1冊希望の本を無料でくださるらしい。
 1冊希望の本を無料でくださるらしい。……ビックリしたので2回繰り返してしまった。
 こんなの初めて見たや。新評論社さんは太っ腹だなぁ。ただ残念ながら、新評論社が出してる本と私の趣味は基本的に合わないような気がする。

 とりあえずこの読書アンケートハガキを置いておいて、それが計5枚貯まったら考えれば良いか。
 
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