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犯人は100円:購入履歴・古本編19

2011.08.30 Tue
 共犯は表紙。

テオフィル・ゴーチエ フランス幻想小説


 まぁそんな理由で買ってしまったのが、教養文庫から出ていたフランス幻想小説シリーズの『吸血女の恋』と『魔眼』。各100円。
 この素敵な表紙は、「秋山まほこ」という方の人形作品なのだそうな。

 フランス幻想小説なんてシリーズ名になってはいるが、フランス作家複数のアンソロジーではなく、ゴーチエの短編集である。シリーズとしてはもう1冊、『変化』(「へんか」ではなく「へんげ」と読む)もあるようだ。だがAmazonに上がっているカスタマーイメージを見るに、表紙は人形じゃないような……。そんなまさか。
 


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Theme:古本 | Genre:本・雑誌 |
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雑誌「幻想と怪奇」VOL.1 NO.2感想:★★★★☆

2011.08.28 Sun
 1973年7月号は吸血鬼特集。正直、「特集?」ってのが感想だったりするのだが。
 この2号目からは歳月社からの出版に。最終ページの「発行人ご挨拶」を読む限り、創刊号を発行した三崎書房から2号以降を出すことが難しくなったことから、この雑誌のためだけに立ち上げた会社のようだ。ガッツである。


 以下、掲載作品一覧。

吸血鬼特集
・「魅入られた家族」 アレクセイ・トルストイ、島本葵・訳
・「白い巫女」 C・A・スミス、米田守宏・訳
・「闇なる支配」 H・R・ウェイクフィールド、矢沢真・訳
・「吸血鬼観念の普遍性」 紀田順一郎

・「マダレーナ」 H・ウォルポール、安田均・訳
・「月蔭から聞こえる音楽」 J・B・キャベル、山田修・訳
・「コンラッドと竜」 L・P・ハートリィ、八十島薫・訳

連載
・Fantastic Gallery 「挿絵画家アーサー=ラッカム」 解説・麻原雄
・ホラー・スクリーン散歩2 「激突!」 瀬戸川猛資

・「運命」 W・デ・ラ・メア、紀田順一郎・訳
・「街はずれの家」 W・H・ホジスン、鏡明・訳

エッセイ
・怪奇幻想小説の擁護 権田萬治  
・怪奇SF問答 石川喬司

コラム
・地下なる我々の神々 秋山協介

幻想文学レビュー
・ベスト・ファンタジー・ストーリィズ 石村一男
・ゴースト・ストーリー 山下武

・我が怪奇小説を語る H・P・ラヴクラフト、団精二・訳
・地に呪われたもの=生きながらの埋葬者ポオ 竹中芳

連載 
・「悪魔の恋」第二回 ジャーク・カゾット、渡辺一男・平岡昇・共訳
・「世界幻想文学作家名鑑」2 荒俣宏・編


 創刊号では「作品の最初の1ページは三段組みなのに、ページを繰ると二段組みに!」な展開が見られたのだが、今回は作品内での段組は固定されていた。地味に気になっていたので嬉しい限り。
 カラーページでの連載Fantastic Galleryのページの順番が乱れていた。事態を理解するまで、「は装飾された形式は」から書き始めるなんて斬新だなぁ、意味分からないけど、などと思っていた自分の脳みその茹り具合を何とかしたいと思いました。
 その他の感想は折りたたみ。



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22だったり24だったり黄色だったり緑色だったりする:購入履歴・新本編4

2011.08.27 Sat

 朝晩の空気にはもう秋の気配。そのせいか足下に伸びる影の黒さが薄らいだような気がして、そこからソログープの「光と影」を思い出した。本当なら夏ではなく冬に思い出すべき作品なのだと思うが。
 以前に読んだソログープの「毒の園」は趣味に合わなかったのだけど、他にどんな作品があるんだろうとGoogleさんに訊ねてみたら、翻訳作品集成サイトさんのところを教えてくれた。そのサイトさんのソログープのページと、wikipediaのソログープの項を合わせて見るに、短編では「光と影」、「毒の園」の他に、「死の刺 二少年の物語」、「赤い唇の客」、「小羊」、「かくれんぼ」、戯曲「死の勝利」、長編では『小悪魔』、「悪魔」、「創造される伝説」があるのだそうな。長編の後者2作品は日本語に翻訳されていないのか、見つけることが出来ない。
 ちなみに世界幻想文学大系に入っている『小悪魔』はレーミゾフの作品である。

 ソログープの短編集としては現在絶版ではあるが岩波文庫から『かくれんぼ、白い母 他二編』(収録作品は「かくれんぼ」、「白い母」、「光と影」、「小羊」)が出ているので買うとして、ここから漏れている「赤い唇の客」は既に買って積んでいる『現代ロシア幻想小説』に、「毒の園」は既に買って積んで読んだ『植物(書物の王国・5)』に、戯曲「死の勝利」も既に買って積んで読んだ『王侯(書物の王国・3)』に収録されているので、残るのは「死の刺 二少年の物語」だけだ。
 と言う訳で、これがどこに収録されているのかなと、翻訳作品集成サイトさんのソログープのページを見ると、現代の世界文学シリーズの『ロシア短篇22』に収められているとのこと。22は収録作品数のようだ。
 ほうほう、でもきっと絶版だろうなと思いながらGoogle検索をしてみたら、『ロシア短篇22』ではなく、『ロシア短篇24』が上位にヒットした。あれ、22が24になってるよ!? 2増えた?

 ってなわけでもうちょっと調べてみたら、現代の世界文学シリーズはオリジナルが1970年から1975年にかけて発行されており、世界と銘打っているだけはあり、同シリーズにはロシアの他にイギリス、アメリカ、フランス、ドイツバージョンが存在する。が、他の国はどれも『(国名)短篇24』とのタイトルなのにも関わらず、何故かロシアだけは『ロシア短篇22』のタイトルで発行されていた。この時の表紙は黄色。そこはかとなく大学受験参考書を思わせる表紙だ。
 その後、1987年に新装版が発売され、表紙は緑色で参考書っぽさから脱し、ついでにロシアも収録作品を2作品増やして『ロシア短篇24』とし、全て24に揃えたようだ。どうして最初からロシアも24作品収録して『ロシア短篇24』のタイトルで売りに出さなかったんだろう……。何か理由があるのだろうけれど。

 と言う訳で買った。
アメリカ短篇24 (現代の世界文学)

 ロシアではなくアメリカを。
 ここまで長々とソログープの話をしておいて、何故アメリカかと申しますと、Amazonの『アメリカ短篇24』の在庫がラスト1だったからでございます……。前も同じ理由で『フランス幻想小説傑作集』を買った気がするなぁ、ってAmazonで未だに在庫1なのは何でなんだ。
 アメリカ以外の現代の世界文学シリーズはどれも絶版なので、どこかで見つけたら買おうかと思います。


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ドラキュラ伯爵とその仲間たち:購入履歴・古本編18

2011.08.23 Tue


 なんてタイトルを付けてはみたが、果たしてお仲間なのかどうか……。

ドラキュラ叢書


 今回積み上げたのは国書刊行会のドラキュラ叢書全10巻。5000円くらいだったような。
 国書刊行会の本と言えばハードカバー+落ち着いた表紙だと思い込んでいたので、まさかのソフトカバーとアメコミっぽい表紙に衝撃を受けた。でもこうして並べると背表紙がグラデーションのようで綺麗だ。
 購入日が記入されているわりに、読んだ形跡が微塵もない。どうやら最初の持ち主は私と同じく積ん読ラーだったようだ。先輩を見習って、私も積んでおこう。あぁ、ついでに私も購入日を記入しようかしら。私の次に手に入れる人が遠い目を出来るかもしれないし。


 いつものごとく、写真がテキトーすぎて見切れているのでタイトルをメモしておく。

1.『黒魔団』 デニス・ホイートリ 平井呈一・訳
2.『ドラキュラの客』(短編集) ブラム・ストーカー 桂千穂・訳
3.『妖怪博士ジョン・サイレンス』(短編集)
 A・ブラックウッド 紀田順一郎・訳 桂千穂・訳
4.『星を駆ける者』 ジャック・ロンドン 森美樹和・訳
5.『ク・リトル・リトル・神話集』(短編集) H・P・ラドクリフト他 荒俣宏・編
6.『スカル・フェイス』(短編集) R・E・ハワード 鏡明・訳
7.『狼男卿の秘密』 イーデン・フィルポッツ 桂千穂・訳
8.『幽霊狩人カーナッキ』(短編集) W・H・ホジスン 田沢幸男他訳
9.『ジャンビー』(短編集) H・S・ホワイトヘッド 荒俣宏・訳
10.『古代のアラン』 H・R・ハガード 山下諭一・訳

 9の『ジャンビー』に収録されている短編の内、いくつかは荒俣宏以外の手で訳されているので、正しくは「H・S・ホワイトヘッド 荒俣宏他訳」なんじゃないかなと思いつつも、表記は表紙に従った。
 7の『狼男卿の秘密』タイトル内の「狼男」は「ウルフ」と読むのだそうな。
 ちなみにこの叢書の内、5の『ク・リトル・リトル神話集』だけは今でも新本で買える。
 どこらへんが「ドラキュラ」叢書なのか私には分からないが、この叢書の1『黒魔団』以外にはトランシルヴァニア通信なるものが付いております。とは言っても、同じ国書刊行会の世界幻想文学大系に於ける月報ほどの文章量はないのだけれど。

 ドラキュラ叢書には第二期が予定されていたようで、第一期最終配本である『スカル・フェイス』付属のトランシルヴァニア通信には二期で配本する予定のリストが載っている。
 その中にプレストの『吸血鬼ヴァーニー』があったりするあたり、ドラキュラ叢書の第二期が実現しなかったのが非常に残念である。吸血鬼物語の系譜を語る際にはよく触れられているわりに、未だに日本語で読めないんだよねこの作品。



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『ドイツ幻想小説傑作選 ロマン派の森から』感想:★★★☆☆

2011.08.21 Sun
ドイツ幻想小説傑作選 ――ロマン派の森から (ちくま文庫)
ドイツ幻想小説傑作選 ――ロマン派の森から (ちくま文庫)今泉 文子

筑摩書房 2010-02-09
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「石の夢・異界の女」をテーマに、ドイツのロマン派小説を5編収めたのが本書。収録作品は以下。

・「金髪のエックベルト」 ルートヴィヒ・ティーク
・「アーデルベルトの寓話」 アーデルベルト・フォン・シャミッソー
・「アラビアの女予言者 メリュック・マリア・ブランヴィル」 アーヒム・フォン・アルニム
・「大理石像」 ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ
・「ファールンの鉱山」 E・T・A・ホフマン 

 編訳は今泉文子。
 「金髪のエックベルト」は河出文庫の『ドイツ怪談集』で既読。
 
 突然だが、貴方は学生の頃に国語と呼ばれる科目が好きだっただろうか? 私はとてつもなく嫌いであった。
 「嫌い=その科目の点数が低い故の恨み節」だと思い込んでくださる方が世の中には一定数存在していらっしゃるようなので一応言っておくが、私が最も点数を取れたのは国語であった。下手の横好きとの慣用句があるが、その逆で得意だけど嫌いだなんて関係もあり得るのですよ。と恨み節。
 国語という科目には学生時代ずっとお世話になった。いつだって爆死した他科目の穴埋めをしてくれた。けれどもそれとこれとは別問題であり、私はどうしても国語という科目が嫌いなのである。何が嫌かと言えば、問題の解説が嫌なのだ。「その解説は本当に妥当なのか?」との疑問、しかも解決しようのない疑問が脳に浮かんで仕方が無いのだ。問題を解くのは良い、それに点数が付けられるのもまぁ科目なんだから仕方が無い。けれども解説を聞かされるのが嫌で嫌で堪らなかった。
 しかしそんな大嫌いな科目とも大学に入ればサヨウナラである。そんな訳で長らくこの嫌悪感を忘れていたのだが、久しぶりに再会する羽目となった。それも自分が好きで買い、そして読んだ本書によってである。

 つまり、続き以下は文句が八割でお送りします。ご注意ください。


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黄色で黄色で黄色:購入履歴・古本編17

2011.08.18 Thu
 暑くて文章読む気力も書く気力も湧いてこない……。
 とか言いながら買った本メモ。

世界幻想文学大系


 買う一方でちっとも読む気配のない国書刊行会の世界幻想文学大系に3冊追加。綺麗にパラフィン巻いてくださっているので、もうそのままで。
 と、写真撮ってから気が付いたけれど、3冊揃って黄色だった。まぁ内2冊はセットなのだが。
 黄色は退色しやすいのが難点だなぁ。背中以外の部分はもうちょっとオレンジ色を帯びた黄色なのですよ。

 買ったのは31A・B『東方の旅 』と37『第三の魔弾』。
 後者はAmazonに商品として登録されていない謎。あれー、絶賛レビューをAmazonで見た記憶があるんだけどな、何かと混ざった間違った記憶なのかな。
 これまたどれも函の底にサインペンで点が打たれていたり、スリップや読者アンケートはがきが入っていたりする。何と言うか、売れ残ってゾッキに回された本の予感がヒシヒシと。



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色々と必死すぎる:購入履歴・古本編16

2011.08.15 Mon
 創土社を更に1冊積む。今回は『モナ・リーザ、バッゲ男爵他 ホレーニア短篇集』。
 帯無しで3000円ちょっとだったような。翻訳は『琥珀の魔女』と同じく前川道介。
 何度も言うが、『琥珀の魔女』が欲しいのですよ。状態が良くてお値段控えめなのが見つからない悲しみ。この話ももういい加減長いこと引き摺りすぎだ……。

モナ・リーザ、バッゲ男爵他 ホレーニア短篇集


 函は紫に傾いた茶色に白。
 モナ・リザの微笑みを不気味に感じてしまう私だけれど、この表紙のモナ・リザさんは可愛いと思う。


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『暗く、深い、夜の泉』感想:★★☆☆☆

2011.08.14 Sun
暗く、深い、夜の泉 (一迅社文庫 は 1-2)
暗く、深い、夜の泉 (一迅社文庫 は 1-2)萩原 麻里 Fuzzy

一迅社 2008-07-19
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 「私」はどこまで「私」の支配下にあるのか、という問いかけがずっと以前から気になっている。
 良くも悪くも何かに対して衝撃を受けたときに湧き上がる感情、それは激怒だったり感動だったり歓喜だったり嫌悪だったりするのだが、その源泉を私は知らないし、それが湧き出す勢いもタイミングも私のコントロール下にはない。けれどもそれは紛れもなく私自身の感情なのである。それなのに勝手にあふれ出る感情は、時に私自身をひどく驚かせる。コントロール出来ない私は、一体何に規定されているのであろうか?

 最も私が驚愕するのは、私の『落窪物語』に対する偏愛だ。私はとてもこの物語が好きだ。それは否定しようがない。けれども『落窪物語』は一言で言えば「何もせずに白馬の王子様が出現するのを待つ」物語であり、それを愛する自分自身が理解出来ない。泥にまみれてでも自分の足で歩くことこそを良しとするのが私の嗜好であるはずなのに、それでも私は座してなにもしない『落窪物語』が大好きなのである。素晴らしく矛盾している。
 けれども『落窪物語』を愛する私も、それに対して嫌悪を剥き出しにする私も、どちらも「私」なのであり、無理矢理に否定するのは間違っているように思う。矛盾を解消する術がない以上、私に出来るのはただただ見つめることだけである。

 突発的に湧き上がる感情を否定せずに見つめ続けた結果、一つ気が付いたことがある。私が持っている意外な願望だ。それは自殺願望と名付けられるものであった。私はどこかで己の死を願っているのだ。思考する主体から逃げ出して、ただの物になりたいとどこかで願っている。その願いは静かでその分根深く、そして他者に否定されることを最も嫌っている。
 名付けるならば、それは緩やかな自殺願望。それは意識されるかされないかの境界線上に存在するほどに緩やかであり、また他人に否定されたくないがために他人に説明するのをも嫌う性質を持つ。故に、説明を求められるような激しい行為に出ることはない。高層ビルの上から飛び降りるようなことも、手首を切りつけることもない。そんな激しさとは無縁だ。
 けれど、選択肢が複数あれば、その中で最も死に近づけるものを選ぶ。いつか必ず訪れる死を少しでも手元に引き寄せようと、静かに暗く、深く、願っているのである。

 そんな己の願望を再度意識させてくれたのが本書『暗く、深い、夜の泉』なのでした。
 前振りが壮絶に長くなりすぎたので、あらすじその他は折りたたみ。



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