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『逃(百年文庫・88)』感想:★★☆☆☆

2015.11.28 Sat


逃 (百年文庫)
逃 (百年文庫)田村 泰次郎 ハーディ ゴーゴリ Thomas Hardy

ポプラ社 2011-08
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 またしても百年文庫。
 とは言え、今回の『逃』は、正直あまり面白くない。「男鹿」は良い作品なんだが、他の2作があんまりなぁ。

 収録作品は以下。
・「男鹿」 田村泰次郎
・「幌馬車」 ゴーゴリ、横田瑞穂・訳
・「三人の見知らぬ客」 ハーディ、井出弘之・訳



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『夢見る飛行船―イカロスからツェッペリンまで』感想:★★☆☆☆

2014.04.15 Tue


夢みる飛行船―イカロスからツェッペリンまで
夢みる飛行船―イカロスからツェッペリンまで天沼 春樹

時事通信社 2000-12
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 『飛行船ものがたり』の改訂版と言った赴き。『飛行船ものがたり』では事実と虚構の記述の境目が分かりにくかったが、今回は若干改善されている。
 加えて『飛行船ものがたり』(1995年)から『夢見る飛行船』(2000年)の間に起こった飛行船絡みの情報が書き加えられ、更に作者のツェッペリンNT搭乗日記も加えられている。
 が、代わりに図版が随分と削られてしまっている。



 情報が加えられたと言っても今となっては古いものであるし、『飛行船ものがたり』と『夢見る飛行船』の両方を読む必要性は感じられない。
 飛行船の絵や図を色々と見たいのならば『飛行船ものがたり』を、そこまで拘りがないのならば『夢見る飛行船』で良さそうだ。
 飛行船の歴史と技術をざっくり知りたいのならば、作家は異なるが『飛行船の歴史と技術』の方が纏まっていて、オススメ。

 以下は本書『夢見る飛行船』を読んでいて気になったことを調べてみた記録。
1)ツェッペリン博物館について
2)雄飛饅頭なるものについて
3)高僧LTAプラットフォームについて
4)成層圏プラットフォームについて


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『馬車の文化史(講談社現代新書)』感想:★★☆☆☆

2014.03.24 Mon

馬車の文化史 (講談社現代新書)
馬車の文化史 (講談社現代新書)本城 靖久

講談社 1993-03
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 『グランド・ツアー―良き時代の良き旅(中公新書)』の作者による一作。
 『グランド・ツアー』と同じく当時の人々の日記などから当時の現実を追体験しよう、との主旨の一冊。『グランド・ツアー』のテーマが「若きイギリス人たちのヨーロッパ一周修学旅行」だったのに対して、今回は「馬車の旅」。
 古代の馬車の成り立ちから馬車の最盛期となった近世を経て、鉄道や自動車にその優位性を譲った近代までをサックリと描いている。
 引用される日記の書き手は、パスカル、カサノヴァ、モーツァルト親子、マーク・トウェーンなど。


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『生命とは何か―物理的にみた生細胞』感想:★★☆☆☆

2014.03.11 Tue

生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)

シュレーディンガー 岩波書店 2008-05-16
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 ワトソンとクリックによる発見により、生命システムに大きな変更が加えられるようになる以前に書かれた一冊。当時は遺伝情報を担っているのは巨大分子、一番可能性があるのはタンパク質だと見做されていた。
 まさか単なる四種類のDNAによって遺伝情報が担われているとは思われておらず、生命はもっと複雑で神秘的な存在だと思われていた時代に、偉大なる功績を残しながらも研究の最前線から身を引いた物理学者シュレーディンガーが一般向けに語った生命論がこの一冊。

 歴史の最前線に立ち続けられる時期には限りがある。それは悲しいけれども現実だ。
 身を引く理由は能力の衰えの場合もあれば、人間関係のもつれのせいもある。単なる自主的な理由の時もある。
 一線から退いた研究者が何をするかと言えば、語るのだ。今までの研究人生を元手にその分野を俯瞰し、あるいはその経験を元に他所の分野について語るのだ。
 シュレーディンガーが今回行っているのは、その両方である。生命の分野は彼の専門外だが、タンパク質その他の構造は物理学の守備範囲でもある。
 そして生命論は彼の、いや、生きている者ならば誰だって語る資格のある分野である。


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『ネコと分子遺伝学』感想:★★☆☆☆

2014.03.08 Sat

ネコと分子遺伝学

仁川 純一 コロナ社 2013-06
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 ネコの毛色は多種に及ぶ。けれども古くから品種改良が行われたイヌほどには、注意が払われたことはない。
 本書ではネコの毛色について、分子遺伝子学から説明を試みる。


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『シャーロック・ホームズの誤謬 「バスカヴィル家の犬」再考』感想:★★☆☆☆

2013.12.16 Mon


シャーロック・ホームズの誤謬 (『バスカヴィル家の犬』再考) (キイ・ライブラリー)

ピエール・バイヤール
東京創元社 2011-06-29
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 シャーロック・ホームズの「バスカヴィル家の犬」事件には、真犯人がいる! ホームズは真犯人にまんまと嵌められ、無実の人間を犯人に仕立て上げてしまっているのだ。
 ……が主な論旨の一冊。



 ホームズシリーズを読む現代の人間ならば誰でも、時折疑問を抱くだろう。「ちょっとそれは牽強付会に突入してやいないか」、と。
 とは言え、それはそれとして楽しむ人の方が多いだろう。ホームズシリーズは虚構なのだ。ホームズが無理な推理を行い無実の人間を罪に問うていようとも、実害はない。
 しかし世の中とは広いもので、無実の罪を着せられた作中人物を救ってやろうと一冊本を物す者が現れた。ピエール・バイヤールその人である。

 彼はワトソンが記した「バスカビル家の犬」事件そのものがワトソンの目を通して書かれた歪んだものであることを指摘し、可能な限りで事件そのものを公正に再構築する。
 そしてホームズが彼の特有のロマンティスト気質のために見落とした事件の真相に迫る。

 本書の最初の1/4は「バスカビル家の犬」事件の概要の再説明に費やされ、続く1/2はバイヤールの思想と実践についてが語られ、残りの1/4でようやくバイヤール探偵による事件の「真相」の種明かしが成される。
 つまり必要なのは最後の1/4のみで、残りの部分はそう重要ではない、少なくとも私にとっては不要、だ。
 特に中央1/2で成されるバイヤールの主張は、正直私には付いていけない。

 とは言えども、最後の1/4で示される真犯人像はなかなかに面白い。実にあり得そうで、ホームズに挙げられた「犯人」が可哀想になる。
 誰かこの設定で映画撮らないかな。



 以下は、私にとって不要と思われる真ん中1/2の話。
 ネガに傾いている上に長いという二重苦となっております。


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『ウイルスと地球生命』感想:★★☆☆☆

2013.08.16 Fri


ウイルスと地球生命 (岩波科学ライブラリー)

山内 一也 岩波書店 2012-04-14
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 内容紹介には「あなたが胎児だったとき、ウイルスに守られていた?」なんてセンセーショナルな文章が踊っている割に、内容の八割ほどはウイルスの基本的な話で、なんだか肩透かし。
 紹介文の影響で、こちらの設定ハードルが上がりすぎていたのかもしれないけれど。



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『パウリーナの思い出に』感想:★★☆☆☆

2013.08.02 Fri


パウリーナの思い出に (短篇小説の快楽)

アドルフォ・ビオイ=カサーレス 国書刊行会 2013-05-30
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 日本初のビオイ=カサーレス短編集。収録作品は以下。

・「パウリーナの思い出に」
・「二人の側から」
・「愛のからくり」
・「墓穴掘り」
・「大空の陰謀」
・「影の下」
・「偶像」
・「大熾天使」
・「真実の顔」
・「雪の偽証」

 個人的な感想は「この作者はきっと凄く良い人なんだろうな」に尽きる。
 どの作品の根底にも肯定の意思が流れており、そこには否定や排除といった冷たい要素は存在しない。作中で起こる怪異あるいは不思議すらも、あるがままの大きさで受け止められている。
 その何事も受け入れるおおらかさと、不可思議な出来事をも平気で育み動じない様は、いかにも異国的であり、そこが魅力でもあるのだろう。
 作者の意図するところもキッチリと語られるあたりに、書き手の優しさを感じないではいられない。


 ……なんかもう行間から滲み出ちゃってる気がするのでとっとと白状しておくと、私はあまりこの手の作品が好きではない。
 私が求める読書体験はあくまでマゾヒスティックなものであって、いわば極寒もしくは灼熱をこそ熱望しているのであります。こんな生温い快適温度は欲していないのですよ。
 いちいちキッチリハッキリ作品意図を解説してくれるサービスも欲しくない。その態度が鼻に付くとまでは言わないが、お楽しみを減じられた感はある。
 「この作品って何? 作者は何が書きたかったの?」と読後に妄想するのも読書の愉しみでございましょうに、その方向性の愉悦はほぼ生き残ってはいない。興ざめと表現するのが一番近いだろうか。
 読後の妄想なだけに、その馳せる先が書き手の意図と遥かに離れるどころか正反対にすらなることもあるだろうが、そんなところまで関与される覚えはない。一度読まれた物が、読み手の中でどう消化吸収され再構成されるかは、読み手の勝手でありましょう。

 ただこれも私個人の好みでしかないのも分かっている。
 熱帯の植物の如く逞しい生命力を根底に響かせながら、優しく奇想天外に紡がれる物語たちには確かに魅力があるし、曖昧模糊としながらも突如鮮やかな「意外」を見せる文体もなかなかに得がたい体験だ。
 以下、各作品についてつらつらと。



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