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一般向け科学書の個人的オススメまとめ

2012.01.22 Sun


紅茶です紅茶です紅茶です


 何とはなしに思い立ったので実行。
 私が読んだ中から個人的にオススメな科学の本を3冊ご紹介。
 だた「一般向け」と銘打ったように、理系学部の人間ならば新規情報はゼロであり、わざわざ読む必要性は皆無。

 ……ちなみに写真は紅茶です。写真を撮った本人にすらコーヒーに見えてしまい、「レモン? 気持ち悪っ」とか思ったのは秘密。








生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

福岡 伸一 講談社 2007-05-18
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 タイトル詐欺。生物と無生物の境目を真摯に語った本ではない。新書でそんなディープな話題を扱えるはずもないのだが、期待してしまった私は大ダメージ。

 と文句を言ったが、生物学とくに分子生物学の入り口を覗くための本としては優秀。
 私ですら色々と突っ込みたい部分はあるのだが、それを補って余りあるほどに筆者の文章は美しく読みやすい。むしろ美しすぎて、「この著者もしや、自分の文章に酔ってないだろうな?」とモヤモヤしてしまうくらいだ。
 挿入される著者の昔話も、生物学の話に慣れぬ読者には箸休めとして良いのだろう。
 分子生物学の院生の生活を少し覗き見でき、高校レベルの生物の遺伝分野+αを学ぶことが出来る。

 つまり、帯に踊るどでかい謳い文句を期待するとガッカリするが、新書としてはかなり優れた1冊。



理科年表読本 生化学へようこそ―リカとルナのバイオ探検

八木 達彦 丸善 2001-07
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 イラストと文章でできる限り分かりやすく生化学をかみ砕いた1冊。
 実際分かりやすいのかと問われれば、正直なところ微妙。けれど、できる限り構造式を使わずに、けれども分かりやすく記述しようとの姿勢は評価したい。
 それにここで一度触れておけば、後にまた出会った時に「あぁ、あの時の」と思い出すことが出来て理解の助けになるだろうし。
 必要な説明は全てなされているので、一読で理解出来ない箇所も何度も齧り付いて読み込めば分かる、はず。



化学物質はなぜ嫌われるのか ‾「化学物質」のニュースを読み解く (知りたい!サイエンス 33)

佐藤 健太郎 技術評論社 2008-06-25
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 最後は化学分野の本を。
 「化学物質」と言えば悪いイメージがつきまとうが、そのイメージは本当に正しいのかというお話。
 そもそも化学物質とは何なのだろう。化学式で記述され得る物質の略ならば、水や酸素から始まってタンパク質もアミノ酸もその範疇に含まれる。
 合成された化学物質のこと、つまりは合成化合物、を指すのだろうか。化学物質の悪いイメージは、合成化合物に由来するのか。
 だが対比する形で使われる天然化合物とて、本当に安全なのだろうか? 「天然だから安全」との謳い文句はよく聞くが、だがフグや毒キノコの中毒死の原因だって天然成分だ。その毒素は紛れもなく自然界から生まれているのだから。

 とここまで読んで「えっ?」と思った方にオススメしたい1冊。
 有機化学を囓った人間としては、「化学物質、即悪者」な現在の風潮は悲しい。何事にもリスクとベネフィットがあるのは当然のこと。ベネフィットが欲しいならば、それらが含むリスクとも付き合っていかなくてはならないのだ。





 科学、と銘打ったわりに生物と化学の話しかしていなかった……。
 物理や宇宙、はたまた無機化学や地学に関する面白い本もあるよね、何か私読んでなかったっけと思いながらAmazonの「科学・テクノロジーのベストセラー」を眺めていたら、何故かギャリコの『猫語の教科書』が入っている不思議。
 あの本は面白いけれど、だがどこいらへんが「科学・テクノロジー」なのか誰か解説を。

 この3冊以外で記憶に残っているのは『眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎』くらいか。
 これはヴェネチアのある一族に集中して発生する「眠れなくなる病」の謎を追う本なのだが、その本筋とは直接関係のない科学者たちの泥沼人間関係が面白かった。
 一番以外は価値のない科学の世界において、最初の発見者かつ発表者になるためにライバルと熾烈な争いを繰り広げる様は実に醜悪で人間臭い。まぁ科学者の汚い人間性などよく目にする話である以上そこに目新しさはないのだが、まだ見たことのない方がいらっしゃいましたら是非。
 まぁこれよりもDNA構造の発見者とされる彼らの方がもっとアレだと思うけれど。彼女が短命で良かったね。

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