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『回想のシャーロック・ホームズ【新訳版】』感想:★★★☆☆

2013.10.31 Thu


回想のシャーロック・ホームズ【新訳版】 (創元推理文庫)

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 『シャーロック・ホームズの冒険』に続く2作目の短篇集にして、シリーズ4作目。そしてホームズが表舞台から一旦去る巻でもある。

 収録作品は以下の11作。
・「〈シルヴァー・ブレーズ〉号の失踪」
・「黄色い顔」
・「株式仲買店員」
・「〈グロリア・スコット〉号の悲劇」
・「マズグレーヴ家の儀式書」
・「ライゲートの大地主」
・「背の曲がった男」
・「寄留患者」
・「ギリシア語通訳」
・「海軍条約事件」
・「最後の事件」


 キラリと光る作品もあるけれど、もうちょっと手を掛けてあげればずっと良くなりそうなのにと思える作品もちらほらと見られる。ドイルは『シャーロック・ホームズの冒険』に収録されている「橅の木屋敷の怪」でホームズを殺したがっていたと解説で説明されていたように、ホームズ物の短篇を書くのに飽きが来ていたのだろうか。
 彼の心情は知らねど、「最後の事件」においてドイルはホームズそのものを殺してしまうこととなる。
 最も心血を注いだ作品よりもずっと高い評判と評価を取ったこのホームズ譚に対して、ドイルが色々と思うところがあったのだろうと想像するのは易しいが、ホームズが作者に疎まれる姿を見るのはなんとも心苦しい。

 以下、各話感想。長い。


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イギリスドラマ「シャーロック・ホームズの冒険『バスカビル家の犬』ハイビジョンリマスター版」感想:★★★★☆

2013.10.28 Mon


シャーロック・ホームズの冒険 完全版 Vol.14 [DVD]
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 BSプレミアムで放送中で、私の土曜日(実質日曜日)のお楽しみとなりつつあるグラナダTV制作『シャーロック・ホームズの冒険』。
 NHKは順当にシーズン1の1話「ボヘミアの醜聞」から始め、「踊る人形」、「海軍条約事件」、「美しき自転車乗り」まで来た時点で何故かイレギュラーな時間帯にシーズン4の最終話に当たる「バスカビル家の犬」を放送した。
 いきなりシーズン1から4に飛んだおかげで、ホームズ役のジェレミー・ブレットの体形変化が気になるわ、ワトソン役がデヴィッド・バーグからエドワード・ハードウィックに変更(吹き替えの声も変更)されていたりと、違和感溢れる状態でスタートする羽目に。

 とは言え、それも最初だけ。人の多いロンドンではなく郊外が舞台に&ホームズの代わりにワトソンが派遣されるとの流れが「美しき自転車乗り」と被っているなぁなどと平和な気持ちで見られた。
 しかし突然ヘンリー卿にお供して田舎へと赴けちゃうワトソンは、一体何で生計を立てているのだろう。「ボヘミアの醜聞」では医者として往診に出向いている様子が見られたけれど、シーズン4ではもうホームズの助手が仕事になっているんだろうか。
 吹き替えの声が変わったからか、シーズン1でのややお調子者な調子がワトソンから消え、ホームズと対等な友人関係を結ぶに相応しい落ち着いた人物との印象に変化していて、それが地味に嬉しい。



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イギリスドラマ『シャーロック・ホームズの冒険 ハイビジョン・リマスター版』の話

2013.10.26 Sat


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 タイトルが『シャーロック・ホームズの冒険』だからと、同名タイトルの短篇集まで読んでから見たけれど、ドラマの原作となっているのは別に『シャーロック・ホームズの冒険』だけではないことに、二話目にして気が付いた。
 ……まぁ、いいか。でも一話目からいきなり「ボヘミアの醜聞」で、ホームズの失敗談なのはどうなんだ。


 イギリスBBC製作、ベネディクト・カンバーバッチを一躍有名にした『SHERLOCK』の反響に気をよくしたのか、はたまた毎週土曜日の午後に放送している『刑事コロンボ(ノーカット・ハイビジョンリマスター版)』が好評なのか、今月からNHKがBSプレミアムで『シャーロック・ホームズの冒険(ハイビジョンリマスター版)』の放送を開始した。放送時間は、毎週土曜日24:30(実質日曜日)からなので、割と見やすい。

 ハイビジョン・リマスターなのか、ハイビジョンリマスターなのか表記が判然としないし、ノーカットと謳っていないからカットは変わっていないのかもしれないが、これがなかなか面白い。
 まぁ面白いのも当然で、原作に準拠した映像化として初放送当時から評判を取り、ホームズ役のジェレミー・ブレットが亡くなるまでに全6シーズン、更には2時間版も数本作られた人気シリーズなのだそうだ。



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遅ればせながらの:購入履歴・新本編132

2013.10.25 Fri


 今更ながら暗殺教室の6巻を買いに近所の本屋を覗いたら、角川文庫の『ウール』が入荷していたよ。

ウール 上 (角川文庫) ウール 下 (角川文庫)


 角川文庫も気合いが入っているのか、金色の帯が上下ともに付いていた。
 この帯で初めて知ったが、本作はKindleで発表され、その後人気を呼んで邦訳が出るまでに至ったそうな。
 そして三部作の一部目に当たるそうで。



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『シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】』感想:★★★★☆

2013.10.23 Wed


シャーロック・ホームズの冒険 (創元推理文庫)

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 Amazonではタイトルに【新訳版】と付いていなかったが、東京創元社のサイトでは付けられていたので後に従った。
 同じレーベル、同じ翻訳者の「シャーロック・ホームズ・シリーズ」である『緋色の研究』、『四人の署名』に【新訳版】と付した以上、揃えないと何だか気持ちが悪いしね。


 ホームズシリーズ三作目にして初の短篇集。収録作は以下の12タイトル。
・「ボヘミアの醜聞」
・「赤毛組合」
・「花婿の正体」
・「ボスコム谷の惨劇」
・「五つのオレンジの種」
・「くちびるのねじれた男」
・「青い柘榴石」
・「まだらの紐」
・「技師の親指」
・「独身の貴族」
・「緑柱石の宝冠」
・「橅の木屋敷の怪」

 この短篇たちでホームズ人気に火がついたのも納得な、どれもこれも面白い作品だった。
 適度に意表を突きながらも、決して死体累々になりすぎもせず、かと言って普通に埋没することもなく、ほどよく日常と異常のあわいを保持するバランス感覚には脱帽。憂鬱な通勤電車のお供としては、こりゃ最適だ。
 ただ短すぎて、闇の差す暇がない。前回、「作品内に潜む意図的または無意識な歪さが良いよね」と書いた私の立場は一体。

 ただこのネガティブな印象がなくとも、作品が強度を失わずに成立しているのは短さ故だとも言えそうだ。
 長編である『緋色の研究』、『四人の署名』は共に犯人による事件の全体像の告白部分が独立して存在し、その二部構造はなんだか座りが悪かったのだが、短篇では事件の真相告白部分も上手く取り込まれており、違和感はない。


 しかし全体的に、ワトスンによるホームズの回想との体が漂い、つまりはホームズが既に過去の存在となっているかのような印象を受ける。
 永遠に失われた親友との思い出を綴るかのようなワトスンの語りが、なんとも寂しい。が、これは単に私の思い込みなのかもしれない。
 以下、各話の感想。長い。



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立ち読みの罠:購入履歴・新本編131

2013.10.21 Mon


 辞書を買いに行ったハズなのに、気が付いたら足が痛くなるほどの長時間立ち読みしていたでござる。
 そんな訳で予定外の2冊を購入。

時鐘の翼

 この『時鐘の翼』と、画像がないが『オートラント綺譚』。



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黄昏の日々に:購入履歴・新本編130

2013.10.20 Sun


 長年放っておいたパソコンを気まぐれに立ち上げたついでに、今この記事を書いています。
 確実に一年程度は放置していたにも関わらず、ちゃんと動くことに驚き。涼しいところに置いていたのが良かったのかな。
 ただもう流石にこのスペックじゃあ、色々と辛いなぁ……。


 そんな関係ない話題から入りつつ、先日のお買い物メモ。

アンダー・ザ・ドーム 1 (文春文庫) アンダー・ザ・ドーム 2 (文春文庫)


 目的その1は、この文春文庫の『アンダー・ザ・ドーム』の1・2巻。この2巻で完結かと期待していたのだけれど、全4巻だとのこと。
 残りの3・4巻は来月8日発売予定。
 ハードカバーで読んだ人によると、「いかにもスティーブン・キングらしい結末」だそうだが、「キングらしい」が私には分からない。
 こうやって考えてみたら、軽く10年くらいキングを読んでいないような。

 ちなみにこの『アンダー・ザ・ドーム』を原作とする同名ドラマがアメリカで放送&次シーズンが制作中。
 日本でもシーズン1がDlife(BS258)にて金曜夜11時から放送中。
 Dlifeは無料なので、気になる方は是非是非。ただWOWOWよりもまだ右側(数字が大きい)なので、チャンネルを合わせるのが壮絶にめんどくさいです。
 あと、電波がイマイチなので入らないところが割とあるかと。



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『ヴァルミュラーの館』感想:★★★☆☆

2013.10.17 Thu




 読み終わった一番の感想が「ああ、うん。これ流石に商業で出せないわ」だったりする本書は、翻訳者である垂野創一郎氏が出している同人誌シリーズ「エディション・プヒプヒ」の一冊でございます。

 「商業で出せない」と言うのは、つまらないという訳ではなくて、起承転結の転までは真っ当なのに結に至る道筋が雰囲気でのみ構築されているあたりにある。
 ただまぁ、わざわざこの同人誌を買う人はもう一種の悟りを開いているので、この展開にも「ドイツの作家だから仕方が無い」あるいは「これでこそドイツ作家! 待ってました!!」と暖かく迎えてくれることでしょう。

 つまりはマイリンクの「レオンハルト氏」を誉め讃えちゃう私のような人には、乙なものでございました。
 ただ微妙に点数が辛いのは、起承転結の転まで真っ当な幽霊屋敷譚だったせい。オカルト風味をもっと長く味わいたかったし、変節が唐突な感は否めない。



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