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『かくれんぼ・白い母 他二篇』感想:★★★★★

2012.01.26 Thu


かくれんぼ・白い母―他二篇 (1953年) (岩波文庫)
かくれんぼ・白い母―他二篇 (1953年) (岩波文庫)ソログープ 中山 省三郎

岩波書店 1953
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 旧字旧仮名。
 収録されているのは、以下の4作品。
・「かくれんぼ」
・「白い母」
・「光と影」
・「小羊」

 一番長い作品である「光と影」でもせいぜい50ページ、最も短い「小羊」になると僅か6ページ。翻訳者のあとがきを入れてもトータルで117ページの薄い1冊ながら、読後に残す印象は鮮やかな白と黒。
 鋭いくせに繊細で、触ると溶けてしまいそうな儚さを有するソログープの短篇たちは、実に寒い冬に相応しい。と、個人的には思う。

 そんなわけで、復刊しましょうよ岩波文庫さん。もうすぐ青空文庫で読めるようになりそうだけどさぁ。



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Theme:オススメの本 | Genre:本・雑誌 |
Category:星5つ:★★★★★ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |

『ロシアのクリスマス物語』感想:★★☆☆☆

2011.12.23 Fri

ロシアのクリスマス物語

イワン・セルゲーエヴィチ シメリョフ 群像社 1997-12
売り上げランキング : 654269
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 大阪生まれ大阪育ちの私にとって、冬とはただひたすらに青空と、ひりつくような乾燥の季節である。
 吐く息は白く濁り、寒さに空は澄み渡る。雪は時折ちらつく程度であり、僅かに積もっても昼には泥水と化す。冬の冷たさも命を奪うほどの残酷さを見せはしない。
 対して本書で何人もの作者が描き出すロシアの冬は息も命も凍り付かせるほどに冷たく、積もる雪は深く白い。またそれ故に、クリスマスの煌びやかさが空気中に漂う微少な氷や屋根から伸びる氷柱に眩く反射する。

 本書に収録されているのは全部で13作品。
・「クリスマス」 シメリョフ
・「ザリガニの鳴いたときに ―クリスマスの怪談―」 テフィ
・「イーダ」 ブーニン
・「クリスマス物語」 ゾシチェンコ
・「クリスマス」 ナボコフ
・「ヨールカ祭の森の精」 チョールヌイ
・「キリストのヨールカ祭に招かれた少年」 ドストエフスキイ
・「雪娘」 ソログープ
・「父と娘の新年の祝日」 グリーン
・「車両長 ―これぞまことのクリスマス物語―」 クプリーン
・「クリスマス・シーズンに」 チェーホフ
・「うすのろ ―過ぎし昔のクリスマス物語―」 ワグネル
・「真珠のネックレス」 レスコフ
 



Theme:読書感想 | Genre:本・雑誌 |
Category:星2つ:★★☆☆☆ | Comment(0) | Trackback(0) | top↑ |

『現代東欧幻想小説』感想:★★★★★

2011.06.20 Mon

現代東欧幻想小説 (1971年)
現代東欧幻想小説 (1971年)徳永 康元

白水社 1971
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 河出文庫の『東欧怪談集』(記事はこちら→「『東欧怪談集』感想:★★★★★」)の次は、『現代東欧幻想小説』で。
 本書には編訳者として吉上昭三、直野敦、栗原成郎、田中一生、千野栄一、徳永康元の6人の名前が記載されているが、「あとがき」も書いておられることから、吉野昭三氏を責任編者と見なすこととし、当ブログのカテゴリー分けに使用した。


 収録作品は以下の25作品。
 一作家一作品だった『東欧怪談集』とは違い、同作家から複数の作品が掲載されている場合が多い。

・ポーランド 吉上昭三 訳
「抽斗のなか」 スワヴォーミル・ムロージェック
「旅の道すがら」 スワヴォーミル・ムロージェック
「蠅の独白」 スワヴォーミル・ムロージェック
「原始村の婚礼」 スワヴォーミル・ムロージェック
「小さな友」 スワヴォーミル・ムロージェック
「猫物語」 ヤロスワフ・イワシュキェーヴィッチ
「耳」 ヤン・ブジェフヴァ
「輪回し」 イェジー・フィツォフスキ
「バンベリ号上の出来事」 ヴィトルゴ・ゴンブローヴィッチ
・ルーマニア 直野敦 訳
「カリファールの水車小屋」 ガラ・ガラクティオン
「車が淵」 ガラ・ガラクティオン
「肖像画」 ヴラディミール・コリン
「ボート遊び」 ヴィンティラ・イヴァンチヤヌ
「仕事机に向かって」 ヴィンティラ・イヴァンチヤヌ
・ユーゴスラヴィア 栗原成郎・田中一生 訳
「象牙の女」 イヴォ・アンドリッチ 栗原成郎訳
「イェレーナ、陽炎の女」 イヴォ・アンドリッチ 田中一生訳
・チェコスロヴァキア 千野栄一 訳
「足跡」 カレル・チャペック
「エレジー」 カレル・チャペック
「飛ぶ夢」 イヴァン・ヴィスコチル
「快癒」 イヴァン・ヴィスコチル
「そうはいっても飛ぶのはやさしい」 イヴァン・ヴィスコチル
「アインシュタインの頭脳」 ヨゼフ・ネズヴァドバ
「妻」 ルドヴィーク・ヴァツリーク
「要塞」 アレクサンドル・クリメント
・ハンガリー 徳永康元 訳
「死神と医者」 ヘルタイ=イェネー


 以下は個人的感想。


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