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映画『悪魔の美しさ』感想:★★★☆☆

2013.07.14 Sun


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 邦題は結末に対する風刺なのだろうか。

 老博士ファウストは、人生を学問に捧げた人物として尊敬を集めていた。
 けれどファウスト自身は老年を迎えた己に絶望を抱いていた。人生の残りは少ない。それに比べて成し遂げられたことは、僅かだ。
 そんな老博士の魂を狙って悪魔が囁きかける。彼が垂らす餌は「若さ」。書斎と実験室に閉じこもり、無益に垂れ流した時間を返してやろうと言うのだ。
 抵抗するも虚しく、結局は己の欲に負けたファウスト。だが上手く立ち回った彼は、魂を巡るメフィストフェレスとの致命的な契約を避けることには成功した。
 若返ったファウストは、生の喜びに満たされる。ジプシーの旅回り一座の若い娘と出会い、恋に落ちたまでは良かったものの、家に金を取りに戻ったことでファウスト博士の失踪と強盗の犯人とされてしまう。
 それも当然、老博士ファウストとファウスト邸に現れた若者とが同一人物だなどと、一体誰が想像しよう?



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Theme:映画レビュー | Genre:映画 |
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『フォースタス博士の悲話』感想:★★★☆☆

2013.03.10 Sun




 インターネット上で得られる情報が少なすぎて、いつものように記事トップに書影も情報も引っ張って来られなかった。
 補足のために書いておくと、これは愛育社の叢刊海外文學からの1冊、『フォースタス博士の悲話』。
 著者はマーロウ、翻訳者は細川泉二郞、発行は昭和二十三年(表記は「廿三」年)。
 書影その他は過去に紹介しているので割愛。

 ゲーテ以前のファウストであり、またゲーテのファウスト像に影響を与えたドイツの人形劇に多大な影響を与えた戯曲。
 言うなればゲーテ版ファウストのお祖父さんとでも言えばいいのか。



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『悪魔の話(講談社学術文庫)』感想:★★★☆☆

2013.03.07 Thu


悪魔の話 (講談社学術文庫)

池内 紀 講談社 2013-02-13
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 おどろおどろしいタイトルとは違い、中身は著者の悪魔に関する随筆。
 翻訳者として長く活躍する著者による書き物だけあり、なかなかに面白いのだが……だが、「これ講談社学術文庫で出す内容か?」という疑問がどうにも消えない。
 いつも読んでいる雑誌なり新聞なりの一コーナーに載っていればとても嬉しいけれど、講談社学術文庫として買いたくはなかった。

 まだ別のもう少しライトな文庫レーベルで出してくれれば良かったのに、と書いておきながら私には講談社の中にふさわしいレーベルを思い付けないのだが。
 この『悪魔の話』は以前に一度講談社現代新書から出ているのだが、そのレーベルもちょっと違うかな……。単なる私のイメージだけれど。



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『パラケルススの世界』感想:★★★☆☆

2013.01.16 Wed


パラケルススの世界

種村 季弘 青土社 1996-05
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 既に栄光は過去に過ぎ去り、暮れゆく中世に生を受けたパラケルススの人生を追いながら、同時に彼と同じ時代を生きた人間たちがパラケルススをどう見ていたかにも踏み込んで描いた一冊。
 そのために公的書類のみに依存する伝記とは一風変わった読み物となっている。ただしその分、事実とのズレも生まれているのだろうが。


バルトロ 無知蒙昧な職人めが、あらゆる技術の中でも最高にして、最大、最も有益な医術を貶めるのはお前に似合ったやり口だわい!
伯爵 有益そのもの、医を商売とするやからにはな。
バルトロ 太陽といえども、その成果を照らすのを光栄と思う医術だぞ!
伯爵 そして大地は急いでそのへまを隠してくれるのさ。
(p.65-66 『セビーリャの理髪師』岩波文庫)




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『ファウスト博士』感想:★★★★★

2012.10.22 Mon


ファウスト博士(上) (岩波文庫 赤 434-4)

トーマス・マン 岩波書店 1974-06-17
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 読んだのは、岩波文庫で上・中・下の三分冊になっているもの。2012年の7月に復刊されている。
 だらだらと長い時間をかけてようやっと読み終わった。

 ここまで時間が掛かったのは、この物語がどこもかしこも面白くないからではなく、トーマス・マンの、そして物語中ではゼレヌスが綴る文章が数多の支流を持っており、河岸工事が施された安全で流れが一方の方向にしか流れないシンプルな大河としてではなく、脱線し小さな川となり渦を巻いたかと思えば本流に再会するかの如き、一筋縄とは行かない構造を持っているせいだ。

 確かに音楽家であるアドリアンの伝記との形をとるのだから当然とは言え、延々と語られる音楽論には興味がそそられないし、展開されるドイツ論にも同意しかねるしで、早くアドリアンの物語そのものを綴ってよと思うことも多かったのだが、退屈に思えた一つの場面はずっと後になって続きが語られ、途中には何度も何度も未来(この「伝記」を書いている時点でのゼレヌスには既に「過去」なのだが)に起こる事態を予告する手法のおかげで、何だかんだいいつつも最後まで読み終わることが出来た。

 この脱落を阻止する手腕の上手さは、流石はトーマス・マンと言ったところ。
 ただ登場人物の多さには何ともかんとも。
 元々からして私が固有名詞を覚えるのがとても苦手なのも合わさってサッパリ覚えられず、「おや新顔さんだ、初めまして」と微笑んで手を差し出したら、「いや、僕、既に何度も登場しているんですけど、ご記憶にない?」と返される事態が多々あった。



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DVDオペラ・コレクション26『ファウスト』感想:★★★★☆

2012.10.10 Wed




 ベルリオーズの『ファウスト』に続いて、シャルル・グノーの『ファウスト』を。
 グノーのこちらもゲーテの『ファウスト』を原作としているものの、マルグリート(マルガレーテ)の悲劇で終わる第一部のみを対象としている。
 今回DVD2枚組みに収められているのは、ウィーン国立歌劇場で行われた1985年の公演らしい。
 一緒についてくる薄い冊子には、解説とDVDに収録されているオペラのチャプター毎の説明が付いており、便利。凄まじいネタバレっぷりだが、オペラは最初からストーリーを知った上で楽しむものらしいので、たぶん誰も気にしないのだろう。

 DVDに収録されている公演では、ファウスト(テノール)にフランシスコ・アライサ、メフィストフェレ(バス)にルッジェーロ・ライモンディ、マルグリート(ソプラノ)にガブリエラ・ベニャチコヴァー、ヴァランタン(バリトン)にウォルトン・グレンロースが扮し、そしてグノー版『ファウスト』オリジナルの登場人物シーベル(ソプラノ)にガブリエレ・シーマを配している。

 このズボン役のシーベルが一途で可愛いのなんの。それに何よりメフィストフェレがカッコいい!
 マルグリートを演じるベニャチコヴァーは85年の時点で既に若いとは言いがたいものの、純粋で無垢な印象を纏うことに成功していて、なかなか良い。

 本来は5幕のグノー『ファウスト』ながら、今回収録されているのは「ワルプルギスの夜」を省き3幕に編成したもの。
 幕間に客席が映る上に、合間合間には拍手やブラボーの声が飛び交ったりもするので、いっそのこと自分も客席に座っているつもりになりきるべく、部屋を暗くしてみたところ、これが割と面白い。
 ただし85年の映像なので、画質はそれなり。

 舞台装置は色々と用意されており豪華ながらも私が以前見たベルリオーズの『ファウスト』の「サイロ」の如き大掛かりなものがある訳ではないのだが、ケン・ラッセルの即物的な分かりやすい演出のおかげで気楽に見られる。
 「ワルプルギスの夜」は省略されてしまっているものの、バレエが印象的に使われていて華やかさを添えている。


 ゲーテの原作との違いとして、シーベルが追加されている。彼はマルグリートを一途に思う少年。
 またマルグリートの母親は既に亡くなっている設定になっている。つまり兄ヴァランタンが出征してしまえば、ファウストにとっての障害はゼロになる。
 更に今回の演出として、マルグリートは尼僧に。

 文章が長くなってきたので、ここで折りたたみ。以下はネタバレ注意。



Theme:クラシック | Genre:音楽 |
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劇的物語『ファウストの劫罰』感想:★★★★☆

2012.08.15 Wed


ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」 Op.24(仏語歌詞) [DVD]

カンブルラン ナクソス・ジャパン 2000-08-01
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 ゲーテの『ファウスト』を基にベルリオーズが作曲した劇的物語。オペラではなく劇的物語なのだそうな。
 場面転換が激しいことなどからオペラ形式で上演されることは稀で、コンサート形式で演奏されることの方が多いとのこと。

 私が見たのは1999年8月25日のザルツブルク音楽祭で収録されたシルヴァン・カンブルラン指揮、オルフェオン・ドノスティアラ(合唱団)、テルツ少年合唱団、ベルリン国立歌劇場管弦楽団による上演の録画DVD。
 メインキャストはそれぞれマルガレーテ:ヴェッセリーナ・カサローヴァ、ファウスト:ポール・グローヴズ 、メフィストフェレス:ウィラード・ホワイト、ブランデル(酒場での登場人物):アンドレアス・マッコとなっている。
 音楽祭で収録されている関係で、観客の咳の音やら拍手やらも一緒に録音されている。
 DVD付属の小冊子には日本語訳がないが、本編には日本語字幕付き。ただし誤字が。


 この上演で目を引くのは、何と言っても舞台中央の円柱型の舞台装置。DVDのパッケージ表にもその姿が見える。
 幕が開いていきなりこの物体を見たときは、ファウストが牛乳瓶のようなものを背負っているのも合わさって「サイロかよ」と思ったりしたが、これがなかなかに大活躍。
 このサイロは、黒い骨組みに半透明の膜だか何だかが張られている。中は三階に分かれており、舞台裏と繋がっているようだ。このために、演者の登場方法に選択肢を増やす貢献をもしている。

 しかもこのサイロはなかなかに機能性に優れており、黒いフレームに覆われた一単位だけが窓のように開けたかと思えば、一番下の階の正面が二つに割れてドアのようになったり、はたまたサイロ全体が真っ二つに割れて大きく開いたり云々と自由が利くように作られている。
 しかもサイロに張られている膜は半透明なので通常は中がうっすらと見え、内側の演者を透かし見せているだけなのだが、映像の投影幕にすることも出来る仕組みになっている。
 それも中の人間が全く見えないほどに映像を濃く映し出すことも、中の人間が見える程度に投影することも出来る。後者の場合は映像に加えて内側の人間の動きをも利用することを可能にし、演出の幅を広げている。
 この演目はサイロ様様。



 ゲーテ作の『ファウスト』に感動して作曲されたベルリオーズの『ファウストの劫罰』ではあるが、ゲーテの作品そのままという訳ではない。
 マルガレーテの兄は登場しないし、彼女とファウストの間に子供も生まれない。結末も大きく異なる。

 通常の『ファウストの劫罰』は四部構成だが、今回は三部と四部がまとめて三部扱いされている。
 一応記載しておくと以下、ネタバレ注意。



Theme:オペラ | Genre:音楽 |
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『巨匠とマルガリータ』感想:★★★★★

2012.08.13 Mon


巨匠とマルガリータ

ミハイル・アファナーシエヴィチ ブルガーコフ
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 なにがどう面白いのかと問われると、言葉に詰まってしまう。
 他人に勧めるかと問われれば、きっとしないと思う。この作品はきっと人を選ぶ、少なくとも日本人にとっては馴染みが良いとは言えない。ファウストを始めとする、悪魔との契約物語を知っていた方が楽しいだろう。


 なんて前振りはどうでも良くて、ただ言いたいのは私にはとても面白かったという一点に尽きる。
 本は大きいし重いし、どう持ってもどこかしらが痛かったが、そんなことが気にならないほどに楽しかった。

 けれども作中で起きる出来事と言えば、悪魔の集団が現れては人々を欺き、そして去って行くだけだ。
 登場人物は雑多、しかも慣れないロシア人名は「お前誰だったっけ?」現象を引き起こす。舞台は1930年代のモスクワのはずなのに、挿入される作中劇はなんと、イエスの処刑を描いたものだ。

 自由を奪われ作家としての人生を大きく狂わされたブルガーコフの、ソビエト体制への批判もあちこちに見える。
 が、そんなこと知らなくとも、ただただ面白い。
 ブルガーコフは深い悲しみと傷口を、笑いと滑稽さをまぶして差し出してくれている。二度と立ち直れないほどの大きな打撃を受けても、その生の終わりまで人は歩いていかなければならず、そして生活には必ず笑いが必要なのだから。
 それはかつてのソビエトでも、現在の日本でも、時代も場所も関係なく受け入れなければならない普遍の原理だろう。だからこそ滑稽で、そしてどこか物悲しくて、面白いのだ。



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『マンフレッド』感想:★★★☆☆

2012.07.16 Mon


マンフレッド (岩波文庫)

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 十六世紀を生き、その奇怪な人生と強烈な死に様で、後に長く語られることとなったファウスト博士。
 彼の生と死に関しては数多の噂が囁かれ、事実には立派な尾ひれが付き、そしていつしか彼は物語へと姿を変える。
 民衆本や人形劇として愛され、その中で何度も何度も地獄に叩きつけられ続けた彼の魂が初めて救済されるのには、十八世紀の啓蒙の時代を迎えなくてはならない。

 ファウストが地獄行きになる切っ掛けは、神のみの持ち物である「知恵」を欲したからである。そしてそのために、メフィストフェレスに己の魂を売り飛ばし、結果、神の赦しを信じることが出来なくなり破滅する。
 神の有する知恵の実に手を伸ばしたこと自体が主たる理由ではない。メフィストフェレスとの契約も然り。ただただ彼は、自分の信仰を失ったが故にメフィストフェレスに喰われるのだと、マーロウと民衆本は言う。己の自重に潰されたのだ。
 だからこそ、ゲーテのファウストは最終的に救済されるのだろう。彼とメフィストフェレスとの契約には時間の規定はない。他のファウストとは違い、彼は減りゆく己の命に震えることも、迫り来る約束の期日に怯えることもない。
 恐怖がなければ、心の揺らぎも少ない。絶望して神を呪うことも、恐れに神に再度縋り付こうとし、そんな見苦しい己に失望することもない。よってゲーテのファウスト於いては、メフィストフェレスとの賭けのみが焦点となる。


 ゲーテ以外の手によるファウストたちは、知恵という禁断の実に手を伸ばした己の罪深さによって自滅するのである。メフィストフェレスはその隙間に入り込んだに過ぎない。
 だがゲーテ以外のファウストたちはメフィストフェレスに残忍に殺されてしまうのだ。己が原因で破滅するのに、その処理を悪魔にさせるのである。
 キリスト世界にあっては自殺は重大なるタブーであることを考えれば、自殺するにも他者が必要なのだろう。だからこそメフィストフェレスが、期日の日に彼の前に現れては彼を惨殺する。
 切り裂かれた死体は、神を信じられなくなった悪人には最も相応しい最期の姿であろう。


 ファウストにとって神の持つ知恵の実に手を伸ばす手段も、最後の自死の方法としても、己の力ではなくメフィストフェレスという他者を用いる。
 つまりは最も汚い部分は悪魔に、という訳だ。
 だがそれは、決して褒められる態度ではない。悪魔が生まれた所以の一つは、人間の手で行うにはあまりにも酷い所業を押しつけるためなのだろうが、けれどそれは潔くはない。
 最も見にくい部分をも自分一人で引き受け、そして自重に押しつぶされて一人で死に往く一人完結型のファウストこそが、本書の主人公マンフレッドなのである。

 ……前振りが壮絶に長かったな。続きは折りたたみから。一応書いておくと、ネタバレ注意。



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映画『ファウスト(ソクーロフ監督)』感想:★★★☆☆

2012.06.16 Sat


『ファウスト』パンフレット


 わざわざ見に行ったついでに、感想でも。
 本作品は、2011年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得。

 原作は御存知ゲーテの『ファウスト』。
 冒頭に「ゲーテの『ファウスト』から自由に翻案」とのテロップが出るが、原作の影響をあちこちに見ることが出来て楽しい。
 逆に言えば、ゲーテのこの作品を読んでいないと意味不明状態に陥るようにも思う。突然、人工生命体(ホムンクルス)なんて言われても困るよなぁ。
 ただ、パンフレットでゲーテ『ファウスト』のエッセンスについて分かりやすい説明が行われているので、上映前に目を通して頂ければ宜しいかと。
 このパンフレットには何故か「ファウスト」シナリオ採録が収録されており、日本語字幕の全てとそのシーンの場所、状況説明も少々載っていたりします。
 状況説明が最低限しかないのでこれだけを読んでも足りないだろうが、映画を見た後の復習にはバッチリ。


なぜ、こう臭う? 父は実直な人間だ。でも、それが何になる?(「ファウスト」シナリオ採録より)


 舞台は19世紀初頭。森の中に孤立するように、周囲から己を守るかのように塀を巡らせた中世の面影を残すドイツのある街。
 神学も哲学も、医学すらも学んだファウスト博士は、それでも解けぬ魂の謎に空虚を感じていた。空腹と貧しさに耐えて研究を続けても、空しさは埋まるどころか増えるばかり。
 行き詰まったファウストは弟子ワーグナーに毒ニンジンの入手を頼む。だがそれを呷ったのはファウストではなく、悪魔と噂される高利貸マウリツィウスであった。



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