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『悪魔と警視庁』感想:★★★☆☆

2013.05.07 Tue


悪魔と警視庁 (創元推理文庫)

E・C・R・ロラック 東京創元社 2013-03-21
売り上げランキング : 38827
by ヨメレバ


 花粉症で鼻水の海に溺死寸前だった時期に読んだ割に、するすると読み終わったのを考えると、かなりリーダビリティの高い一冊。
 ただ推理物の常とは言えども、登場人物がそれなりの数なので、花粉症で鈍った頭には辛う御座いました。

 が、星の数が2つ少ないのはそんな問題ではなく、印象的な事件、イギリスの霧を背景とする魅力的な描写、理知的な主人公の活躍といった素晴らしさに比して犯人が、そしてそれを庇い続けたとある人物の理由があまりにもありきたりすぎるのが理由。
 第二の主人公とも言うべき存在感を放った人物の行動理由としては、チープに過ぎて、その上、その人物がそこまで必死に庇うほどに犯人に価値があるとは思えない。

 結果、犯人を庇った人物までをもその価値を軽くしてしまい、彼の人物の独特なキャラクター性こそがその人物を第二の主人公にまで押し上げていた以上、作品そのものまでもがなんだかケチを付けられてしまったように思えて、とても残念だ。
 それでも基本的に推理物を面倒くさがる私をここまで魅惑したのだから、本書はそれほどに面白い本であるのは確かでもある。
 ただそれだけに、オチがなんとも残念なのだ。



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Theme:読んだ本の紹介 | Genre:本・雑誌 |
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