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『翻訳できない世界のことば』感想:★★★☆☆

2016.06.28 Tue


翻訳できない世界のことば
翻訳できない世界のことばエラ・フランシス・サンダース 前田 まゆみ

創元社 2016-04-11
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 「翻訳できない」とは、原語では一言で表せる内容を英語では一言では表現できない、という意味。言語学的な話では全くなく、作者が己のセンスによって選んだ言葉が集められている。
 そんな訳で、日本語からも4単語が選ばれている。その解説も作者のセンスによるので、実際にどんな単語が選ばれ、どんな説明文が付けられているかは、本書でどうぞ。


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Theme:読んだ本 | Genre:本・雑誌 |
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『キリール文字の誕生 スラヴ文化の礎を作った人たち』感想:★★★★☆

2015.10.28 Wed


キリール文字の誕生―スラヴ文化の礎を作った人たち―
キリール文字の誕生―スラヴ文化の礎を作った人たち―原 求作

ぎょうせい 2014-02-21
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 今でこそ自国の言語を大事になんて言うけれど、過去には優れたご近所さんに憧れて、自国のオリジナル部分を劣ったものと見做して投げ捨てていた時代もあった訳でして。
 日本でもそんなこんなは色々とあったが、国同士が近いが故にヨーロッパ諸国ではその流れが顕著でございました。同じ仕事内容でもフランス人ってだけでお給料が良かったりね。


 そんな今とは全く異なった時代に、粗野なものとしてその国の知識人からは捨て去られた地方諸国の言語に拘る必要に駆られたのは、熾烈な勢力争いをしていたキリスト教各派。
 まだキリスト教化されていないのは、非インテリ層のみ。伸びしろはもうそこしかない。彼らを取り込むために、禁忌を破り彼らの理解出来る言語での教化に踏み切ろうと教会が決めた時、問題となったのは、彼らの言語そのものの制定であった。
 教会各派が火花を散らす時代に、東欧諸国に己の勢力を伸ばすため、正教会が送り込んだのは言語の天才コンスタンティノス(キリール)とその兄メトディオス(メフォージイ)。
 東欧諸国の、また教会各派のパワーゲームに巻き込まれ、敵味方が目まぐるしく入れ替わる中、決して一枚岩とも呼べない各国やキリスト教各派に振り回されながらも、己の仕事を成し遂げんと努力した二人の物語。そして現在のキリル文字へと繋がる物語。



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『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』感想:★★★★☆

2014.12.24 Wed

言語が違えば、世界も違って見えるわけ
言語が違えば、世界も違って見えるわけガイ ドイッチャー 椋田 直子

インターシフト 2012-11-20
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 サクサク読めて面白いけれど、タイトルが示すほどに劇的な結論に到達するわけではない。
 まぁ確かに母国語が違うだけで世界が劇的に違って見えるのならば、世界の東西を越えた交流とか難易度半端ないことになってしまうものね。と、そんなわけで割と常識的な結着に落ち着くのが本書の良いところでもあり、ややガッカリするところでもある。


 ホメロスの描く世界には、色が極端に少ない。彼は空の青さを誉め称えることは一度もないし、海と羊は同じくすみれ色である。
 そう気が付いたのは、ホメロスの熱心な研究社であったグラッドストン。彼はその謎に頭を悩ませる。ホメロスほどの優秀な詩人が、色についてこんな不可解な表現を残しているのはどうしてなのか。
 最初の仮説は、ホメロスは色弱だったというもの。だがもしそうならばホメロスの色彩感覚は一般的な感性とはズレることとなり、彼に対する違和感が同世代人から発せられるはずだ。しかしそうはなっていない。
 ならば色弱なのは彼だけではなく、当時の人たち全員がそうだったのではないか。
 グラッドストンの大胆な仮説は、最初は歯牙にも掛けられなかった。だが時代が下ってから、彼の説は再度発見され、そしてダーウィンの提唱した進化説の流れに乗って主流へと浮かび上がる。


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『わたしの外国語学習法』感想:★★★☆☆

2014.10.05 Sun


わたしの外国語学習法 (ちくま学芸文庫)

ロンブ カトー 筑摩書房 2000-03
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 作者のロンブ・カトーは、16もの言語を身に付けた外国語学習のエキスパート。その彼女が「先生」ではなく「生徒」の立場で、今までの自分の学習法を振り返り、他の人にも参考にして貰うべく書いたのがこの一冊。
 その中には日本語も含まれており、そのため偶に日本語の話も登場する。
 末尾で第二次大戦に敗戦後、日本人の中に日本語を捨てようと言い出す者が現れたことに関してまるで「腹切り」と比喩しているのに一瞬隔世の感を覚えたが、しかし、幼児の頃から英語漬けにするのを是とする現在もまた同じ状況のようにも思える。


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『不実な美女か貞淑な醜女か』感想:★★★★★

2014.10.04 Sat


不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)

米原 万里 新潮社 1997-12-24
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 1997年に新潮文庫入り、初出は徳間書店で1994年の作品ながら、今でも人気を誇る一冊。その前評判の通りにとても面白かった。

 タイトルの「不実な美女か貞淑な醜女か」とは、翻訳文のこと。原文に忠実を誓えば日本語としては不自然な代物に、美しい日本語にしようとすれば少なくとも原文の一部に背くことになる。そのことを表した一文なのである。
 当然ながら貞淑な美女が望ましいのは言うことは無い。けれども英語を含むヨーロッパ言語と日本語との距離は遠く、大抵の場合においてどうしようもない。
 だがその「どうしようもない」事情なぞ通訳を頼む側にはどうでも良いこと。成らぬ事を成し、異なる言語を一致させる無理を通してこそ通訳。
 そんな通訳の悲喜劇をユーモラスに、かつ通訳という仕事への愛情を込めて語ったのが本書。


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『ロシア語のかたち《新版》』感想:★★★☆☆

2013.11.03 Sun

ロシア語のかたち《新版》

黒田龍之助 白水社 2013-09-20
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 海外旅行者向けによく使う言い回しを集めた本は数在れど、その言葉の最も根本的なところを説明してくれる本はあまりない。
 白水社によるこの「○○語のかたち」シリーズは、文字の形と音を知ることをテーマにしたシリーズ。
 シリーズの他の本のことは知らないが、ロシア語は特に音を重視する言語と評されているだけに、この一冊で大体の綴りは読めるようになる……ハズ。



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