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なるようになるだろう、たぶん:購入履歴・新本編16

2011.11.28 Mon


 デスクトップの不調が絶好調すぎて、今まで見たことのない画面と対面し続けている。重くなって使い辛いネットブックよりも先に逝くんだろうか、このデスクトップ……。
 今手持ちに数枚だけあるCD-Rにバックアップを取っている最中ではあるが、ほとんどめぼしいデータがないとは言えCD-Rに全部入るかなぁ。まぁなるようになるだろう。なるようにしかならないとも言うけれど。


 デスクトップの健康状態がこれほどまで悪いと知る数時間前に、いつもの本屋を覗いたら創元SF文庫の『マインド・イーター[完全版]』が、表紙をこちらに向けて新刊棚に収まっていた。
 一番の売り時であるはずの発売週にはなかったような気がしたものの、それだけで何だか嬉しくなって、お隣に刺さっていた山野浩一傑作選を買ってしまった。我ながら計画性の欠如を感じる。

鳥はいまどこを飛ぶか (山野浩一傑作選Ⅰ) (創元SF文庫)  殺人者の空 (山野浩一傑作選Ⅱ) (創元SF文庫)


 タイトルはそれぞれ『鳥はいまどこを飛ぶか』と『殺人者の空』。装丁がこれまた素敵だ。
 別に好きじゃないと言っていたはずのSFの蔵書が増えているような気がするが、まぁなるようになるだろう。もはや本が増えすぎて、床に直接積んでは定期的に部分崩壊を繰り返している現状だけれど。震度3くらいで全崩壊しそうだ。



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『マインド・イーター[完全版]』感想:★★★★★

2011.11.27 Sun

マインド・イーター[完全版] (創元SF文庫)

水見 稜 東京創元社 2011-11-19
売り上げランキング : 4262
by ヨメレバ


 「日本SFが成し遂げた最高の達成」との帯に踊っていた煽り文句は伊達でも酔狂でもなかった。
 本書は1982年から84年にかけて発表された水見稜の、「マインド・イーター(以下M・E)」に纏わる連作を全て収めた1冊。

 収録作は以下8作品。
・「野生の夢」
・「サック・フル・オブ・ドリームス」
・「夢の浅瀬」
・「おまえのしるし」
・「緑の記録」
・「憎悪の谷」(初出時のタイトルは「スクリーム」)
・「リトル・ジェニー」
・「迷宮」

 「サック・フル・オブ・ドリームス」と「夢の浅瀬」は、過去1984年に発行されたハヤカワ文庫の『マインド・イーター』には収録されなかった。
 今回この2作品を収録し、これをもって「完全版」とのこと。ちなみにハヤカワ文庫でこれらの作品が排除されたのは、単にページ数の問題だったようだ。
 しかし個人的には「野生の夢」の直ぐ後が「おまえのしるし」だなんて、情報過多で破裂してしまいそうな並びに思えてならない。




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だから何冊目だってばよ:購入履歴・古本編36

2011.11.26 Sat


 ちまちまと集めている創土社の函入り本を1冊追加。

『ゴーチエ幻想作品集』函


 見ての通り、買ったのは『ゴーチエ幻想作品集』でした。翻訳者は小柳保義と店村新次。
 表紙はなかなかに素敵。
 安かったが故に状態はお察しください状態なのだが、読む分には支障はないのでまぁ良いや。スピンの感じからして、今まで誰にも読まれずに来たのかなぁと思いきや、「死女の恋」のページ番号部分に印が付けられていたでございます。
 ただ印が記されていたのが「死女の恋」全ページではないのがとても気になるところ。私が気になるページの耳を折るように、前の持ち主は気になるページのページ数記載部分を丸で囲む習性の所有者だったのだろうか。
 せっかくだから「死女の恋」以外の作品も読んであげてくださいよ。読んだけれど、印を付けるところまで思うところが発生しなかったという可能性もあるけれど。



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『太陽の塔』感想:★★☆☆☆

2011.11.25 Fri

太陽の塔 (新潮文庫)

森見 登美彦 新潮社 2006-05
売り上げランキング : 3338
by ヨメレバ


 ないようがないよう。

 太陽の塔、それは謎めいたな構造物である。それが立つ万博公園には子供の頃何度も行っており、塔は私に身近な存在のはずであった。
 だが、ある日。珍しく大阪モノレールに揺られていた私は、晴れた日中の心地よい微睡みから目覚めた。ふと顔を上げたのは万博記念公園駅でのこと。
 そこで私は目が合った。太陽の塔と。正確には、太陽の塔の複数ある顔の一つと、目が合った。太陽の塔の金色の顔は、故意になのだろうか、モノレールと同じ高さなのである。なのでバッチリ目を合わせることが可能となっている。
 うたた寝から目覚めて直後に受けたその衝撃は、言葉に表しにくい。私は何かを叫ばなくてはならない衝動に駆られたが、「気持ち悪い!」では太陽の塔が確かに有する何らかの偉大さを表現出来ず、「凄い!」ではこの気味の悪さを排除することとなり、「意味分からん!」ではこの構造物が持つ奇妙な親近感を追い出すことになる。
 すっかり深い悩みの中に落ち込み、何を叫ぶべきなのか分からずに口を半開きにした私を乗せて、モノレールは万博記念公園駅を出発した。
 青い空、すぐそこで煌めく太陽の塔の金色の顔。あの光景を私はきっと忘れないだろう。
 後に「モノレール乗ってたら太陽の塔と目が合った」と知人に語ったところ、彼女は「前に見た時はライトアップされてたよ」との恐ろしい情報をくれた。夜空に浮かび上がる光る金色の顔。泣く。私はきっと泣く。
 ……私は兎も角として、子供の心に深い傷を残しそうな気がするのだが、大丈夫か。


 とまぁ、太陽の塔は奇妙奇天烈で理解不能なクセに、妙に馴れ馴れしい顔をして私の記憶に座を占めている。だが、そんな強烈な構造物の固有名を冠した本書は、私にとって「ないようがないよう」状態である。



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『女の皮膚の下―十八世紀のある医師とその患者たち』感想:★★★★★

2011.11.24 Thu

女の皮膚の下―十八世紀のある医師とその患者たち

バーバラ ドゥーデン 藤原書店 2001-11
売り上げランキング : 788076
by ヨメレバ


 皮膚とは何かと問われれば、それは外界と「私」とを分け隔てる決定的な境界線であり絶対的な防護壁だ、と私は答える。
 なんらかの障害物により外界から隔てられた内世界の確保は生物の絶対的条件の一つであり、さらにその内世界に一定の恒常性(ホメオスタシス)を有し、自力でDNAを複製する能力を有するものを「生物」と呼ぶことになっている。
 DNAの複製能力が生物に必須の条件であるかについては、私は正直疑問である。この定義だとウイルスは生物とは呼べないこととなるが、DNAないしRNAを利用する以上、生物の枠組みに入れてやりたい気もする。そもそもこの、DNAと遺伝の関連が発見されたのはまだ比較的近年のことでもあるし、定義が確定しないのも当然かと思われる。
 だが外界と己の境界線(人間にとっては皮膚)の保持に関しては、絶対的で恒常的な、現代だけではなくもっと昔から変わらぬ当然の認識だと、私は本書を読むまで信じていたのだ。何の確証もないのに。いや、確証など必要としないほどに自明のことだと思っていたのだ。
 私にとって皮膚は、「恐ろしい」外界から私の中身を守ってくれる素晴らしい守護者であり、「私」という物理的な存在の揺らぐ余地のない外枠でもあった。
 皮膚が破れて中身がこぼれ落ちることが恐怖ならば、皮膚が開かれ外部から何かが侵入するのもまた恐怖である。
 だが一体いつから外部は「恐ろしい」存在になったのだろうか。そもそもそれは何故、恐ろしいのだろうか。
 私が想像するのは、空気中に漂う目に見えないウイルスや細菌たちである。だが彼らが発見されたのはそう過去のことではなく、それ以前は空気中には彼らは「存在しなかった」のである。認識されない存在は、存在しないのと同義なのだから。


 本書でドゥーデンが取り上げたのは、サブタイトルが示すように十八世紀をドイツはアイゼナッハとゴータで生きた内科医であるシュトルヒが記した、彼が後輩の内科医のためにと出版した書物である。シュトルヒは彼の住まう街とその周辺の患者を診たが、本書の対象となったのは女性患者たちの治療である。
 未だウイルスも細菌も発見されていない当時に於いては、外部は恐ろしい存在ではなく、皮膚もまた絶対的な守護者ではない。それどころか、皮膚は外部と「私」を隔てる障害物ですらないのである。



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どこまでも高く掲げよハードルを:購入履歴・新本編15

2011.11.21 Mon


 先週の土曜日に実店舗で買うつもりだったものの、あまりの大雨に思わずネットで買ってしまった。今回はbk1で。
 税抜き3000円以上の注文で使える300円ギフト券コードがあったもので。bk1に上手く使われている感が満載であります。
 件のギフト券コードは「11affivc11041130」。
 今月末までなら、税抜き3000円以上の注文で誰でも使えるそうなのでご紹介。1人1回しか使えません。モバイルビーケーワンでは不可。
 使い方は、商品を選んだ後にレジに進み、支払方法選択画面で「bk1ポイント・ギフト券を利用する」にチェックを入れて、ギフト券コードを入力(コピペも可)するだけ。
 ちゃんと300円引きになっているかを確認してから注文手続きを終了してください。

 ちなみに、bk1では現在、全品送料無料キャンペーンを開催中。


 以上、完全なる宣伝でした。
 個人的には、bk1はコンビニで後払いが出来るのがポイント高し。
 セブンネットショッピングも商品引き替え時にセブンイレブンで払うことも出来るけれど、そもそも我が家からセブンイレブンが若干遠いのがネック。


 ネットショッピングの話はこれくらいにして、今回のお買い物の目玉をご紹介。
 それは創元SF文庫の『マインド・イーター[完全版]』。著者は水見稜。

マインド・イーター[完全版] (創元SF文庫)


 表紙もカッコ良いが、帯にもカッコ良い文字が躍っている。曰く、「日本SFが成し遂げた最高の達成」。
 ……ハードルを高く設定しすぎな気がするのは私だけだと思いたい。
 期待値を高くしすぎると辛いと思うんだけれど、そんな心配が無用なほどの作品なのだろうか。だと良いな。



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『クラーベルト滑稽譚 麗しのメルジーナ』感想:★★☆☆☆

2011.11.20 Sun


noimage.gif


 Amazonには登録がないものの、bk1やその他のネット書店にはちゃんと情報があるのだが、上手く引っ張ってこれずにNO IMAGEな上にNO DATA状態に。


 本書は国書刊行会から出版された「ドイツ民衆本の世界」シリーズのⅠ。収録されている作品は、タイトルが示す通り「クラーベルト滑稽譚」と「麗しのメルジーナ」それと、翻訳者でもありこのシリーズの責任者でもある藤代幸一の解説「ドイツ民衆本への招待」である。
 後者の解説はマンドルーの『民衆本の世界―17・18世紀フランスの民衆文化』のドイツ版補講といった赴き。
 下層の民のために生まれた粗悪な商品だったはずの民衆本が、その廉価さ故に若かりしゲーテの娯楽になっていたというくだりや、民衆本が中世の姿を留めているとしてロマン派に愛好された話など面白い。
 とは言え、民衆本の題材が全て中世に準拠している訳ではなく、十八世紀に入ってからもなお新作も生まれていたのだが。


 「クラーベルト滑稽譚」の主人公ハンス・クラーベルトは、別名「マルクのオイレンシュピーゲル」と呼ばれている。マルクとはマルク・ブランデンブルクのことであり、地名である。
 良くも悪くも奇異を珍重したヨーロッパの宮廷では、「普通とは違う人」を道化として眺めて、もしくは何かしらの芸をさせて楽しむ習慣があり、件のクラーベルトもその一人である。が、彼は身体的な差異や精神的な遅れにより道化とされたのではなく、一種の職業として道化を演じた人物である。
 彼を採用したのはブランデンブルク選帝侯であり、また彼が暮らした小さな都市トレッピンとその隣のツォッセンを治める伯も彼を愛でた。
 本書に収められているのは、彼が行ったとされる悪ふざけとその顛末を小話の形で記し、その末尾に教訓を書き加えた物語集である。全三十五話。
 職業的道化であるクラーベルトは色々と問題を起こすものの最後には丸く収め、市民として極々普通に人生を全うする。そこには笑いによって苛酷な現実を克服するような強靱さは見られず、いかにも小市民的である。
 ちなみにこのクラーベルト、実在した人物だそうだ。


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そろそろ冬だし:購入履歴・古本編35

2011.11.19 Sat


 寒くなってきたので思い出して買った。ソログープの『かくれんぼ・白い母―他二篇』。
 1937年初版のものと1953年初版のがある模様ながら、私が買ったのは前者の古い版の第五刷で昭和28年発行のもの。
 500円ほどて購入。Amazonでの値段を見てほくほく。
 Amazonでは「赤 641-1」となっているが、私が買ったのに付いている帯は「赤 663」だ。なんでだろう。

『かくれんぼ,白い母』表紙


 時代相応に痛んでいる。小口、特に天は染みが酷い。表紙もなぁ、と思いながら掛かっていたパラフィン紙を外したところ……。

『かくれんぼ,白い母』表紙その2


 あれ、綺麗。このパラフィン紙の防御力凄いぞ。小口も防護してくれ。



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