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映画『Le Manoir du Diable(悪魔の城)』感想:★★☆☆☆

2013.10.05 Sat





 1896年はフランス、ジョルジュ・メリエス(Georges Méliès)監督によるサイレント映画。3分ほどの短篇。
 英題では"The House of the Devil"あるいは"The Haunted Castle"、"The Devil's Manor"、"The Manor of the Devil"とも。
 ギネスブックが認定した世界最初の映画が1888年の『Roundhay Garden Scene(ラウンドヘイ・ガーデン・シーン)』 、わずか2秒、だそうなので、1896年のこの映画が3分しかないのは技術的な問題なのでありましょう。
 短いだけにYouTubeにフルで上がっているのだが、トップページに貼ると重たくなりそうなので、「続きを読む」の先に貼った。


 以下、あらすじ。

 舞台中央に突如現れる巨大コウモリ、ふわりふわりと舞ったかと思えば、突然の白煙。その向こうには、悪魔メフィストフェレスの姿があった。コウモリは彼の化けた姿であったのだ。
 メフィストフェレスは何もない空間から鍋だの美女だのを取り出して見せたかと思えば、一旦退場。悪魔の消えた空間に登場するのは、何も知らぬ貴族らしき男が二人。
 彼らが来るのを知っていたかの如き悪魔は、先ほどと同じように虚無から様々な異形を呼び寄せては、彼らを驚かし散々に弄ぶ。
 だがついに一人の男が手にした十字架により、立場は一転。メフィストフェレスは逃げ惑う側になるのでありました。


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『ロシア・ソビエト文学全集5 隊長ブリバ 他』感想:★★★☆☆

2013.09.14 Sat


ロシア・ソビエト文学全集〈第5〉ゴーゴリ (1965年)ロシア・ソビエト文学全集〈第5〉ゴーゴリ (1965年)

平凡社 1965
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 ロシア・ソビエト文学全集の4巻5巻は共にゴーゴリ特集。この5巻に収録された作品は以下。
・「隊長ブリバ」 原久一郎・訳
・「イワンがイワンと喧嘩した話」 原久一郎・訳
・「ディカーニカ近郷夜話」 工藤精一郎・訳
 第一部
  序言/ソロチンツイの定期市/イワン・クパーラの前夜/五月の夜、または水死女/消え失せた国書
 第二部
  序言/降臨祭の前夜/怖ろしき復讐/イワン・フョードロウィチ・シュポーニカとその叔母さん/魔法にかけられた土地 

 「イワンがイワンと喧嘩した話」以外の二作品は幻想味を有する作品。また同時にコサックのロマン溢れる武勇伝が奏でられる。


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『かくれんぼ・毒の園 他五篇』感想:★★★★★

2013.08.22 Thu


かくれんぼ・毒の園 他五篇 (岩波文庫)

ソログープ 岩波書店 2013-03-16
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 岩波文庫からソログープ短編集。
 現在は絶版となっている中山省三郎翻訳の岩波文庫『かくれんぼ・白い母 他二篇』(中山省三郎・訳)に、昇曙夢翻訳による創元文庫『毒の園 他』を合本にした一冊。
 同じソログープ作品とは言えども翻訳者の違う二冊を合本することに違和感を覚えなくもないのだが、ソログープの有名作がこれ一冊で読めるとの利点には敵わないかなとも思う。
 合本しても随分と薄いしね。

 収録作品は以下。

・「かくれんぼ」 中山省三郎・訳
・「白い母」 中山省三郎・訳
・「光と影」 中山省三郎・訳
・「小羊」 中山省三郎・訳
・「白い犬」 昇曙夢・訳
・「毒の園」 昇曙夢・訳
・「悲劇 死の勝利」 昇曙夢・訳
 翻訳者それぞれの解説も収録。


 『かくれんぼ・白い母 他二篇』やアンソロジーに収録されることの少ない「白い犬」が、一番レアリティの高い一編だと思っていたら、著作権の切れた『死の勝利 序詞及び三幕(パンテオン叢書第二編)』が国立国会図書館によりデジタル資料化されており、家のパソコンからでも見ることが出来たのでありました。
 まぁ、表記や仮名遣いが現代化されていることに、今回の岩波文庫版は価値があるのかもしれない。
 同じように著作権が切れデジタル化されているソログープ作品としては、『創造される伝説』の第一部「血の滴」もある。三部作だが二部以降の日本語訳は存在していない模様。英訳版はあるものの、中古価格でもかなりお高い。

 もう何度も書いている気がするので、以下は簡単に。



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映画『悪魔の美しさ』感想:★★★☆☆

2013.07.14 Sun


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 邦題は結末に対する風刺なのだろうか。

 老博士ファウストは、人生を学問に捧げた人物として尊敬を集めていた。
 けれどファウスト自身は老年を迎えた己に絶望を抱いていた。人生の残りは少ない。それに比べて成し遂げられたことは、僅かだ。
 そんな老博士の魂を狙って悪魔が囁きかける。彼が垂らす餌は「若さ」。書斎と実験室に閉じこもり、無益に垂れ流した時間を返してやろうと言うのだ。
 抵抗するも虚しく、結局は己の欲に負けたファウスト。だが上手く立ち回った彼は、魂を巡るメフィストフェレスとの致命的な契約を避けることには成功した。
 若返ったファウストは、生の喜びに満たされる。ジプシーの旅回り一座の若い娘と出会い、恋に落ちたまでは良かったものの、家に金を取りに戻ったことでファウスト博士の失踪と強盗の犯人とされてしまう。
 それも当然、老博士ファウストとファウスト邸に現れた若者とが同一人物だなどと、一体誰が想像しよう?



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『ソログーブ童話集 影繪(春陽堂少年少女文庫94)』感想:★★★★★

2013.05.04 Sat




 結婚してく……じゃなかった、誰がこの本、売ってくれ!
 私、この本めちゃくちゃ欲しい。どっかで売りに出されてないかなぁ。


 との私の絶叫は置いておくとして、これも図書館本。
 例によって書影はないが、表紙はなかなかに可愛らしかったです。
 本書はおそらく、現時点で最も多くのソログープの作品を収めた一冊。著者が翻訳者の前田晁名義になっているが、もうそんなことすらもどうでも良いくらいに、ありがとうございます! ありがとうございます!

 収録作は以下。
・「翼」
・「いい香のする名前」
・「影繪」
・「花冠」
・「かよわい子供」
・「氷砂糖のかけら」
・「金の柱」
・「かうして誤解が起こつた」
・「蛙」
・「搜索」
・「地のものは地へ」
・「小さな棒」
・「對等」
・「小石の冒險」
・「道とあかり」
・「鍵と合鍵」
・「獨立した葉」
・「森の主」
・「少年の血」
・「魂の結合者」
・「獸の使者」




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『影をなくした男』感想:★★★☆☆

2013.03.24 Sun


影をなくした男 (岩波文庫)

シャミッソー 岩波書店 1985-03-18
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 「悪魔とうかつな契約をしてしまったばかりに、窮地に陥る」とのストーリーを踏まえて展開する短い物語。
 この度の主人公はペーター・シュレミール、彼は赤貧に喘いでいたがために金貨のあふれ出る財布と交換に影を悪魔に売り渡してしまう。
 結果、シュレミールは金貨に困ることはなくなったが、代わりに太陽の下に出て行けない身となってしまったのだった。
 彼に影のないことを知ると人々は露骨に彼を避けた、あまつさえ子供などは面白がって石を投げつけてくる有様。
 あれほど望んだ金貨に埋もれながらもシュレミールはもはや幸福ではない。だが彼は一人忠実な召使ベンデルにだけは恵まれた。今や彼だけがシュレミールの心の支え。
 ベンデルは主人の信頼に応え、彼がために心を砕き、彼が影を喪失していることが露見しないようにと力を尽くしてくれた。
 結果しばしの安寧を得たシュレミールは、ある日恋をする。だがいざ恋が叶うという段になり、またしても影がないこと、悪魔のせいだ、が彼を失望へと追い立てるのであった。



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『フォースタス博士の悲話』感想:★★★☆☆

2013.03.10 Sun




 インターネット上で得られる情報が少なすぎて、いつものように記事トップに書影も情報も引っ張って来られなかった。
 補足のために書いておくと、これは愛育社の叢刊海外文學からの1冊、『フォースタス博士の悲話』。
 著者はマーロウ、翻訳者は細川泉二郞、発行は昭和二十三年(表記は「廿三」年)。
 書影その他は過去に紹介しているので割愛。

 ゲーテ以前のファウストであり、またゲーテのファウスト像に影響を与えたドイツの人形劇に多大な影響を与えた戯曲。
 言うなればゲーテ版ファウストのお祖父さんとでも言えばいいのか。



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『悪魔の話(講談社学術文庫)』感想:★★★☆☆

2013.03.07 Thu


悪魔の話 (講談社学術文庫)

池内 紀 講談社 2013-02-13
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 おどろおどろしいタイトルとは違い、中身は著者の悪魔に関する随筆。
 翻訳者として長く活躍する著者による書き物だけあり、なかなかに面白いのだが……だが、「これ講談社学術文庫で出す内容か?」という疑問がどうにも消えない。
 いつも読んでいる雑誌なり新聞なりの一コーナーに載っていればとても嬉しいけれど、講談社学術文庫として買いたくはなかった。

 まだ別のもう少しライトな文庫レーベルで出してくれれば良かったのに、と書いておきながら私には講談社の中にふさわしいレーベルを思い付けないのだが。
 この『悪魔の話』は以前に一度講談社現代新書から出ているのだが、そのレーベルもちょっと違うかな……。単なる私のイメージだけれど。



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『ポオ小説全集1』感想:★★★★☆

2012.11.30 Fri


ポオ小説全集 1 (創元推理文庫 522-1)

エドガー・アラン・ポオ 東京創元社 1974-06-28
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 ポーの作品を発表された順に、傾向に配慮せずに収録した全集の第1巻。
 収録作品と翻訳者は以下。

・「壜のなかの手記」 阿部知二・訳
・「ベレニス」 大岡昇平・訳
・「モレラ」 河野一郎・訳
・「ハンス・プファアルの無類の冒険」 小泉一郎・訳
・「約束ごと」 小泉一郎・訳
・「ボンボン」 永川玲二・訳
・「影」 河野一郎・訳
・「ペスト王」 高松雄一・訳
・「息の喪失」 野崎孝・訳
・「名士の群れ」 野崎孝・訳
・「オムレット公爵」 永川玲二・訳
・「四獣一体」 高松雄一・訳
・「エルサレムの物語」 高松雄一・訳
・「メルツェルの将棋差し」 小林秀雄、大岡昇平・訳
・「メッツェンガーシュタイン」 小泉一郎・訳
・「リジイア」 阿部知二・訳
・「鐘楼の悪魔」 野崎孝・訳
・「使いきった男」 宮本陽吉・訳
・「アッシャー家の崩壊」 河野一郎・訳
・「ウイリアム・ウィルソン」 中野好夫・訳
・「実業家」 宮本陽吉・訳


 怪奇的な作品の多くには読んだ記憶があるが、その他の風味のものはほとんどが初。



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『ファウスト博士』感想:★★★★★

2012.10.22 Mon


ファウスト博士(上) (岩波文庫 赤 434-4)

トーマス・マン 岩波書店 1974-06-17
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 読んだのは、岩波文庫で上・中・下の三分冊になっているもの。2012年の7月に復刊されている。
 だらだらと長い時間をかけてようやっと読み終わった。

 ここまで時間が掛かったのは、この物語がどこもかしこも面白くないからではなく、トーマス・マンの、そして物語中ではゼレヌスが綴る文章が数多の支流を持っており、河岸工事が施された安全で流れが一方の方向にしか流れないシンプルな大河としてではなく、脱線し小さな川となり渦を巻いたかと思えば本流に再会するかの如き、一筋縄とは行かない構造を持っているせいだ。

 確かに音楽家であるアドリアンの伝記との形をとるのだから当然とは言え、延々と語られる音楽論には興味がそそられないし、展開されるドイツ論にも同意しかねるしで、早くアドリアンの物語そのものを綴ってよと思うことも多かったのだが、退屈に思えた一つの場面はずっと後になって続きが語られ、途中には何度も何度も未来(この「伝記」を書いている時点でのゼレヌスには既に「過去」なのだが)に起こる事態を予告する手法のおかげで、何だかんだいいつつも最後まで読み終わることが出来た。

 この脱落を阻止する手腕の上手さは、流石はトーマス・マンと言ったところ。
 ただ登場人物の多さには何ともかんとも。
 元々からして私が固有名詞を覚えるのがとても苦手なのも合わさってサッパリ覚えられず、「おや新顔さんだ、初めまして」と微笑んで手を差し出したら、「いや、僕、既に何度も登場しているんですけど、ご記憶にない?」と返される事態が多々あった。



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