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ドキュメンタリー『魔女狩りマニュアル』感想:★★☆☆☆

2013.06.07 Fri


魔女の誕生と衰退―原典資料で読む西洋悪魔学の歴史


 ナショナル ジオグラフィックによる1時間足らずのドキュメンタリー。
 かの悪名高き『魔女への鉄槌』がどのようにして生まれ、そして何故あれほどまでの影響力を振るったかを探ったドキュメンタリー。
 件の『魔女への鉄槌』は、異端審問官ハインリッヒ・クラーメルが魔女裁判に敗訴した後に生み出された。
 彼は魔女を魔女として裁けなかったことに屈辱を感じており、己の正当性を、そして魔女をあぶり出す方法を示すことに情熱を注いだのだ、と現存するラテン語の『魔女への鉄槌』の調査員は述べる。滅多に使われない、そしてあまりに感情的な単語が多すぎると言うのだ。



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Theme:ドキュメンタリー映画 | Genre:映画 |
Category:映画その他感想 | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |

『マンク』感想:★★★★★

2012.07.01 Sun


世界幻想文学大系 第2巻 A マンク 上

井上一夫,マシュ-・グレゴリ・ルイス
国書刊行会 1985-08
by ヨメレバ


 読んだのは、国書刊行会から出された世界幻想文学大系のもの。
 ただし出版は上のデータと異なり、1976年3月。



 舞台となるのは、中世スペインはマドリッド。当地に建つカプチン教会は人間の熱気で充ちていた。
 そう宗教熱心とは言えないはずの人々がここまで多く集っているのは、ひとえにカプチン教会の若き僧院長であるアンブロシオの人気故なのだった。
 彼は未だ物心もつかぬ赤ん坊の頃にカプチン教会の前に捨てられ、その後は修道院の中で育てられ、今や院長にまで上り詰めていた。
 修道院の世界しか知らぬ彼は、徳の厚さと信仰心の確かさで知られ、その説教には説得力があり、更には見目も麗しく、マドリッド中の尊敬と崇拝の的となっているのだ。

 そんな彼の修道院に、二人の女が入ってきた。未だ己の美しさすら知らぬ純潔なる娘アントニアと、その叔母だ。
 アントニアは彼女の両親の望まれぬ結婚の末に、今や親族中から縁を切られ、貴族の娘の身分ながらそれに見合う扱いを受けられずにいた。
 そんな現状を打破し、少しでも生活を助けて貰うため、アントニアの父の弟にして現在のシステルナス侯爵を訪ねるためにマドリッドに出てきたのだ。

 アントニアは初めて聞くアンブロシオの説教に心を振るわせる。そしてそんな彼女に、マドリッドの有力貴族であるロレンゾは心を奪われ、システルナス侯爵と面識のある彼は、アントニアのために力を貸すことを約束するのだった。
 その一方で、ロレンゾの妹で、今はカプチン教会の隣にある聖クラレの尼僧院に入っているアグネスと、システルナス侯爵の間にも恋の炎が燃え立っていたのであった。
 こうして、ロレンゾとアントニア、システルナス侯爵とアグネスの二組の恋の物語が始まる。



Theme:最近読んだ本 | Genre:本・雑誌 |
Category:星5つ:★★★★★ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |

『中世の身体』感想:★★★☆☆

2012.03.30 Fri


中世の身体

ジャック ル=ゴフ 藤原書店 2006-06
売り上げランキング : 174352
by ヨメレバ


 中世を主なフィールドとする歴史家ル=ゴフが、文化ジャーナリストのニコラ・トリュオンの協力の下に書き上げた1冊。
 原著ではトリュオンの名前も入っているようなのに、日本語翻訳版のこちらからは名前が削られていてやや不憫。

 現在のヨーロッパを産み出す源泉を中世に見いだし、その諸々を実際に取り上げて色々と語ってはいるが、踏み込みは浅い。
 この内容でこの値段はちょっとなぁ、と正直なところ思わなくもない。が、数多の図版は全て日本語版オリジナル、それもその多くが翻訳者の一人である池田健二が撮った写真だと言うのだから驚き。
 これらの図版が作者が示したいものとピタリと一致しており、本書に分かりやすさという魅力を与えている。その一点だけで単行本である価値があるのかもしれない。



Theme:読んだ本 | Genre:本・雑誌 |
Category:星3つ:★★★☆☆ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |

雑誌「幻想と怪奇」VOL.1 NO.1感想:★★★★☆

2011.08.08 Mon


 創刊号は魔女特集。この号だけ三崎書房からの刊行である。
 裏表紙に「我国最初の幻想怪奇文学研究誌」とある。そうか研究誌だったのか。


 掲載作品は以下。

魔女特集
・「魔女の樹」 M・R・ジェイムズ、紀田順一郎・訳
・「裏庭」 ジョゼフ・P・ブレナン、岡田三美雄・訳
・「ジプシー・チーズの呪い」 A・E・コッパード、鏡明・訳
・「白い人」 アーサー・マッケン、饗庭善積・訳

エッセイ
・「魔草マンドラゴラ」 種村季弘
・「さよなら、ドラキュラ伯」 権田萬治

・「顔」 E・F・ベンスン、鈴木栄吉・訳

連載
・Fantastic Gallery 「ヒリアルト・ミューラーの世界」 解説・麻原雄
・ホラー・スクリーン散歩1 「ドラキュラ血のしたたり」 瀬戸川猛資

・「女王の涙を求めて」 ロード・ダンセイニ、中原儀介・訳
・「妖犬」 H・P・ラブクラフト、団精二・訳
・「鼠の埋葬」 ブラム・ストーカー、桂千穂・訳
・「リーシュリップ城」 C・R・マチュリン、安田均・訳
・「焔の丘」 アルジャナン・ブラックウッド 、竹下昭・訳

幻想文学レビュー
・海外『ジ・オカルト』 石村一男
・日本『ブラックウッド傑作集』 山下武

・魔女文学案内 小宮卓

コラム
・地下なる我々の神々 秋山協介

・「だれかがエレベーターに」 C・R・ハートリー、伊丹皓一・訳
・「蒲団」 橘外男
・人でなしの世界 紀田順一郎

連載
・「悪魔の恋」第一回 ジャーク・カゾット、渡辺一男・平岡昇・共訳
・「世界幻想文学作家名鑑」1 荒俣宏・編



 魔女に特化しているのは巻頭の4作品くらいのもので、後は幻想怪奇文学全般からという構成。もうちょっと魔女作品が掲載されているのかと思っていた。
 三段組みだったり二段組みだったりと忙しい。同じ作品の途中で段組変わるとか、ちょっとビックリした。揃えて欲しい、ってのは挿絵の関係で無理な注文なのだろうか。
 感想は以下。


Theme:読書感想 | Genre:本・雑誌 |
Category:星4つ:★★★★☆ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |