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『消えるオス 昆虫の性をあやつる微生物の戦略(DOJIN選書)』感想:★★★★★

2016.04.20 Wed


消えるオス:昆虫の性をあやつる微生物の戦略 (DOJIN選書)
消えるオス:昆虫の性をあやつる微生物の戦略 (DOJIN選書)陰山 大輔

化学同人 2015-07-03
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 DOUJIN選書って面白いじゃん!と思わせてくれた一冊。

 オスとメス、この複数の性のシステムは現存生物の多くを支える根幹的なシステムであるが、しかしこのシステム自身は奇妙に不完全である。
 この不完全性に付け込んだのか、あるいはそれ故に性システムが不完全なのかは定かではないが、しかしその揺らぎを根城とし揺らぎを生み出す生物が存在する。その一つが本書の主役、ボルバキアという名の細菌である。


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『ウイルスと地球生命』感想:★★☆☆☆

2013.08.16 Fri


ウイルスと地球生命 (岩波科学ライブラリー)

山内 一也 岩波書店 2012-04-14
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 内容紹介には「あなたが胎児だったとき、ウイルスに守られていた?」なんてセンセーショナルな文章が踊っている割に、内容の八割ほどはウイルスの基本的な話で、なんだか肩透かし。
 紹介文の影響で、こちらの設定ハードルが上がりすぎていたのかもしれないけれど。



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『太古からの9+2構造 繊毛のふしぎ』感想:★★★★★

2013.06.24 Mon


太古からの9+2構造――繊毛のふしぎ (岩波科学ライブラリー)

神谷 律 岩波書店 2012-02-09
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 岩波科学ライブラリーって『ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係』が出てたシリーズか、なら気軽に読めるな。
 と思って借りて来たのに、細胞分裂の機構や筋繊維の収縮する仕組みなんて、「そういえば昔、必死こいて覚えたっけ」な懐かしい記憶を揺さぶってくださって、絶妙に痛痒い気持ちになった。

 思い出せそうで思い出せない微妙なところを突かれた私は疲労感に塗れたけれど、それは私個人の問題に過ぎない。
 本書の語り口は平易だし、分かりにくい箇所には直後に例え話が入るなど、読み手のことを良く考えて書かれた一冊。
 しかも内容が面白い。


 以下は長い上に重たいので、注意。



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『マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話』感想:★★☆☆☆

2012.05.23 Wed


森川 幸人 新紀元社 2000-12
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 タイトルの『マッチ箱の脳』の「脳」の上に「AI」と読み(?)が振られている。

 作者は『アストロノーカ』や『がんばれ森川君2号』でAIを用いたゲームの生みの親。
 SFなどでは人の手のよる被造物ながら、作り手たる人間を超える万能の恐るべき存在として描かれることの多いAIが実際にはどんな代物で、どんな風に使えるのかと言うことを説明した1冊。
 ただ発行は見ての通り2000年である以上、現在はまた時代が変わっているのだろうが。

 複数の種類(?)がある人工知能AIの内、GA(遺伝的アルゴリズム)とNN(ニューラルネットワークモデル)をメインに説明を行っている。
 タイトルにある通りに、マッチ箱とマッチ棒を用いてそれぞれのAIがどう動くかを実際に手を動かして理解することが出来るように工夫されてはいるが、それが成功しているかと問われると、うーん。
 正直その「マッチ箱とマッチ棒でシュミレーション出来るような設問を考える」との縛りが足を引っ張っている箇所が見られるような。最初のGAのマッチ箱シミュレーションは良いと思ったのだが、後半に行くにつれて無理矢理感が。
 ゆるーい感じのイラストは可愛いが、理解の助けになるかと言われれば、それもなぁ。
 



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『すばらしい人間部品産業』感想:★★☆☆☆

2012.01.21 Sat

すばらしい人間部品産業

アンドリュー・キンブレル 講談社 2011-04-15
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 本書の原題は"The Human Body Shop"であり、「すばらしい」との形容詞を付けたのは翻訳者である福岡伸一だ。
 一応言っておくと、この「すばらしい」は皮肉である。ハックスリーの『すばらしい新世界』と同じ意図で使用されている。


 かつてアメリカで西部劇が流行したのは未開の地に踏みだし己のものに作り替えていく過程が受けたのだ、との説明を読んだことがある。その文章はこう続いていた。今や未開の西部は存在せず、故に舞台は宇宙へと移行した。スタートレックは、西部劇の現代版である。アメリカの思考を他者に押しつけ拡大していく様を描いているに過ぎないのだ、と。
 当時、スタートレック:ヴォイジャーを深夜放送で見ていた私は「そうかもね」と思ったのだが、もはやどこで読んだ文章なのかを思い出すことが出来ない。
 だが宇宙は既に征服対象としての魅力を失ってしまったようだ。現にスタートレックのTVシリーズは新作が作られる見込みはない。
 ならば次なる征服対象はと言えば、それはミクロの世界なのである。現在最も未知なのは、私たちの体そのものである。そしてこの征服対象は、とても金になる。宇宙は遠いが、身体は私たちそのものであり、誰もそこから逃げ出すことは出来ない。
 人間を部品の集合体として扱い、その部品を交換可能なものと見なす思考の蔓延に警告を鳴らすのが、本書である。




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『マインド・イーター[完全版]』感想:★★★★★

2011.11.27 Sun

マインド・イーター[完全版] (創元SF文庫)

水見 稜 東京創元社 2011-11-19
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 「日本SFが成し遂げた最高の達成」との帯に踊っていた煽り文句は伊達でも酔狂でもなかった。
 本書は1982年から84年にかけて発表された水見稜の、「マインド・イーター(以下M・E)」に纏わる連作を全て収めた1冊。

 収録作は以下8作品。
・「野生の夢」
・「サック・フル・オブ・ドリームス」
・「夢の浅瀬」
・「おまえのしるし」
・「緑の記録」
・「憎悪の谷」(初出時のタイトルは「スクリーム」)
・「リトル・ジェニー」
・「迷宮」

 「サック・フル・オブ・ドリームス」と「夢の浅瀬」は、過去1984年に発行されたハヤカワ文庫の『マインド・イーター』には収録されなかった。
 今回この2作品を収録し、これをもって「完全版」とのこと。ちなみにハヤカワ文庫でこれらの作品が排除されたのは、単にページ数の問題だったようだ。
 しかし個人的には「野生の夢」の直ぐ後が「おまえのしるし」だなんて、情報過多で破裂してしまいそうな並びに思えてならない。




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