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『パラケルススの世界』感想:★★★☆☆

2013.01.16 Wed


パラケルススの世界

種村 季弘 青土社 1996-05
売り上げランキング : 163270
by ヨメレバ


 既に栄光は過去に過ぎ去り、暮れゆく中世に生を受けたパラケルススの人生を追いながら、同時に彼と同じ時代を生きた人間たちがパラケルススをどう見ていたかにも踏み込んで描いた一冊。
 そのために公的書類のみに依存する伝記とは一風変わった読み物となっている。ただしその分、事実とのズレも生まれているのだろうが。


バルトロ 無知蒙昧な職人めが、あらゆる技術の中でも最高にして、最大、最も有益な医術を貶めるのはお前に似合ったやり口だわい!
伯爵 有益そのもの、医を商売とするやからにはな。
バルトロ 太陽といえども、その成果を照らすのを光栄と思う医術だぞ!
伯爵 そして大地は急いでそのへまを隠してくれるのさ。
(p.65-66 『セビーリャの理髪師』岩波文庫)




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『中世の身体』感想:★★★☆☆

2012.03.30 Fri


中世の身体

ジャック ル=ゴフ 藤原書店 2006-06
売り上げランキング : 174352
by ヨメレバ


 中世を主なフィールドとする歴史家ル=ゴフが、文化ジャーナリストのニコラ・トリュオンの協力の下に書き上げた1冊。
 原著ではトリュオンの名前も入っているようなのに、日本語翻訳版のこちらからは名前が削られていてやや不憫。

 現在のヨーロッパを産み出す源泉を中世に見いだし、その諸々を実際に取り上げて色々と語ってはいるが、踏み込みは浅い。
 この内容でこの値段はちょっとなぁ、と正直なところ思わなくもない。が、数多の図版は全て日本語版オリジナル、それもその多くが翻訳者の一人である池田健二が撮った写真だと言うのだから驚き。
 これらの図版が作者が示したいものとピタリと一致しており、本書に分かりやすさという魅力を与えている。その一点だけで単行本である価値があるのかもしれない。



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