RSS|archives|admin


スポンサーサイト

--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


Category:スポンサー広告 | Comment(-) | Trackback(-) | top↑ |

『新ドラキュラ 不死者』感想:★☆☆☆☆

2013.02.05 Tue


新ドラキュラ(上) (文庫ダ・ヴィンチ)

デイカー・ストーカー,イアン・ホルト
メディアファクトリー 2013-01-24
売り上げランキング : 134543
by ヨメレバ


 メディアファクトリーの文庫レーベルから出たこの『新ドラキュラ 不死者』を読もうと思う者に告ぐ。
 ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』が好きか? あるいは、『吸血鬼ドラキュラ』の作中人物に好意を持ったことがあるか?
 ならば宜しい、読むな。真面目に。

 上下巻のこの書物を読む間に貴方は困惑し苛立ち、そして読み終わった直後にはゴミ箱にダンクシュートしたくなることをお約束する。
 貴方が正真正銘の悪食、なおかつ自身が抱く悪感情すら美味しく愉しめる類の人間ならば、止めはしないが。



 メディアファクトリーの文庫レーベルから出たこの『新ドラキュラ 不死者』を読もうと思う者に告ぐ。
 ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』が嫌いか? 古くさいと思ったか?
 あるいは「駆除」されるドラキュラ公に同情したか? ここに登場する男共よりも断然ドラキュラ公が素敵だと思ったか? ミナに相応しいのは、ジョナサンなどではないと感じたか?
 ならば宜しい、読むが良い。この『新ドラキュラ 不死者』は貴方のための本だ。



スポンサーサイト
Theme:読書 | Genre:本・雑誌 |
Category:星1つ:★☆☆☆☆ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |

『逆転裁判』感想:★☆☆☆☆

2012.02.14 Tue


逆転裁判 (小学館文庫)

大石 直紀 小学館 2012-01-07
売り上げランキング : 6371
by ヨメレバ


 本書は、元はゲームボーイアドバンス用ゲームであった『逆転裁判』(後にDS、Windows版、携帯電話用アプリ、Wiiウェア、iPhone/iPod touch版も発売)を元に製作された映画のノベライズ。
 ゲーム→映画→小説、という順番。

 私は『逆転裁判』の携帯アプリとDS版を数年前にプレイ済み。映画はまだ見ていない。
 そんな条件の私がこのノベライズ版を読んで最初に思ったのは、「この小説はもしかして執筆時間が凄まじく限られていたのだろうか」ということ。薄い上に作者が手癖だけで書き飛ばしているように感じられる。
 もっと登場キャラクターの心情なり何なり描写してくれないと、ゲーム未プレイの人には状況やキャラクター間の関係の深いところが分からないように思う。これでは、最後に御剣検事を信じると言った糸鋸刑事が道化にしか見えないんじゃないか。
 それに描写が手抜きすぎて、ゲームプレイ済みでも映画の予告編なりCMなりをチェックしていないと、証拠物件の映像を投げつけるシーンなどは全く想像出来ない気がする。
 それに何よりも、原作であるゲームではプレイヤー(=私)が数多の操作を行った末に逆転劇が起こるからこそ、「逆転した!」との手応えと喜びがあるのに、ここまで簡略化され書き飛ばされてしまえば、キャラへの愛着も逆転までの苦しみも存在せず、故に手応えも喜びも遠い。
 つまり、纏めてしまうと、ゲームをプレイするのは面倒だけれど、映画を見に行く前にさらっと原作ゲーム要素を予習しておきたいという人にはオススメ出来ない代物となっている。
 この小説版の立ち位置は、原作ゲームのファンだけれど映画を見に行くのは面倒な人が「映画版はどんなシナリオなの?」と軽く齧る用なのだろう。
 まぁ、このノベライズが映画とどれほど同じなのか私は知らないのだが。


 一応、本書の内容を記しておく。
 プレイ済みの人には説明するまでもないが、一応説明すると、ゲームでは、証拠品や証人を集めて回る探偵パートと、実際に検察と対決する法廷パートを最大3回ずつ繰り返し、弁護人の無罪を勝ち取るまでが1話である。
 「最大」と書いたように話によってその長さは大きく異なるものの、それでもゲーム『逆転裁判』では全4話(DS版『逆転裁判 蘇る逆転』では1話追加され全5話となっているが、ここでは省略する)の物語が展開する。
 それらは実は互いに関連性を持っており、最後には各話の根幹である恐るべき真実が露見することとなるのだが、そこまでたどり着くのは中々に長い。
 それを2時間程度の映画にどう落とし込むのか、と言うのが『逆転裁判』ファンが最も気にするところだろうが、このノベライズを見る限り、最低限のラインは越えており、ファンの激怒を買うことはないだろう。
 先も書いたように、色々と省略されており駆け足ではあるが、ちゃんと最後の「恐るべき真実の露見」までたどり着いている。御剣は長い悪夢から開放され、矢張のオチも健在だ。
 だが「意義あり!」が多様される一方、「ゆさぶる」の存在は抜け落ちた模様。「つきつける」は、「くらえ」って言ってるから良いのかな。微妙。
 概観としては、『逆転裁判』ファンはひとまず安心しても良いシナリオなのではないだろうか。
 ただし、映画とノベライズがどれほど相似なのか私は知らない。
 それにシナリオだけで映画が出来ているわけでもなく、演出その他がどうなるのかはノベライズでは分からないことだ。千尋さんの真宵ちゃんへの憑依現象もどんな風に表現されることやら。ちなみにノベライズ版ではこんな感じに記述されている。
 真宵の顔つきが変わり、身長が伸び、ぺったんこだった胸が膨らんでいく様子が頭に浮かぶ。(p.80-81)

 ……真宵ちゃんはいつもネタ役だな。ゲーム内でも散々な目に遭い過ぎて、可哀想になって来ちゃったんだけど。
 ノベライズでは一応「美人」との表記もあるので、美人として扱われてはいるようでちょっと安心。
 どうでも良いが、CMにちらっと映る毛皮のマフラーみたいなの巻いた真宵ちゃんが可愛い。



 以下、ネタバレ全開で原作であるゲームと、このノベライズ版の相違点をまとめておく。
 何度も書くが、映画版はまだ見ていない。



Theme:読んだ本の紹介 | Genre:本・雑誌 |
Category:星1つ:★☆☆☆☆ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |

『民衆本の世界―17・18世紀フランスの民衆文化』感想:★☆☆☆☆

2011.11.14 Mon

民衆本の世界―17・18世紀フランスの民衆文化

ロベール マンドルー 人文書院 1988-09
売り上げランキング : 320888
by ヨメレバ


 本棚を見れば相手の人となりが分かる、と言ったのは誰だったか。はぐれ刑事純情派の安浦刑事だっただろうか。
 個人の本棚からその人の趣味嗜好が分かるならば、ある時代、ある身分の人物の本棚を覗いて回れば、当該の時代・身分の人たちが何を好み、何を欲していたかの平均値が分かるのではないか、と言うのが出発点であり、今回マンドルーが対象とした「ある時代、ある身分」とは17・18世紀の、人数的には大多数を占めていた「民衆」である。

 ただ貧しい彼らは高価な本を買うことは出来ない。彼らが所有していたのは僅かな金で買える粗悪な青表紙の本のみであり、通称「青本」と呼称されたそれらには資産としての価値は無く、従って死後の遺産目録に記載されることはない。
 ならばどうやって当時の民衆が所有していた本を知ることが出来るだろうか? 調べるためには元となる資料が必要である。
 マンドルーが目を付けたのは、民衆相手の粗悪本を売っていた版元兼印刷所であった。トロワ市立図書館にたまたま寄贈されていた約450点の青本を手がかりに、マンドルーはそれらの内容を分類し、民衆の好みを知ろうとした。



Theme:読書感想 | Genre:本・雑誌 |
Category:星1つ:★☆☆☆☆ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |

『ロウソクの科学』感想:★☆☆☆☆

2011.09.03 Sat
ロウソクの科学 (岩波文庫)
ロウソクの科学 (岩波文庫)ファラデー 竹内 敬人

岩波書店 2010-09-17
売り上げランキング : 42004


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 ファラデーが1860年の年末から61年の年始めにかけて行ったクリスマス講演を本にしたのが今回の1冊。翻訳本は何冊も出ているが、読んだのは2010年に出た新訳の方。
 このクリスマス講演とは名前の通りクリスマスシーズンにイギリスで行われる科学講演であり、現在でも毎年開催されている歴史ある講演である。夏には日本でもイギリスから講師を招いて行われており、今年も今月18日に東京大学で行われる予定となっている。時期が時期だけに、既に申し込み期間は終了しているが。
 公式サイトはコチラ:第22回英国科学実験講座
 サイトのアドレスがhttp://event.yomiuri.co.jp/2011/xmas_lecture/なので、この2011部分を2010や2009に変えれば過去のも見られるのかとやってみたところ、2006年まで見ることが出来た。2006年から2009年までは東京と他一都市の二ヵ所で開催していたようだ。また大阪でも開催して頂けると嬉しいです、主催の読売新聞さん。

 更に調べてみたところ、日本での講演がサイエンスチャンネルで無料視聴出来ることを知った。
 サイエンスチャンネルの公式サイトはコチラ:サイエンスチャンネル
 今日の番組表の下に番組検索ボックスがあるので、検索してください。現時点では2003年から2010年の講演までが見られるようです。


 いつまでもクリスマス講演自体の話をしていても仕方が無いので、『ロウソクの科学』の内容に移ろうと思うのだが、しかし「1860年の講演を今読む意味が分からない」というのが正直な感想だったりする。
 そんな訳で、続きは折りたたみ。


Theme:読書感想 | Genre:本・雑誌 |
Category:星1つ:★☆☆☆☆ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |