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ドキュメンタリー『宇宙へ~冷戦と二人の天才~』感想:★★★★★

2014.02.13 Thu

Space Race 宇宙へ ~冷戦と二人の天才~ [DVD]
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NHKエンタープライズ 2006-10-27
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 またしてもhuluネタ。これまたナショナルジオグラフィックで、これまた今月16日にhuluから消えてしまう作品。
 huluはドラマも良いけれど、この手のドキュメンタリーも数多くあってお気に入り。ドラマはだいたいDVDになっているからレンタル出来るけれど、ドキュメンタリーだとそうも行かないしね。この作品はNHKによってDVD化されてはいるけれど。
 これでもう少し消えなければ完璧だけど、huluもサーバーの容量の関係で厳しいのだろうか。



 なんて前置きはこれくらいにして、今回の『宇宙へ~冷戦と二人の天才~』は全4回。それぞれのサブタイトルは、「ロケット開発」、「衛星開発」、「友人宇宙飛行」、「月面着陸」。各51分の作品。
 かつてNHKで放送された時には60分だったらしい。あれ、長さが違う? 単純にカウント方法の違いなのか?
 各国の協力の下に作られたらしく、エンドクレジットが大盛り状態なのが特徴的。NHKのサイトによると、制作陣はイギリスのBBC、チャンネルワンロシア、アメリカのナショナルジオグラフィックチャンネル、ドイツのNDRとなっている。ちなみに2005年制作だそうだ。
 huluにあるのは日本語吹き替え版なのだが、どの声も私でも聞き覚えがあるあたり、有名声優を使っているんじゃなかろうか。なんか凄い聞き覚えがあって、モヤモヤする。


 宇宙を目指す。その夢の発端は、ナチ時代のドイツ。
 徐々に敗色の気配を強めていくナチスドイツ軍は、起死回生を狙い革新的兵器の開発に血眼となる。その中で生まれた技術こそが、ヴェルナー・フォン・ブラウン博士が開発したV2ロケット。
 その威力は確かに凄まじかったものの、製造過程で数多の犠牲者を出し、さらに量産化にも難を抱えていた。V2は起死回生の一手にはなれなかった。
 そもそも開発者フォン・ブラウンは、兵器を作りたかったわけではなかったのだ。彼の夢は、宇宙。
 ナチ政権の下で研究費用を得るために、ナチ党員となり兵器の開発に手を染めていたのだ。だが今や、祖国には敗色の気配が漂っていた。
 己の研究を継続させるべく、フォン・ブラウンは仲間の研究者と共にアメリカ軍に投降する道を選ぶ。


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ドキュメンタリー『ナショジオの表紙を飾った傑作写真』感想:★★☆☆☆

2014.02.09 Sun

ナショジオの表紙を飾った傑作写真


 9日23時にhuluから消えてしまうナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーを見よう、との一人企画最終回。
 今回の『ナショジオの表紙を飾った傑作写真』は全2回、各47分。
 かつてナショジオの表紙を飾った写真と同じ場所を訪れ、その変化を見るというのが主旨。
 各回のタイトルは「溶岩ハンター」、「戦地の傷跡」。


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ドキュメンタリー『ナチス潜水艦U-745の謎』:感想★★★★☆

2014.02.05 Wed

ナチス潜水艦U-745の謎


 今月9日にhuluからナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーが複数消えてしまうので、急いで見てみた。そんな訳で、ここ数回の更新はナショジオ特集の予定。
 オススメがあったら教えてください。
 画像は当該動画のタイトル画面より。全1話。


 映画やドラマでよく登場する「ナチスの沈没した潜水艦に秘宝が!」というお話。
 このドキュメンタリーでは、フィンランドのダイバーチーム「バーデ・ヴァネ」のメンバーが、沈没したきり発見されていない潜水艦「U-745」の行方と、そしてフィンランドの海軍が創設されて以来現役で活躍し続けたにも関わらず自身の地雷によって沈没したと噂される軍艦ロウヒの捜索に挑む。
 ドキュメンタリーなので当然ながら、秘宝なんて1ミリも登場しない。
 沈んだ艦は即ち搭乗員の墓である、と死者の神聖な場と化した沈没船に彼ら捜索者が立ち入ることはない。
 戦争が本当に終わるのは全ての戦死者が葬られた時であり、全ての沈没船が発見された時だと彼らは言う。今回発見されたのは、U-745を含む二隻のUボートと、そして軍艦ロウヒ。
 残る沈没船は果たして……いかほどか。



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『十蘭錬金術』感想:★★★☆☆

2012.06.24 Sun


十蘭錬金術 (河出文庫)

久生 十蘭 河出書房新社 2012-06-05
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 河出文庫から1年に数冊出ている久生十蘭の短編集のうち、今の所最も新しいのが本書。こちらは新字新仮名。
 時折()の中で行われる補足じみたものは、河出文庫から出すにあたって誰かが加えたものなのかどうかが分からない。
 特に断り書きがないところを見ると元からあったもののように思えるが、けれど、こんな補足を作者がするものだろうか。
 国書刊行会からも久生十蘭の全集が現在刊行途中だが、こちらは旧字旧仮名のままらしい。


 本書に収録されている作品は以下。
・「彼を殺したが……」
・「犂氏の友情」
・「勝負」
・「プランス事件」
・「悪の花束」
・「海と人間の戦い」
・「南極記」
・「爆風」
・公用方秘録二件
 「犬 (法朗西御使節モーズ候一件)」
 「鷲 (唐太モイガ御番屋一件)」
・「不滅の花」

 全ては実際に起った事件を題材にしたもの。それ故に「錬金術」とのタイトルが付いているようだ。
 感想は折りたたみ。




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『吸血鬼』感想:★★★☆☆

2011.07.21 Thu

世界大ロマン全集〈第33巻〉吸血鬼 (1957年)
世界大ロマン全集〈第33巻〉吸血鬼 (1957年)H.H.エーヴェルス 植田 敏郎

東京創元社 1957
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 吸血鬼は吸血鬼でも、今回読んだのはH・H・エーヴェルスの『吸血鬼』。
 以前言っていたように、読んだのは東京創元社の世界大ロマン全集の33『吸血鬼』。翻訳者は植田敏郎。図書館で借りた。
 創土社のブックス・メタモルファスに収められている前川道介翻訳の『吸血鬼』は買うには高いうえに、図書館にもないので諦めた次第。
 この翻訳者の違う2冊でどれくらい差があるのかは知らない。今回読んだ世界大ロマン全集の33『吸血鬼』末尾の訳者あとがきに「紙面の都合で少しつめた個所もある。(p.282)」と記されているので、全訳とは異なるのだろう。


 吸血鬼とは何か、との問いには明確な答えはない。が、根本的には死してなお生きる存在であろう。
 墓の中から地上に彷徨い出ては、本人の意思がどうであれ、己を生に繋ぎ止めるために生あるものの生命を啜る腐敗せぬ死者。けれども「腐らない」ことは大地に拒絶された悪しき者の証であると同時に、神に愛された聖者の印でもある。
 吸血鬼の面白いところはその両義性だ。聖と邪。そして被害者が加害者へと転化する二義性。簡単に割り切れないグレーな境界線上の存在だ。
 そして血を奪われる被害者とて、必ずしも純粋なる被害者ではない。吸血鬼は己の親しい人間を襲うとも言われている。血を求めて目の前に現れた吸血鬼が旧知の人間であったならば、思わず己の血を提供してしまう者もいるだろう。彼を救えるのは私だけ、一度そう思い込んでしまえば、それは血液を支払うに値する甘美な夢となっても不思議はない。
 
 
 本書の舞台となるのは第一次大戦中のアメリカ。軽くネタバレしておくと、本書には死してなお生きる「吸血鬼」は登場しない。
 主人公はフランク・ブラウン。ドイツ人である。世界を旅する彼がアメリカにたどり着いた時には既に、第一次世界大戦が勃発していた。
 夫を亡くし未亡人となっていたかつての恋人ロッテと再会し、雑誌編集者であるテーヴェスと知り合ったフランクは、彼の祖国ドイツのために敵国アメリカを転々としながら演説をぶつこととなる。
 だが、ロッテと再会してからというもの、彼は己の体に異変を感じ始めていた。自分がストローを差し込まれて中の果汁を吸い尽くされたオレンジになったかのようだとの感覚と、またそれを行っているのがロッテではないかとの考えを彼は抱くようになった。
 ロッテがフランクに渡したピカピカする折りたたみ式のナイフ、彼女が買い求めた己の胸を突いて血液を子供に与えようとするペリカンの紋章、ロッテとフランツの体調変動の一致……。
 積もる疑問を解決するべくロッテに迫るフランクだが、ロッテは答えない。答えたくないの。それがロッテの答えそのものであった。
 だがしかし、最後の最後でフランクは真実を知る。彼自身が知らなかった彼の病を。そして彼女の真意を。 



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